臨床開発の分野ではありますが、医療にかかわることから看護師としての経験は大いに役立ちます。そのため、医療機関からの転職者も積極的に受け入れています。

募集は基本的に、時期を問わず行われています。CROにおいては特に、未経験者にも広く門戸を開いています。募集時期としては9月から翌年の3月頃、秋から冬にかけてやや多めになっています。

特に若い世代の人材は、大いに歓迎されています。治験に関して各所との調整役として役割を果たさなければならないことから各地を飛び回る出張の仕事も少なからずあり、それが苦にならないといった人に適していますが体力面につらさがあるとなると厳しいかもしれません。

給料に関しては、勤務先によって収入には大きな幅があり、恵まれた待遇が用意されている職場ですと年収にして1000万円から1200万円程度といった事例もあります。看護師の資格を活かして就くことのできる仕事では、これ以上ないといった勤務条件が提示される場合もあります。

CRAとしての経験や実績があれば、かなりの高給を期待することのできる可能性はあります。ただ入職して間もないうちは良くても年収にして300万円から400万円程度であり、医療機関で勤務する場合の平均年収と同程度かもう少し低いといった水準になります。

医療現場で勤務していた経験そのものは、CRAとしての経験に考慮することができません。未経験者については30歳前後を過ぎると採用のハードルが上がり、できるだけ早い時期から経験を積んでいく必要があるのです。

入社した後にはパソコンスキルのほかビジネスマナーなど、仕事をしていく上で最低限必要とされるスキルについて学ぶ研修があります。この期間中は、少ないながらも給料が支給されます。

CRA(臨床開発モニター)として採用されるには

応募のタイミング

夏場に関しては転職者が少なくなる傾向にあり、この時期に競争率も低くなりがちです。ただ、募集元の状況によっても変動しやすいところです。

また、一括での大量採用が行われるような場合ですと大幅に下がり、1倍以下となって応募した全員が採用されるケースもあります。一方タイミングが悪ければ、10倍を超えるような激戦になってしまうこともあります。

募集先が何かしらのプロジェクトを企画しているようなときには、大口の募集を見込むことができます。将来へ向けて人材を確保しておこうといったことであれば、採用率の上昇につながります。

アピールできるスキル

看護師をはじめとした医療系の資格を持っていることは大前提であり、全体で占める割合としては薬剤師がもっとも多くなっています。そのほか、理系の大学や大学院を卒業していることも採用条件のひとつとされていることがあります。

●パソコンスキル
最低限、エクセルとワードを使うことができれば問題はありません。その上で職場においてもパソコン研修が実施されているほか、パソコン講座について紹介を受けることができる場合もあります。

●英語力
最近は、外資系の製薬会社なども多くなってきています。そこで採用基準として、TOEICのスコアが評価の対象になっている場合も多くあります。

志望動機や自己PRのポイント

応募先を選んだ理由に加えて、臨床開発業界において働きたい理由、その中でCRAという職種を選んだ理由についてもふれるようにします。そのほかの職種にも共通するような内容ですと、書類選考の段階で漏れてしまう可能性もあります。

看護師としての経験や新しい分野で頑張りたいというやる気をアピールしていきましょう。