プールは、水の事故といったリスクを常に考えなければならない場所です。万が一の事態に備えて医療関係者も常駐するわけですが、基本的に医師ではなく看護師を配置している場合が多くなっています。

プールの形態としては、市町村で運営されている公営のもの、あるいはレジャー施設に設けられているものもあります。

また、近年は高齢者向けの福祉施設においても運動スペースとしてプールリハビリなどを行う目的でプールが設置されている場合もあります。

こういった各種プールでは救護室などを設け、事故を防ぐために看護師が待機していることがあります。

プールの救護室で働く看護師の仕事内容

水場という空間においては予期しない事態が発生する可能性を常に考える必要があり、事故に加えて突発的なケガや病気が生じる危険も増します。

そういったリスクに備えて看護師が待機していることによって、利用者の安心も確保されることになります。

医務室において常駐している人員は1人から2人程度という体制であり、不測の事態があればライフセイバーといった職員とも連携して場を取り仕切っていかなければなりません。

ケガへの対応

プールサイトは滑りやすく、転びやすい環境でもあります。打撲や捻挫などといった軽度のケガは多く、その処置がかなりの頻度となります。

炎天下での体調不良への対応

夏場がシーズンになりますから炎天下で熱中症や脱水症状、プール熱などへの対応を求められる場面が多くなります。

プールという場所では毎日のように対応する必要のある症例ですから、処置をいつでも行うことができるように準備しておかなければなりません。

感染症への対策

たくさんの人が利用するためになんらかの感染症を持っている人がいる可能性もあり、予防目的で消毒スペースが設けられています。看護師も利用することが前提となっていて、利用者へ向けては消毒に関するアドバイスも行います。

プールで起こる可能性がある事故

子どもに多い水の事故

プールの利用者もその中で事故が発生している割合についても、やはり子どもが多くなっています。

子ども向けのプールには水が浅く張られているものの、実際に起こっている事故の事例ではごく浅い水深の場所であっても生命の危険にさらされているケースが少なくありません。

増加する高齢者の事故

社会の高齢化が進展するとともに高齢者による利用も増加傾向にあり、足腰へ負担をかけることなく気軽な運動不足の解消手段となり得ることで病院や健診の場においても推奨されています。

ただ、やはり急な発作などが起こる危険は無視することができません。

プールの救護室で働く看護師の求人傾向

求人は夏場に集中している傾向があり、そのほとんどは短期や単発といった非常勤アルバイトの募集です。屋内の温水プールなどですと、求人件数は少ないものの常勤職員として採用される可能性もあります。

雇用期間は、大抵は1ヶ月から3ヶ月程度といった期間を勤務する中短期の雇用であり、学校が夏休みに入って利用する人が多くなるなどの時期と合わせて一時的に増員して体制を整えるということになります。

求人元が民間の施設であれば、運営にあたっている企業などが募集しています。市営プールなどの場合は、シーズンを前に自治体によって採用活動が行われているケースもあります。

●給与について
時給の標準額は2,000円前後になっていて比較すると都市部がより高額であり最高で2,500円程度、最低でも1,300円程度といったようになっています。

地方になると最高で2,000円程度、最低では800円程度というケースもあり地域による差はかなり大きなものになっています。