産業看護師のスキルアップ関連資格

産業看護師として仕事をしていると、カウンセラー関連の資格などに必要な資質も身につきます。

これから紹介する産業看護師のスキルアップ資格は、産業看護師になるにはで解説していますが、採用に際してあらかじめ取得しておくと有利になる資格でもありますが、採用後、必要に応じて勉強し、取得する人もいるような資格になっています。

働く企業によっては、地域の産業保健推進センターにおいて、必要な研修、セミナーを受講できるようになっています。

登録産業看護師

産業看護師の関連資格としては、登録産業看護師が代表的です。企業において産業看護の実務経験を2年以上積んでおくことが受験資格のひとつで、2年以上働いていれば資格を満たせます。

加えて第一種衛生管理者の資格を取得すれば受験資格が満たされます。あとは、専門教育課程である産業看護講座Nコース、産業看護講座基礎コースを修了し、登録することで資格を取得できます。資格試験はなく、教育課程を修了したと証明することで取得できるタイプです。

産業看護師や産業保健師として企業で働き続けるには、キャリアプランを考えれば取得しておいて損はありません。もちろん資格を取得しなくても一般企業で働くことは可能ですから、専門性を高めてより企業の役に立ちたい人がスキルアップを兼ねて取得します。

衛生管理者

登録産業看護師の資格の関連資格として、衛生管理者という国家資格があります。受験資格の中で、保健師、薬剤師は無試験で免許が与えられ、看護師は実務経験を一定以上積むことで受験資格を満たします。

合格率は第一種が5割から6割弱、第二種が6割から7割弱となっています。あまり高くありませんが、地道な勉強で合格できる圏内です。

産業カウンセラー

産業カウンセラーとは、企業で働く従業員が仕事で心の病気を抱えることがないように、カウンセリングや相談、アドバイスを行う仕事です。

カウンセラー兼看護師であれば、なおさら話しやすく、負担をかけずに会話しやすくなります。精神的な負担を和らげることで、従業員の士気を高めて、会社の収益を上げることに繋がっていくため、かなり重要な仕事となっています。

産業カウンセラーには初級中級上級とあり、日本産業カウンセラー協会の養成講座を受けていることが条件となります。夜間コースや土日コースで受講することもできます。試験は学科試験と実技試験とで構成されています。

心理カウンセラー

心理カウンセラー(相談員)も類似するカウンセラーの資格のひとつで、産業カウンセラーと違い企業専門ではありません。

メンタルヘルスケア、ストレス耐性への援助、リラクゼーション指導、職場の雰囲気作りに貢献するのが役割です。

受講資格は、看護師の場合、健康に関する面接、相談の実務経験を1年以上積んでいることです。中央労働災害防止協会の心理相談専門研修を受講し、登録すれば取得できます。

産業看護師になると身につくスキル

パソコンスキル

さらに、産業看護師として働く中で、パソコンスキルを高める事も出来ます。ほとんどの企業においては従業員の健康管理情報をパソコンで管理していますから、必須のスキルであり、最低限パソコンを扱えることが採用条件となります。

基本的にWordとExcel操作が出来ればよいでしょう。あとは採用後に必要に応じて操作方法を覚えていけばよく、働いていくうちに身につくスキルのひとつとなっていきます。

責任感と行動力

一般企業内の医務室は基本的にひとり、もしくはごく少数での勤務となります。

よって、従業員の健康を預かるのは自分ひとり、産業医を含めて医務室の極少数のメンバーのみという責任重大な状態が続くため、自分だけで行動する責任感と実行力、行動力が身についていきます。

思考力と予測力

自分で考えて決めて実行することを迫れてきますから、思考力や予測力も身についていくことでしょう。今従業員の状態がどのようになっているのか考え、予測して対応していかなくてはならないからです。

採用される企業によって違いますが、従業員のいない夜間は仕事がなく、夜勤がないため、その分の負担は減らしてもらえます。その分、従業員とのコミュニケーションは重要となっており、会話内容や従業員の様子から健康状態を探るスキルが自然と身についていくことでしょう。