健診食生活改善指導士とは

どんな資格?

日本人間ドック学会では、特定保健指導の時に適切な指導を行うことができる人を養成するために「人間ドック健診食生活改善指導士」の資格を創設しています。

研修を受けることで、厚生労働省が定める食生活改善指導に関する専門的な知識や技術を持った人として認定されます。すなわち、健康になるためは、食生活についてどのようなことに気を付ければ良いのかということをよく知っている人ということになります。

通称「人間ドック食生活アドバイザー」とも言いますが、この呼び方がその仕事の意味を端的に説明していると言えるでしょう。

認定先 公益社団法人日本人間ドック学会が特定保健指導のレベルアップのために創設
資格保有者数 研修会などを受けてその資格が認定。この資格は最近できた資格ですが、2013年度末までに7回認定のための研修会を開催して937人を認定しています。その内訳は、看護師706人、栄養士89人、准看護師71人、その他71人です。
難易度・合格率 認定のための研修会は4日間で全てのプログラムを終えます。時間にして31.5時間。研修会が終了後に認定証が発行されます。試験に合格することで得る資格ということではないようです。

健診食生活改善指導士の資格を活かせる職場

健診食生活改善指導士は、特定保健指導の時に食生活についてのアドバイスをします。従って、人間ドックや特定健康診査を行っている病院においては、研修によって得た知識を元にして適切なアドバイスをするなどこの資格を活かすことができます。

そのため、人間ドックを行っている健診センターでの需要が高まっています。

健診食生活改善指導士の将来性

最近は国民に特定健康診断を行うことを呼びかけ、その後特定保健指導を行うなど政策として病気を予防する意識が高くなってきています。食生活を改善することで病気の予防をすることを考えた時に、適切な指導ができる健診食生活改善指導士はこれから大切となってくるでしょう。

健診食生活改善指導士の資格取得者のお給料事情

健診食生活改善指導士の資格を取ればスキルアップができますし、健康な生活を送るためにより的確なアドバイスもできるようになるでしょう。

もし、給与にこの資格を反映させて平均の給与よりもアップさせる職場があるのなら、給与の面でも有利になるのかもしれません。

健診食生活改善指導士の資格取得のポイント

受験資格 健診食生活改善指導士の資格は、試験を受けて取得するものではなくて研修を受けて認定されるものです。認定の対象者は、看護師・栄養士・歯科医師・薬剤師・助産師・准看護師・歯科衛生士です。
審査方法・試験内容 4日間31.5時間の研修で全てのプログラムを受講することで認定されるため、試験内容や審査方法は関係ありません。また、この資格については更新する必要はありません。研修会を終えた人は、厚生労働省が定める食生活改善指導に関してのプロフェッショナルと認定されるのです。
受験日程 健診食生活改善指導士を認定するための研修会ですが、最近だと2015年1月30日(金)~31日(土)に行われます。10月6日から申し込みが始まります。
費用・会場 研修の受講料については、日本人間ドック学会の会員については40000円、その他の人については45000円です。

次に行われる研修は、東京都の東京ファッションタウンビルの研修室906で行われるようです。人間ドック学会のホームページなどで確認すると良いでしょう。

すでに資格を持った人がさらにスキルを上げるためのブラッシュアップ研修会もありますので、間違えないように注意しましょう。

問い合わせ先 日本人間ドック学会に問い合わせをします。ホームページ上からメールで問い合わせをすいることができます。
詳細な情報がわかるURL http://www.ningen-dock.jp/