訪問看護師になるための流れ

  1. 看護師資格の取得
  2. 看護学校なり看護学部のある大学を卒業して、看護師の国家資格を受験し、看護師の資格を取得します。

  3. 臨床経験を積む
  4. 次に、看護師として臨床経験を何年か積むために、病院やクリニックなど、臨床経験を得やすい職場に就職しましょう。病院やクリニックによっては、訪問看護師を行う部署がある場合もありますから、就職活動の段階でそうした病院に就職先を選んでおくのも手段のうちです。

  5. 念願の訪問看護師へ
  6. 訪問看護師になるために異動願いを出したり、訪問看護ステーションへの転職活動を行います。出来れば3年から5年くらいの経験を積んでからが好ましいです。

訪問看護ステーションの採用条件

訪問看護ステーションによって採用条件が異なり、大抵は臨床経験を数年くらいで構いませんが、極端なところだと10年くらいの臨床経験を要求してくる場合があります。

よって、新卒の看護師や経験の浅い看護師よりも、現役で働いていて転職希望の看護師、もしくは出産や子育てがきっかけで離職した潜在看護師の方が有利と言うことになります。特に長い臨床経験を要求してくるタイプの職場では、ブランクがあっても経験者を優先的に採用する傾向にあります。

ただし、臨床経験を条件に入れず、看護師資格のみを条件にしているところも多数見られ、未経験者を全く採用しないわけではありません。未経験の新卒者や経験の浅い人を採用し、訪問看護ステーションでの研修や先輩の指導を受けて、立派に訪問看護師の仕事をこなしている人は大勢いるからです。

臨床経験に不安のある方は、経験の浅い人材を積極的に雇用している訪問看護ステーションが身近にないか探してみましょう。採用後に不安があっても、大抵は仕事をこなすうちに薄れていき、自信をつけていけることでしょう。

訪問看護師に求められる能力

訪問看護師に求められる能力には、利用者の状態を汲み取り、医師へ伝えるという自立支援の働きがあります。

ひとりで訪問看護を行うこともありますから、事前に担当医と相談し、準備を整えておく計画性が求められます。訪問先で不測の事態が起きた場合の判断力、指導力も必要です。全体的に洞察力、対応力、看護知識の豊富さが必要となっています。

現在のところ年齢制限などはありません。ただし臨床経験を求める場合は、事実上年齢制限を課しているようなものだと言えます。

訪問看護師の男性事情

看護業界において男女比はまだまだ女性が多く、圧倒的に女性有利なのが現状です。その中で男性が進出しやすいのが訪問看護師です。

訪問看護師の仕事には体位変換など、利用者の身体を支え、動かすという大変筋力と体力、持久力が必要なものが多いからです。そのために筋力で勝る男性にとって入り込みやすいのが訪問看護師という仕事です。

まれに利用者の側で男性看護師を嫌がるケースはありますが、現実問題として男性の方が仕事がしやすく、そうした偏見は無くなりつつあります。

訪問看護認定看護師

訪問看護師という名前の資格はなく、近いものに認定看護師の中の訪問看護という分野があります。訪問看護ステーションに所属すると、この訪問看護認定看護師の資格を取得するための支援事業を受けることができ、看護師全体の質の向上に貢献できます。

この資格は、仕事のために絶対に必要な資格ではなく、有った方が良いという分類の資格になります。

資格を得るための条件は、看護師、保健師、助産師のどれかの資格を持ち、臨床経験が5年以上ある上で、その中に訪問看護の仕事を3年以上重ねていることです。そして日本看護協会が認定する教育課程もしくは認定看護師の教育課程を半年以上、600時間以上終了していることで取得できます。

認定看護師として働くうちに、認定看護師の資格を満たす場合があり、職場側から勧められて取得することが多いようです。