40代 女性

看護師としては10年くらい経験を積んで、その間に内科、小児科、再び内科、病棟勤め、クリニック勤務など多くの勤務を経験してきました。小児科の経験を活かして保育園ナースの仕事をしたこともあり、小児科に勤務するナースの声は影響が大きいのだろうと思います。

保育園に勤めていると、同じように子供を預けて仕事をしているナースが大勢いて、産休だけで離職を経験せずに職場復帰する女性も増えていることに触発され、再び臨床の場に戻りたいと言う思いを抱くようになりました。さすがに以前ほど体力はありませんが、以前の小児科勤務と保育園での勤務経験を買われて、現在は小児科でお子さんたちの看護を行っています。

時々、お子さんのパワーや親御さんのパワーに圧倒されて、辛くなる時もあり、それも含めて小児科はやりがいのある職場だと思います。そしてやはりある程度の体力がないとやっていけない職場であると日々実感しております。


20代 女性

私は新人看護師として総合病院に入職し、第一希望の内科ではなく、第三希望の小児科に配属され、右も左も分からないまま勤務を始めました。

私は末っ子でしたので、弟妹のような幼い存在と接したことがなく、何もかも手探りの状態で仕事に慣れなくてはなりませんでした。

看護学校を卒業する時に、同じ職場に3年以上いられれば一人前と言われた覚えがあり、その3年を目標に日々忙しく過ごしたものです。同期の新人ナースと共に支え合い、励まし合い、助け合い、先輩ナースに助言をしてもらい、教えを請い、かなり恵まれた環境にいたと感じられます。

小児科に勤務するナースの声は辛いものが多いようですが、私自身は恵まれていたと感じますし、現在もそうだと思っています。その後小児科から当初の希望の内科へと異動が決まって、小児科での経験を活かして内科を訪れる患者さんに余裕を持って接することが出来るようになりました。


30代 女性

新人時代に最初配属されたのは産婦人科で、多数の妊婦さんと関わってきた経験を培い、新人時代を無事終えることができました。

数年後、小児科に移動になった時、産婦人科時代に出産に関わったお子さんが入院するという出来事が起こりました。私の方としては看護師として関わった一人にしか過ぎませんでしたが、当時妊婦だったお母さんが覚えてくれていたことを喜びに感じ、お子さんの入院中はまるで我が子のような感覚を覚えたものです。

幸い病状が悪化することはなく、現在は通院しつつ小学校に通っていらっしゃいます。ただ、そうして回復していくお子さんばかりでないのが小児科の遣る瀬無いところで、病状が悪化して亡くなるお子さんが出るたび、大人の死以上に重く、心に圧し掛かります。

その後、私自身が結婚し、妊娠、出産を経験するに至って、一度看護師を辞めています。もし子供の手が離れて復職する機会があれば、再び小児科か子供に関わる職場が良いと思えるくらいには、良い経験が出来たと思えます。


40代 女性

看護師として働き続けて早数十年、いろんな場所で働いてきましたが、現在働いている小児科は良くも悪くも印象深いものです。

小児科にいる難病を抱えたお子さんたちは、しっかりした良い子という印象を持ちます。以前は同じくらいの自分の子供たちと比べて何というしっかりさなのだろうと感心したのですが、暫く接してみてそれは子供であることを許されていないのだと分かりました。

私の子供たちは私や夫が子供であることを許し、そういうふうに育ててきましたが、小児科の子供たちは違います。大人しく、大人らしい良い子であることを知らず知らずのうちに強いられ、難病と闘うことで自然と大人になってしまっている状態なのです。

手のかからない小児科にいるお子さんたちを見ていると、親として看護師として、哀しくなっています。私たち小児科のナースの役目は、そんなに良い子でいなくて良いのだと伝えることではないでしょうか。