岩手県在住の方でフライトナースをやってみたいと思っている人もいるでしょう。しかし岩手県の求人サイトでフライトナースの募集の出ていることはまずないかもしれません。

岩手県でフライトナースになるためには、ドクターヘリのある医療機関の救急外来に就職する必要があります。

そこで経験を積んでいって、フライトナースに指名されるというのが一般的な流れになります。

ドクターヘリがあって、フライトナースの活躍している岩手県の医療機関について紹介しましょう。

岩手医科大学附属病院に転職しよう

岩手県でドクターヘリを擁している医療機関は、岩手医科大学附属病院ただ一つになります。

岩手県でフライトナースになりたければ、岩手医科大学附属病院に就職することが第一歩になります。岩手医科大学附属病院では2012年5月から運用を開始しています。

岩手医科大学附属病院の岩手県高度救命救急センターでドクターヘリは有しています。病院内にヘリポート基地が用意されていて、出動要請があれば、こちらから現場に出発する形になります。

岩手医科大学附属病院で導入しているヘリの概要ですが、全長12.16メートル・全幅10.2メートルの大きさで、最大巡航速度は時速254km、航続距離は630kmとなっています。岩手医科大学附属病院のドクターヘリの場合、最大で6名まで搭乗することが可能です。

重症患者の早期の治療が可能

岩手県では2012年からドクターヘリが導入されていますが、それまでは直近の病院に救急車を使って搬送するのが一般的でした。

しかしこの方法だと、直近の病院が搬送した患者の治療を適切に行えるような設備の備わっていない可能性もあります。

そのため、さらに別の病院へ搬送という形となって、迅速に治療できないという問題点を岩手県では抱えていました。

しかし岩手医科大学附属病院がドクターヘリを導入したことで、フライトドクターが現場で診断士、それに適した病院をピックアップして一発でマッチする医療機関に搬送できます。このため、岩手県では根本治療までの時間が大幅に短縮されています。

岩手県を見ると山間部や沿岸部などの遠隔地も見られます。このような地域で重篤の患者が現れた場合、病院に搬送するまでにどうしても時間がかかります。

しかしドクターヘリが導入されたことで、どのような地域でもスピーディに搬送できます。ちなみに岩手県のドクターヘリを見てみると、沿岸部から搬送する場合陸路だと90分かかりますが、空路では25分と1/3以下の時間で搬送できます。

岩手県のドクターヘリの陣容

岩手県のドクターヘリでは、まずヘリ専門のスタッフとしてパイロットと整備士、運航通信士が1名ずつ搭乗します。そこに医療スタッフとして、フライトドクターとフライトナースが1名ずつ乗り込んで現場に向かいます。

岩手医科大学附属病院のドクターヘリの中には、応急処置に必要な設備が搭載されています。人工呼吸器やポータブルエコー、V/Sモニター、心電図、除細動器、大動脈遮断バルーン、ポータブル吸引機、薬剤パック各種、小児救命バッグなどが入っています。このため、応急処置をするには十分な陣容がそろっています。

岩手医科大学附属病院のドクターヘリの活動実績を見てみると、2014年度のデータによると現場に出動した回数は285件ありました。その中で299人の患者を搬送しています。しかし実際の出動要請はその倍以上あります。

現場出動の理由についてですが、1/4強が交通事故によるものです。次いで多いのが、転落や滑落によるもので13%程度を占めます。その他には動物による外傷や切断といったものが続きます。

転落や滑落、動物による外傷などを見ると自然がまだ多く残されている岩手県ならではの出動理由といえます。月別でみると、大体毎月20~30件程度でどの季節が多いということはないようです。