治験コーディネーター(CRC)とは

どんな資格?

治験コーディネーター(CRC)とは、臨床研究コーディネーターという別名があるように、臨床研究・開発に関わるための資格です。

臨床研究とは、患者さんに協力してもらい、病気の中で未解明の部分を調べたり、病気の予防、診断、治療の改善のために行う研究のことです。

具体的には、病気を持たない健康な身体の人と実際に薬を必要とする病気を持った身体の人など、条件の違う患者さんを集めて投薬などを行い、新薬の効果を確認するのが主な仕事です。

新薬ではなく、医療器械の場合もあって、新しい治療法を見つけ、その効果を確認するのが仕事です。治験において患者さんの人権を守るために新GCPという国際基準があり、治験コーディネーターは新GCPを守って治験を行うための資格になります。

認定先

CRCの認定先は主に2つに分かれています。

1つめは日本SMO協会が認定する公認CEC制度に基づいて資格を取得し、日本SMO協会に所属して働く場合です。

2つめは既に看護師や薬剤師の資格を得て働いている人がCRCの仕事を行うために資格を取得する場合で、日本臨床病理学会、SMOネットワーク協同組合、SoCRA Japanなどが認定先になります。

資格保有者数

CRCは国家資格ではないため、正確な資格保有者数が把握しにくくなっています。民間資格であり、認定する団体が複数あることも理由のひとつです。

最も影響力を持つのが日本SMO協会が認定する場合で、実際に日本SMO協会認定のCRC資格を持つ人が圧倒的に多くなっています。

難易度・合格率

治験コーディネーターの難易度・合格率は地域や認定団体、就職先の企業によって変動していて、年齢によっても大分異なっています。

最も合格率が高いのは、20代後半から30代前半の保健師となっています。平均すると書類の段階で50パーセント、面接の段階で40パーセントくらいの合格率となります。東京などの人口の多い地域では、比較的難易度が落ちます。

CRCの資格を活かせる職場

CRCの資格が活かせる職場は、基本的に提携している医療機関、もしくは企業となります。特に新薬を開発する製薬会社において、なくてはならない存在となっています。

CRCの将来性

治験コーディネーターの将来性は大変高く、年々需要が伸びているのが特徴となっています。そのため国の方でCRCの育成プロジェクトを組んでおり、CRCの育成を推進しています。

今後の高齢化社会が問題視され、高度な医療が求められているため、地検の必要性が増しているからです。必要な実務経験を積むための場所を積極的に提供していることからも伺える事情です。

CRCのお給料事情

治験コーディネーター(CRC)の給料は、平均年収が400万円から500万円となっています。

地方によって変動があり、東京などの大都市はこれを上回り、逆に人口の少ない大都市は相場を50万円ほど下回るケースもあります。役職を得た場合はもう少し高くなります。

CRCになるには《資格取得方法》

受験資格

受験資格は、認定団体ごとに異なり、最も有力な日本SMO協会の公認試験の場合は、日本SMO協会が定める導入教育研修を修了していること、そして、修了証を取得していることが前提となります。

修了日から2年以上実務経験を積んで、継続教育の基準に適合すれば晴れて受験資格を取得できます。

審査方法・試験内容

審査方法・試験内容は、認定団体ごとに異なりますが、基本的にどこも筆記試験によって資格認定を行います。受験資格に実務経験を求めているため、実技試験は必要ないと判断されているからです。

受験日程

受験日程は、日本SMO協会の公認試験の場合、2013年(第9回)の試験日は、2013年10月20日(日)となっていました。試験は年に1回だけ、一度資格を取得しても5年ごとに更新試験を受けなくてはなりません。

費用・会場

費用・会場は、日本SMO協会の公認試験の場合、東京、大阪、福岡、北海道の4か所の会場で実施されています。

問い合わせ先

治験コーディネーター(CRC)の問い合わせ先は、日本SMO協会事務局、もしくは日本SMO協会のホームページからメールフォームで問い合わせできます。