夜勤は、いろいろな大変なことが多いですよね。もともと寝ている時間に仕事をするということから始まり、夜勤ならではの仕事やその大変さが付きまといます。

それでも、夜勤手当はとても大きなものになるし、やることで学ぶこともたくさんあります。また病棟では必然的に週1回くらいのペースで夜勤をやることになりますよね。

そういった看護師にとっても切り離せない特徴の一つである夜勤について少しお話させていただきたいと思います。

夜勤で大変な場面

夜勤で大変なことと言えば、まず受け持つ担当患者さんが多いことです。日中では考えられないほどの患者さんを受け持つことになります。

もちろん、患者さん一人当たりのやらなければならない処置やケアは少なくなりますが、それでも収集しなければならない情報の量はその分多くなってしまいます。

夜勤のときは、始業開始の前が大変だと感じることもあるくらいです。新人の頃は、始業時間のずいぶん前に出勤し、情報を収集するというその作業が最初のヤマだと感じていました。

さらに夜勤で大変なことは急変や予期しない出来事が多いということです。少ない人数で働いているにも関わらず、イベントごとが重なってしまうことも多いように思います。

高齢者で転んでしまうというアクシデントも圧倒的に夜間の方が多いですしね。不穏の患者さんも夜間になって覚醒してくるということも多いですから、大変なときは日勤よりも走り回っているなんてこともあるくらいです。

すべての受け持つ患者さんが寝てくれるかどうかというところが忙しいかどうかの一番の肝になると言えるでしょう。昼夜逆転している患者さんがいると、その人一人につきっきりになることもありますからね。

いくら他の患者さんが寝ていて、やる処置が少なくても、その起きている患者さん一人で忙しかったと感じることもあります。

「今日は落ち着いて過ごせそう」なんて言っていると…

そう誰かが口走った途端忙しくなってしまうのですから。これは魔法の言葉なのかと思うくらい、その言葉が忙しさを生むことが多いように思います。

もちろん、これは夜勤にかぎったことではなく、日勤でも起こりうることだと思いますが、夜勤では特に絶対に口にしてはいけない言葉のように思います。

それくらい落ち着いていても、少人数で働いているときは誰か一人の処置やケアに手を取られるだけで、一気に忙しくなってしまうのです。

たまに、すごく静かな夜があります。本当にごくたまに。休憩がしっかり取れて、朝方は静かで眠くなってしまうくらいの時間ができることもあります。

しかし、それが訪れるかもしれないことを期待すると、そんな夜勤はやってこないのです。これはきっと私が働いていた病院だけではないはずです。

それでも終わってみたらホッとする

そんな忙しいときと時間に余裕があるときの差が激しいのが一番の夜勤の特徴。何が起こるか分からないドキドキ、最初は不安も付きまとうのが夜勤。慣れるまでには相当の時間を要しますよね。

それでもそのドキドキと闘いながら、たまにやってくるとても静かな夜を心の奥底で期待することが一番の楽しみだったりもします。そのごくたまにやってくる静かな夜を終えたときに初めて口にできる「今日は落ち着いていたね」という言葉。

その言葉をかみしめることができるその日まで、きっととても忙しい夜勤を何十回と乗り越えていかなければなりません。しかし、その忙しさを乗り越えられた達成感がまた大きいのです。

夜勤明けで朝から飲むビール、私はたまりませんでした。みんなが働き始める午前中、これから眠る私という優越感の中に飲む缶ビール。

自宅で一人、ディナー気分で食べるご飯。その至福の時間は夜勤ならではです。お酒を飲まない人でも、この時間の楽しみはきっと誰にでもあると思います。テンションが上がって、お出かけする人もいましたから。

周りの他の職業の人から見れば、とても大変な勤務なのかもしれませんが、その中でも面白いことも魅力もあるのだと伝えたいです。いや、もちろん大変ではないとは言いませんが。