仕事は楽?辛い?

消化器科は臓器すべてが対象になるので、検査、治療、手術の種類がとても多く特にハードな診療科だと思います。

専門的スキルも求められます。急性期からターミナル期、様々な疾患の患者さんと接しますし、亡くなる患者さんが多くいます。仕事だとわかっていても、終末期の患者さんと接するのは辛いことも多くあります。

体力面でも精神面でもハードですが、やりがいはありますしスキルも上がります。看護師業務で楽なことはありませんが、楽しいこともあります。

退院される患者さんから「ありがとう」と言われた時はとてもうれしくなりますし、この仕事をやってきてよかったなと思います。


向いている人は?向いていない人は?

医療機器の進歩に伴って看護も進歩しますので、常に勉強が必要となります。向上心が高く積極性がある看護師には向いています。専門性も高い分野なのでスキルアップも出来ますし、消化器科で経験を積めばどこの科でもやっていけるでしょう。

認定看護師の資格を取りたいと希望する看護師も多いので、看護の幅も広がります。消化器科内科は経過がゆっくりで業務もケア中心となります。急変の患者さんもほとんどいません。行動力のある方、スキルアップ、認定看護師の資格を取りたい方には物足りなさを感じるかもしれません。

消化器も内科と外科と分かれますので、自分が内科タイプか外科タイプかで選択するのもいいと思います。


どんな求人を選ぶべき?

専門的スキルが問われる分野なので、就職後に消化器専門の研修会や勉強会、セミナーなどで学ぶことができますが、その体制が整っているか確認が必要です。

今は消化器専門のクリニック、消化器内科、消化器外科、胃腸科、肛門科など、消化器でも更に細分化されています。自分がやってみたい科を選択してみるのもいいでしょう。

給与面は条件にもよりますが、診療所、クリニックはビジネス街、住宅街の最寄駅から徒歩圏内にあることが多いです。出勤前、帰宅途中で立ち寄る患者さんが多いからです。やはり立地条件がいいクリニックなどは経営状態もいいといえます。内視鏡検査、日帰り手術を行っているクリニックでは給料水準が高めです。


大学病院、総合病院、クリニック、診療所…それぞれの違いは?

大学病院や総合病院では、最新医療機器で最新の治療が受けられることあり、看護師業務もハードになりますし、専門的スキルも求められます。最新医療に対応できる看護知識が常に必要です。入院患者も急性期から週末期までと幅広く症状も様々なので、終末期医療、看取る看護にも対応することも多いです。

クリニック、診療所では、胃腸科、肛門科など、さらに科目が細分化され、患者さんが選択しやすくなっている傾向があります。入院施設がないのがほとんどですので夜勤はありません。内視鏡検査、日帰り手術、終末期医療、緩和ケアなどに力を入れているクリニック、診療所もあります。


もし配属の希望が通らなかったら?

消化器外科が希望だったのに、消化器内科に配属された、またその逆もあると思います。また、全く違う科に配属されることもあります。同じ消化器で扱う範囲も同じですが、業務内容には差があります。

しかし、どちらも専門的知識を必要としますし、スキルアップは図れます。違う科だったとしてもいずれそこで経験したことが、後に活かされてくるのです。看護師としての幅を広げるためにも実績を積みましょう。


どうしても消化器科で働きたい人はどうしたらいい?

大きな病院になれば希望の科に配属されないこともあります。診療所やクリニックで消化器内科、消化器外科、胃腸科、肝胆膵外科、肛門科など診療科目を明確にしているクリニック、消化器外科の中でも更に特定消化器部分専門で手術をする病院もあります。

求人サイトなどでは細かく分けて掲載しているのでそこで探してみるのもいいでしょう。


未経験の看護師でも働ける?

専門的知識を求められる消化器科では、経験と実績が重要視されることも多いですが、消化器科での経験がなくても、がん患者さんの多い内科病棟に勤務していた、肛門科、泌尿器科など消化器科に関連する科で勤務経験があるなどの経験がアピールポイントです。

消化器科看護師育成のための制度や勉強会などが整っている病院であれば、未経験でも仕事をしながらステップアップできます。


アルバイトやパート勤務はある?

もちろん働けます。

消化器科は多くありますから様々な業務形態で求人があります。急性期からターミナル期まで様々な状態の患者さんがいる消化器科では、容態が急変する患者さんがいることも多いので、当直専門夜勤専門のバイトは数が少ないでしょう。


夜勤は多い?日勤のみでも働けるの?

大きい病院であれば当然夜勤もあります。回数的には他の科と変わりはないようです。もちろん小さいお子さんがいるなどの理由で日勤の常勤やパートで働いている方も大勢います。

診療所、クリニックになると外来がほとんどなので夜勤はありません。終末期医療、緩和ケア専門のクリニックなどでは夜勤がある場合もあります。