国民の医療費は年々増加し、ついに3年連続1兆円を越える増加幅を認めています。

日本では、医療戦略として、メタボリックシンドローム、生活習慣病の予防対策により医療費軽減を試みたいと考えています。

メタボリックシンドロームの健診受診率アップにより、健康維持、病気予防を果したいと考えられています。

健康で言えば、少し小太りの方が健康で長生きできると言われていますが、メタボリックシンドロームはお腹の周径を図りその太さで鑑別する事があります。

社会保障、医療保障の対策により、医療歩の膨張に歯止めをかけたい思いが日本政府にはあります。

メタボリックシンドロームと受診率

現況では、メタボリックシンドロームの健康診断受診率は、46%と半数を下回っています。

医療費削減を目的に、健康寿命を延ばす為、2020年までに受診率を80%に増加させ、生活習慣病に起因するメタボリックシンドロームの患者さんを1/4に減らしたいと考えているようです。

消費税引き上げにより、医療費の膨大も予測されますが、高齢者医療負担の増加も行い、無用な受診を控え医療費の削減を狙っているようです。

また、無駄な検査、無駄な投薬、行うべきでない医療行為の抑制により医療費削減を目指しています。

メタボリックシンドロームの患者さんと予備軍は、約644万人と言われ、特定健診受診者の26.4%にその診断や疑いが言われています。

メタボリックシンドロームの患者さんや予備軍の内、薬剤投与を受けて言える患者さんは、高血圧症、糖尿病、脂質代謝異常であることが多く、一種類の内服者は30.2%、二種類以上の内服者は、14.4%、三種類以上の患者さんが3.0%と約45%に何らかの内服をしている現状があることが分かっています。

看護師も例外ではありません。

糖尿病、高血圧、高脂血症などの予備軍や治療軍といわれる看護師も少なくありません。

看護師自身の生活習慣病予防

夜勤勤務を行う看護師は、睡眠障害を発症するケースが多く、その結果、二型糖尿病や脂質代謝異常、メタボリックシンドロームに至るケースがあります。

睡眠障害のある人に、生活習慣病罹患リスクが高まると言われています。

体重過多と言われるケースでは、日中のみの勤務者34.7%に倒し、夜間労働をしている人は、47.9%になると検査結果が得られています。

よって、看護師も後者に入ることが多く、病棟でも小太りや太っていると言う看護師の方がいたり、痩せていても血液検査をすると脂質代謝異常がある、痩せの生活習慣病という看護師の方もいます。

体内リズムの乱れが肥満や糖尿病、生活習慣病のリスクを高めてえいると言われています。

人の体内時計は25時間と言われています。

しかし、24時間の世の中では、毎日1時間のズレを生じると言われています。

朝の光を浴びることでその差をリセットし、人は24時間で体内時計を合わせていますが、不規則勤務や夜間労働をしていると起きる時間と休む時間がばらばらとなり、そのサーカディアンリズムに狂いがでます。

その為に、睡眠不足、脳の指令の不調、自立神経の乱れを生じ、睡眠障害、生活習慣病へ進んでいくのです。

また、それに加えストレスフルな看護師の仕事は、自立神経やホルモンバランスを刺激し、より体調不良を来たす原因になるとも言われています。

まとめ

患者さんに対し、自己管理が出来ていないと叱る看護師がいますが、自分自身の健康は大丈夫ですか?

指導している看護師が指導が必要なのではと疑問に思っている患者さんもいます。

そのように生活習慣病に悩む看護師は、患者さんの味方に慣れる存在です。

正しい療養をしなければならないけれど、出来ない状況が自分の身を持って表されることがあります。

看護師の仕事は、肉体的にも、精神的にも、社会的にもきつい仕事で、自分を管理するまでの余裕が無い人も多くいるでしょう。

自分の生活や状況を振り返り、患者さんを叱るのではなく、患者さんの生活背景にも着目した心優しいケアや指導が出来るのが、真の看護師なのかもしれません。