産業看護師に転職をするメリット

夜勤や残業がほとんどない

産業看護師へ転職をする最大のメリットは夜勤や残業がほとんどないこと、つまり勤務が規則的に行われ、生活サイクルが乱れないことです。

企業によって多少違うものの、一般企業であれば夜まで仕事をしている従業員がいないため、医務室で働く看護師も同じく、夜勤の必要はまずなく、残業の必要もありません。

病院勤務では3交代制や2交代制を敷いていて、夜勤や準夜勤によって生活サイクルが乱れ、体調を崩しやすいのがデメリットになる場合がありますが、企業で働くとその逆になります。勤務時間が規則的になることで、体力的にきつかった看護師の仕事がかなり楽になります。

休みが安定している

働く企業の休業日はきっちりと休みを取れますから、病院勤務のような不規則な休みにならないという点もメリットです。

働く時間と休みが安定していて、規則的であること、あらかじめ休みになる日が分かっていることは働きやすい環境と言えます。

体力的な負担が少ない

仕事内容が体力的に楽であることも産業看護師のメリットです。病院で働く場合には、体力的な理由で転職や離職に繋がる方もいますが、企業で働く上で体力的に厳しい仕事はまずありません。

勤務時間の規則正しさと相まって、体力的に厳しい年齢の方は勿論、それほど体力に自信がない方にも働きやすい環境になっています。

給料面のメリット

企業へ転職することそのものがキャリアアップに繋がり、収入を上げていくことに繋がります。具体的に言えば、病院で働く場合の平均年収は約470万円、一方企業で働く場合の平均年収は約500万円、場合によってはもっと上がることもあります。

さらに言えば、確実に収入を増やしたいのなら、柔軟性があり、先を見据えて昇給制度を充実させている企業が狙い目です。

産業看護師に転職をするデメリット

企業で働く事による環境の変化

一方、産業看護師へ転職する事による最大のデメリットは、企業で働く事による環境の変化です。

病院をはじめとする医療機関では、最低でも10人程度、多ければ100人単位の看護師が同じ職場で働いています。同時に医師や技師と言った医療従事者が他にもいて、医療分野における責任と重圧を分散して背負っている環境です。

それが企業へ転職した場合は、1名から数名での勤務となるため、責任と重圧が重くのしかかってきます。企業によって産業医、産業看護師の数は異なりますが、医療チームの一員としてではなく、企業に勤めている従業員の健康をほぼ単独で預かると考えておいた方が良いかもしれません。

この環境の変化に適応する事が出来るか否かによって、企業への転職が成功するかどうかも決まります。

成功しても転職当初に感じる環境の激変によって、大なり小なりストレスを感じるのはデメリットと言えます。逆に言えば少数で静かに働きたい人にとってはメリットに繋がりますから、環境の変化に上手く適応できることが成功の秘訣となります。

医療機関への転職が難しくなる

もうひとつ、環境の変化からくるデメリットがあります。それは一度企業と言う環境に慣れてしまった場合、再び医療機関へ戻ることが難しくなってしまう点にあります。

企業という現場は特殊で、医療機関も特殊であるため、精神的にも技術的にもどちらかに慣れれば再び転職することは難しくなってしまうというデメリットが存在しています。