昨今の医療機関においてはニーズの分化が進んでいて、急性期から回復期へ至るまで、医療分業も進行しています。それにともない急性期に力を入れる病院や病棟を新設する病院も増えていて、看護師の求人も活発に出されています。

このページでは急性期病院や急性期病棟の看護師求人を見るときにチェックしておきたいポイントを解説しています。

職員の配置数や配置体制で仕事の大変さが変わる

患者さんへの対応に急を要する場合が多いということもあり、確かに急性期病院には忙しい傾向があります。7対1の体制は導入されていて、平日の日勤ですと1人あたりの看護師が受け持っている患者さんの数は5人から6人程度というケースが平均的です。

ただそれと同時に平均在院日数も短くなっていますから、外科であれば手術を受けた後に注意しなければならない患者さんも多く、内科であれば手厚い治療が行われているということになります。

また看護記録も詳しいものが求められるため、その記載にも一定の時間を要しなければなりません。さらに機能評価なども関係して、看護師が感染や個人情報の管理など、さまざまな分野の研修を受ける必要もあります。こういった研修の時間も業務時間内で設定されることによって、残業が発生する場合もあります。

このあたりはひと昔前ですと業務外として給料が発生しないということもありましたが、最近は状況が改善され給料として加算されるようになっています。ただ、実際に患者さんのそばでケアにあたる時間が以前に比べれば、どうしても短くなっているところもあるのです。

状況によっては事務仕事の負担が大きくなる可能性もありますから、求人への応募にあたっては医療事務を担当する職員の体制も確認しておくと良いでしょう。慢性期ですと時間ごとの業務を読みやすいことに対し、担当している患者さんによっても時間の振り分けは大きく異なることにもなります。

フォロー体制が整っている職場を選ぼう!

医療体制が変わってきていることによって、たとえば5年以上のブランクがあるような場合ですとパソコンを使用する業務の割合などが増していて、新しいことを覚えるために精神面でかなり疲弊してしまうという可能性もあります。

もちろんフォロー体制を整えている医療機関も多くなってきていますが、厳しい思いはしなければならないという心持ちは必要です。

未経験から新人として採用されるケースについては、当然ながらしっかりした教育が行われます。時間に追われる中であってもスピーディに、正確に仕事をしなければなりませんから、基本的に見学する機会は一度ですぐ実践ということになります。

業務に関連してレポートが課せられるほか、勤務が終わった後に勉強会が実施されるなどもしています。病院によってはノートなどを通じて先輩との意見交換などをする機会もあり、業務時間内に忙しく不足しがちになるコミュニケーションが補われるなどしています。

採用には「やる気」の部分が大きく評価される

生命にかかわる急性期に関しては、わずかなミスがあっても取り返しのつかないことになる危険がありますから、問題なく対応することができるようになるまで先輩看護師がしっかり見守ります。ただし看護師の求人募集が盛んに行われていることからもわかるように、多くの仕事量に対して人員体制がいまだ万全になっているというわけではありません。

そういったことで、余裕のある環境というものは期待しにくいところもあります。特に手術のある病棟などですとあまりに忙しいことから、やさしく丁寧な指導といったことは難しくなりがちです。

そして最先端の技術が次々と現場には導入されることで、とにかく勉強することは常にあります。自分から積極的に、自発的に行動することでたくさんの仕事を覚えることができます。知識だけでも実にはなりませんから、実際に行動することが重要です。

採用にあたってもやる気の部分は重視される要素であり、たとえ30代から40代で新卒といったケースでも採用例はあります。勉強や研究、不規則な勤務などにも精力的に対応することのできる姿勢があれば、十分に活躍することができます。年齢や家庭の有無などによって、制限されるところはありません。