群馬大学の健康支援総合センターは、学生および職員の健康をサポートするための医療機関として運営されています。

健康支援総合センターの本部は荒牧キャンパスにあり、昭和キャンパスとも近い位置にあるためこちらを利用できます。場所は正門から入って本部管理棟と社会情報学部の間の道をまっすぐ進んで、右手にある建物になります。

桐生キャンパスや太田キャンパスに所属しているのなら、工学部保健室が利用できます。保健室は工学部1号館1階、正面玄関から入って奥のトイレ向かいにあります。

所属しているのは医師、臨床心理士、看護師です。

群馬大学は北関東の教育の拠点ですから、群馬県外出身者が多数を占めており、遠方から通う学生の負担を和らげる役目を持っています。大学の医務室というよりは医療機関であり、実際に病院や医院などの医療機関と同じ機能があります。

所属する医師は内科、精神科、整形外科、産婦人科などで、専門でなくても健康相談を受け付けています。一般内科は月曜日から金曜日まで、婦人科は月に1度相談を受け付けています。

健康相談室は原則予約制となっています。内科医や火曜日と金曜日、精神科医は月曜日と水曜日に健康相談があります。特に精神科に関しては医師だけでなく、専門である臨床心理士がいて、とても頼もしい環境にあります。

どうしても専門外であったりした場合、もしくは対応しきれない場合は、群馬大学医学部付属病院との連携、移送を行います。群馬大学では開学研修や海外留学の機会があるため、事前に注意点を教えてくれたり、予防接種の必要性について学ぶことができます。

群馬大学の健康支援総合センターの看護師募集実績

群馬大学での職員の募集時期は、一般事務職員と技術職員が毎年4月です。看護師は技術職員に分類されますが、キャンパスの整備を行う一般の技術職員と違い、看護師の欠員が出るたびに募集されます。

群馬大学に看護師として採用されるには

群馬大学の健康支援総合センターでは、カウンセリングに力を入れているため、カウンセリング関係の資格を取得していると有利です。

また、大学の保健室というよりは小規模な病院に近いため、病院での臨床経験が有利に働きます。

群馬大学の基本データ

群馬大学は1873年に創立され、1949年に設置された国立大学です。本部は群馬県前橋市荒牧町4-2にあります。1873年に前身となる群馬師範学校が創立され、1949年に新制群馬大学となります。

学部の創設と廃止、名称の改称を繰り返していて、最近では2013年に工学部から理工学部へ改組しています。

キャンパスは本部のある荒牧キャンパス、昭和キャンパス、桐生キャンパス、太田キャンパスの4つです。

荒牧キャンパスは教育学部、社会情報学部があり、昭和キャンパスは医学部および医学部附属病院があり、桐生キャンパスおよび太田キャンパスは工学部があります。学部は教育学部、社会情報学部、医学部、理工学部の4学部で構成されています。

学部学生は5,154名、大学院学生は1,347名、専攻科は9名、職員は2,307名所属しています。学生の中には留学生も多く、アジア、中近東、アフリカ、北米、中南米、ヨーロッパから合計231名が所属しています。

国立大学法人化となる際には、最も近い埼玉大学と合併し、北関東の教育拠点となる案が出されました。しかしさまざまな事情から現在は案が凍結され、事実上の北関東の拠点として機能し、予算が多い大学として知られています。

入学すると1年目は、工学科夜間主コース生は太田キャンパス、他の学部学生は荒牧キャンパスで教養科目を学ぶという特徴があります。2年以降はそれぞれの学部で専門科目を学んでいきます。

また教育学部では1年目から教育現場体験学習があるという点で、教育実習ではなく生徒や教職員と実際に接することが目的です。教職への熱心な取り組みが特徴で、教育学部がもともと小学校教員を育成する学校から始まったことに由来しています。