■20代女性

大学病院の看護師として3年勤務して、その後産業看護師となりました。病院勤務の時は、救急指定病院だったこともあり、24時間常に患者さんを受け入れていたので、非常に忙しく、いくら働いても足りないといった状況でした。

ある時、父の知り合いの方から「今勤めている産業看護師の方が退職して欠員が出るので、そこに勤務してみないか」というお話を頂きました。病院とは全く違う環境で働くことは非常に不安でしたが、今までの看護師経験を活かすことができるならと思い、産業看護師となりました。

主な業務は社員の健康データ管理、時間内に体調が悪くなった従業員への対応、健康相談、社内に向けて健康情報の発信などです。自分のペースで仕事ができ、残業もほとんどなく、夜勤もありません。

患者さんではなく、従業員の方が相手になるので、色々な話ができ視野も広がります。企業と同じく土日に休みもとれるので、従業員の方々との交流も増えました。皆さん気軽に声を掛けてくださるのがとてもうれしく、楽しく勤務しています。

私の場合給与面では、大きな差はありませんでした。病院勤務の忙しさに比べたら、肉体的にも精神的にも余裕ができたのが一番大きいです。体の健康だけでなく、メンタル面の相談もあるので、今は心理カウンセラーの資格を取得しようと勉強中です。


■30代女性

看護師という仕事が好きだったので結婚後も仕事を続け、出産後、日勤のみで現場復帰しました、保育所の空きが出るまで、近くに住む自分の両親が子供の面倒を見てくれたので安心して勤務できました。

しかし、保育所に預けるようになって、子供が急に熱を出したり、急病になったりすると、お迎えの呼び出しがあったり、急に休まなければならないことが多くなりました。その度同僚たちは「子供の急病は仕方ないから気にしないで」と言ってくれるのですが、何となく気が引けてしまっていたのです。

看護師という仕事は続けたいけど、同僚に迷惑を掛けたくないという思いから、看護師としてもっと違った働き方があるのでは?と思い、産業看護師の分野で仕事を探すことにしました。

現在は、週3日非常勤で産業看護師として勤務しています。収入面ではかなりダウンしましたが、時間にはかなり余裕ができたので、子供と接する時間が多くなりました。また従業員の方々と接する時間も多くあるので、コミュニケーションが取りやすく、こちらから声を掛けることも多くあります。

今まで看護師は病院で勤務するものと思っていました。視点を変えてみると、産業看護師の仕事もとてもやりがいがあります。これからも家庭を両立しながら頑張っていこうと思います。


■40代女性

出産を機に看護師を辞めて、子育てに専念してきましたが、子供も手が掛からなくなったこともあり、また看護師として働きたいと思い求人を探していました。私の性格では家庭と仕事の両立が難しいと思ったので、家族に負担の掛からない求人を探していたところ、今の職場を見つけました。

依頼された企業へ出向き集団検診をする企業です。業務内容は、血圧測定、採血、心電図などでした。病院勤務と違い、毎回違った企業に行くので新鮮味がありましたし、健康な人が相手なので、精神的にもかなり楽でした。

その日予定されている企業の健診が終了すれば本日の業務も終了となるので、勤務時間は様々ですが、早ければ午前中、遅くても18:00には帰宅できています。

それから、健診は事前に予定が組まれているので、子供の学校行事などで休みを取らなければならない時も助かっています。企業には数名の看護師が行きますし、業務内容も比較的簡単なことばかりなので、急な休みの場合も柔軟に対応しています。

同年代で私と同じような立場の方が多いので、大変な時はお互い様という気持ちが強いです。また話の話題も似てるので、コミュニケーションもよく取れます。主人や同居の愚痴をこぼしたりもするので、ストレス発散になったりします。夜勤も時間外勤務もないので、収入面では病院勤務より落ちますが、時間と気持ちに余裕ができ、楽しく仕事ができるのでこれからも続けていこうと思います。