正規社員で働くことは、当然のことと思われがちですが、この仕事社会における日本でも、その正規社員という事が特権となりつつあります。

非正規社員、日雇労働、派遣や契約社員などが増加し、長時間労働に疲れをみせる契約社員たちがいます。

過重労働を軽減させるために、日本では残業ゼロ法案を採択しました。そして、年収1075万円以上世帯で残業ゼロ制度を立ち上げました。

これは、幹部候補を対象とするものですが、年収の問題をクリアすれば課長代理クラスでも適応とされるそうです。

「長時間労働=よく働く人」という認識がもともとある日本では、時間と賃金の関係を無くす手段の一つになると言われています。

残業代がゼロになれば、会社自体の出費は減りますが、働く人々の肉体的、精神的負担は過重となります。意欲的に働く気を阻害してしまうこととなりかねませんし、そうなると生産性は低下してしまいます。

看護師の仕事だって同じです。

サービス残業、休日出勤で働く場面が多々あります。日々の業務をこなすことで精いっぱいとなり、休日に委員会活動や書類整理、看護計画の立案修正等を行う看護師の方が多い現状があります。また、就労後に残ってそれらの業務を行う場面も多々あります。

雇用主には、毎年3月1日までに従業員に対して有給休暇取得計画のガイドラインを報告する義務がありますが、それを取得できなかった場合は、有休急っか取得手当を支払う義務があります。

しかし、それを知らずに有休を使わず、賃金も支払われず退職する看護師も多いことでしょう。

では、看護師にも多いと言われる過労についてまとめてみます。

看護師の過労の実態

2001年、25歳の若い看護師がくも膜下出血で倒れ、お亡くなりになったことがありました。ストレスの多い現場と、残業の続く実態がその原因の一つと言われています。

1ヶ月当たりの残業数が60時間を越えると過労死を引き起こしやすくなると言われていますが、医療機関に勤務する看護師の23人に一人はそれに該当するとも言われています。

過労症状

  • 身体がだるい、休んでも疲れが抜けない、仕事に行きたくない
  • 仕事の事を考えると涙が出る、辛くなる
  • 休日も動くことが出来ないほどぐったりしている
  • 休日も仕事に行かなければならないと気持ちが焦る
  • 時間をやり過ごすことが精一杯で患者さんの事を思いやれない

自分の事に興味関心が無くなり、他人への配慮が出来なくなると過労や疲弊状態にあると言えます。

そして、看護師の過労、過労死、うつ、自殺を経過するのです。

看護師にはストレスのはけ口が必要

なにより、過労や精神的負担を和らげるのはストレスの発散が必要です。しかし、疲弊してしまってからではなかなか、そこに労力を使う事が出来なくなります。

そのため、心と身体が悲鳴を上げる前に対処しなければなりません。

また、もう再起不能と感じた場合は、職場からいったん離れることも必要です。休職、離職をもって休息期間を持ち、充電してから再出発する事も必要なことがあります。

まず、言えることは休日にゴロゴロ休んでしまう事は体調を崩す基となります。そんなとき、趣味に没頭するなど、何か活動する事が大切です。

身体を動かし、血液を巡らせる、心をうきうきさせることをしましょう。

ドライブ、コンサート、散策、運動、小旅行に食べ歩き、ランチや食事等、自分が楽しいと感じられることに時間を費やしましょう。

そして、日中活動した身体は良い感じの疲労を感じています。その状態で入浴し眠れる事が出来れば、心も体も健康を取り戻します。

入浴の時に、アロマオイルを使ったり、入浴剤を使用したり、ヒーリングミュージックを聞いてみたり、心を解きほぐすメンタルケアがお勧めです。

まとめ

看護師を初めて1年以内の新人看護師の離職が特に多い言われています。

各医療機関でも、早期退職を阻止するために、ワーク・ライフ・バランスを充実させる取り組みを行い業務改善に取り組んでいますが、医療や看護を取り巻く環境の厳しさから離職する若手看護師が多い現状があります。

しかし、看護という仕事は患者さんを癒し、自分も幸せを貰える素晴らしい職業です。自分らしく、楽しく働ける職場で過労や苦痛なく遣り甲斐ある看護をしたいものです。

心の健康を保つために、自分に合う職場での勤務と上手なストレス対策で生き生きとした看護を目指しましょう。