私が、転職を決めて次の病院へ動くまでには半年ほどかかりました。

はじめは、緩和ケア病棟で看護をしたいと思っていただけで、実際にどうやって転職をするのかまったく情報収集をしていませんでした。

その頃は、私が住むエリアから通える範囲の緩和ケア病院も数えるほどしかなかったので、そのうちのどこかに行ければいいな、という程度でした。

しかし、転職したいと師長に打ち明けた時に、私がいかに漠然とした考えしかないということを思い知らされました。

もっと、転職先を具体化する為に、どんな病院や病棟か、また給料や休みのことなど、事細かに調べる必要があることに気付きました。

フルタイムで病棟勤務をしながらプリセプティを育てたり,委員会業務など山ほどしなくてはならないことがあったため、なかなか転職に向けての準備に集中することができませんでした。

そこで、そんな私を見かねた同僚が転職サイトを紹介してくれ、そこにお願いして色々とサポートして頂きました。

電話やメールの相談から面談もしてもらい、いくつか病院を見学に行ったりしました。

また、偶然にも知り合いの友人が緩和ケア病棟で働いていたので話を聞く機会があり、少し内部のことを知れたのが一番良かったです。

やはり同業者の人脈は大事だな、とつくづく思いました。

そうこうして、やっと転職先が決まり、勤めていた病院からも退職のお許しをもらえ、新たなスタートとなりました。

本当のところを言うと、転職先が決まったのは早かったのですが、退職するのが大変でした。

というのも、上司の引き止めがすごかったのです。

私の場合は、師長と3回程話をしてやっとのことで外科の統括師長に話をしてもらえ、その後、統括師長と2回面談、そして最後の最後に、看護部長と副部長との面談を経ての退職となりました。

こんなに退職するのにパワーがいるのかと言うぐらい、精神的にも疲労困ぱいで、もう二度とこんな思いはしたくないと思いました。

今となっては、いい社会勉強になったと前向きに考えていますが、このような経緯で私の初めての転職は無事に終えたのでした。