欧米に多いと言われていた乳がんが、食の欧米化により日本でも患者数が増加している現状があります。

乳がんの患者さんの中で、朝食にパンを食べている方は、40歳以上で7割、20歳代から30歳代で8割を越えると言われています。

朝に味噌汁を飲む人は健康と言うデータがありますが、それに反したように、日本人もパン食を好む傾向にあります。

また、食の欧米化と言う事で良く摂られている清涼飲料水で「コーラ」があります。コーラの過剰摂取は、低カリウム血症を引き起こし、体内の電解質バランスを脅かします。

では、健康的な食について考えてみましょう。

朝食摂取の推奨

バランスの良い食事を考えた時、最も摂りやすい時間帯が朝ではないでしょうか。

いやいや、眠たいし、準備が難しいと言われるでしょうが、多忙な昼間や夜間はなかなか栄養に注目して食事ができない現状があります。

朝少し早く起きて食事をとる、日本食を用意する事が本当は最も取りかかりやすい食事の健康なのです。何故、日本食がよいかと言うと、ご飯に野菜、海藻に豆腐など、バランスを取りやすいところです。

パン食になると、パンと牛乳など簡素なもので終わらせてしまい、糖質に偏ったり、バターなどの脂質方となることが多く、そこに野菜類が見落とされやすいと言う事です。

納豆、焼き魚、海苔に卵、そして季節の果物等、栄養素を幅広く摂りやすいのが日本食なのです。

パン食等の小麦には、食欲を増すというメリットにもデメリットにもなりえる作用があります。小麦や大麦に含まれるグルテンには、グリアジンと言う栄養素が含まれています。

これは、脳内で麻薬のように作用し、食欲増進作用があるようです。

また、アミロペクチンAと言うでんぷんも含み、これは、血糖値を急上昇させ、インスリン分泌を急増させる作用があります。インスリンには、脂肪を蓄えるホルモン作用があり、人を太りやすくすると言う特性もあります。

看護師の食事

看護師をしていると、休憩時間が当てもないようなもので、食事時間が変則となります。前の日の疲れから、朝起きるのは出勤前ぎりぎりで、朝食をゆっくりとるゆとりが無いことがあります。

簡単に菓子パンで済ませた朝食で午前中をしのぎ、昼食はいつ取れるかわからないと言う事もあります。ろくに座ることなく日勤終了、「あれ?」昼食べ損ねたと言う事もあります。

そこでまず、栄養不足や栄養の偏り、エネルギー不足に陥ります。

エネルギーが低下しているとなると、痩せると考えがちですが、一食抜くと、次の食事量が増加し、飢えた状態の体はその栄養を欠かすことなく吸収し身に蓄えます。

そのため、不足分をまかなうために痩せることはなく太る原因となります。

夜ごはん、がっつり食べたり、疲れ果てて食べれないと言う事もあるでしょう。一度にたくさん食べてしまう事も体の負担となり良いことにはなりません。食事を抜くことが増えると基礎代謝も低下し、太る原因となるので悪循環です。

夜勤となると、また状況が変わります。

夜間に高カロリーの食事をとったり、お菓子や間食を取るようになります。この時も、気を付けていなければパン食や食べやすい惣菜となることが多いでしょう。

野菜そっちのけの高カロリー食となることが多くあります。

飲み水に注意

食前のお水は、食事を開始する前の胃腸を冷やし、胃腸で栄養をきちんと吸収できない状況となることがあります。

食前飲むものは、常温や温かいものがよいでしょう。

また、清涼飲料水や缶コーヒーなどと言う事もあるでしょう。空腹時のこれらの摂取は、急激な血糖値上昇を来たし、そのエネルギー吸収も早いものとなり、体にかかる負担は多大なものとなります。

食前には、常温の水や緑茶がお勧めで、特に緑茶は気持ちを落ち着かせる作用もあり、血糖値上昇への対策が出来ます。

早食いに注意

忙しい勤務中の食事が早食いにならざるを得ないことがあります。しかし、5分や10分の食事は、ついつい満たされず、お菓子や間食の原因となります。

これが、食べすぎの原因となるのです。

早食いをすることで、満腹を感じる前に次々と食事を摂り、その急激な食事で急激なインスリンが必要になります。血糖値上昇を抑えるためにたくさんのインスリンを放出し、インスリンが体内に脂肪を蓄えます。

そして、過剰となったインスリンの為に、低血糖状態となり、血糖値を上げるためにまた、何かを食べるという悪循環になるのです。

野菜の摂取の推奨

野菜摂取のメリットは、食物繊維です。食物繊維は、糖質の吸収を抑え血糖値上昇を緩徐にします。

そして、正しい量のインスリンに調整させ、血糖値の正常を維持します。余分な脂肪の蓄積を回避し、肥満を予防します。

朝食の食べ方に注意

朝食がよいからと言ってたくさん食べればよいと言う事ではありません。

朝は起きたばかりで消化管の動きがよい訳ではありません。高脂肪、高カロリーの食事は胃腸の負担となります。

朝食に向いている食事は、代謝を促進するタンパク質です。卵、納豆、ヨーグルト、ご飯、味噌汁等がよいでしょう。

食物繊維が豊富で消化に良いエネルギー源としても有効な食べ物が「バナナ」です。効率的な栄養、エネルギー摂取に「バナナ」を摂る事も良いでしょう。

まとめ

この他にも、看護師がやせにくい肥満傾向となりやすい、また、乳がんや子宮がん等の女性特有疾患になりやすい原因として、睡眠不足や生活習慣の狂いが原因となることがあります。

そのような素因やリスクを軽減させる為にも、食の健康から摂りかかることをお勧めします。

なぜなら、夜間勤務をする看護師に規則正しい生活や充分な睡眠をと言っても、実現可能になるには退職、職の変更と言う事しかないでしょう。

そのようなことに取り組むことは実践可能ではないでしょうから、摂りかかりやすい食事から着手する事がお勧めです。