こんなことを考えたことがありますか?

医師の為、看護師の為、または、経営する病院の為。

最近では、患者主体の医療、患者中心の看護と患者の権利を訴え医療活動している医療機関が多くいます。

患者満足度の高いケアをと職員に訴えかける医療経営者や管理者もいますが、医療界では、耳を疑いたくなるような事実が存在します。

血液製剤や予防ワクチンを製造している機関において、利益優先の生産活動がなされていたと聞くと、医療を求める患者側からすると恐ろしく怖いものです。

何が本当で、何が嘘なのか、自分の受けている医療あ安全なものなのかを信じられなくなります。

そのニュースの内容と絡め、安全な医療についてまとめてみましょう。

医療の不正問題

医療界では、その薬品や製剤の使用が承認されなければ、受注、投薬が許可されません。

しかし、その承認所と製造が合致しないのにその使用を行い、その使用した事実を隠していたとのニュースがありました。

当時の責任者等も理解しており、その事実をひた隠しにしていたようです。

1970年代から1990年代に行われていたとのことで、現在働いている女性もその等を知らず知らずの内に使用していたり、医療職者である看護師は、その薬剤を患者さんに使用していたかもしれないと聞くと空恐ろしいことです。

では、今の医療で大きく声をあげられている「患者主体の医療」について記載します。

患者主体の医療

医療において、患者主体と言われていますが、本当にそうでしょうか。

患者さんは、医療や身体についてあまりよく知りません。

最近では、インターネットやウェブサイトで多くの情報を得られる世の中になりましたが、その情報に関しても不確か、確実性を欠く内容もあり、患者さんを惑わせます。

ですが、医療職者である医師や看護師は、多くを学び、多くの情報を持っています。

患者さんの為に、全ての情報を言い渡しているかは患者さんには分かりません。

AとBとCの治療法があっても、医師の説明でAだけとか、AとCだけなど、全ての情報が提示されるとも限りません。

しかし、その説明がベストと知り患者さんは、身を医師や看護師に委ねます。

それが本当の患者主体化と言うと異なるかもしれません。

また、診療報酬や算定の得失により、治療法を考えた時、医師や看護師は、利益を優先させるかもしれません。

よって、現在の医療においても患者さんと言うのは弱い立場と言えるのです。

では、それでも自分本位の医療を受ける為には、患者さんがどうすれば良いでしょうか。

・患者さんは、一人の医師やその医療機関、看護師を信じなくてよい時代です。

違和感を感じたり、その対応や説明に疑問を持つと、他の医療機関や専門家の意見を聞くことが重要です。

また、その意思がある事を医師や看護師に伝えることで、より丁寧な説明やフォローを得られる事がある為、患者さんの説明を受ける姿勢や真剣さの表現も大切になります。

患者さんがあらゆることを調べ、知識として持っていると、医療職者側もうかつな説明や対応をしてはいけない相手だと認識を変えます。

よって、患者さんがその疾患や治療等について賢くなっている事も「患者主体の医療」に近づく要件かもしれません。

・治療に積極的になる事も大切です。

医者任せ、看護師任せとなれば、医療職者の思いや考えが先行した医療となります。

そうすれば、簡単に患者主体とは遠ざかります。

よって、治療に対し前向きに、参加姿勢を示し、自分の思いを医師や看護師にぶつけるようにしましょう。

例えば、治療について、痛みなく術後の離床時間を減らしたいと思った場合、疼痛コントロールを十分に行い早期離床が行えます。

そのような思いを医療職者側に伝えることで、満足度高い医療を受けられるようになります。

もし、その意思を伝えられなかった場合、決められたスケジュール、流れに沿った治療やケアを行われることになり、医療職者側は「楽」かもしれませんが、患者自身としての満足は感じないかもしれません。

看護師の取り組み

患者主体の医療と言いつつ、そこをクリアできない現場もあります。

仕事量が多すぎて患者さんの思いをくみ取れない、「今はできません」「申し訳ありませんがお待ちください」と言わざるを得ないことがあります。

しかし、看護師になる時そんな事を返事として返すような看護をしようと思って看護を始めましたか?

患者さんの思いに合う看護を提供したいとこの道を目指したのではないでしょうか。

では、看護師の患者主体の看護について記載しましょう。

・どれくらい患者さんと向き合う時間がありますか?

患者さんを一日看護して、どれほど患者さんの話を聞き、心を寄せられているでしょうか。

検温、清潔ケア、排泄ケア、治療の処置など、多く関わるシーンがありますが、その際にどの程度患者さんの思いを聴けているでしょうか。

そんなゆとりや時間はないと言う医療機関が多い現状があります。

しかし、看護師はサービス業です。

患者さんにケアと癒しと早期回復を提供し、その対価として給与を貰えています。

対価を貰っている分、その一人一人に誠実に、心をこめたケアを行わなければなりません。

それが、満足高い看護の提供ではないでしょうか。

話しが長い患者さん、話し嫌いな患者さんもいるでしょう。

しかし、その一人一人のニーズに応えるのが看護師の仕事です。

・患者さんのニーズを職員に伝えられていますか?

患者さんといくら話す時間があっても、そこから得た情報やニーズを自分の中に持っていてはただの世間話です。

専門職として、患者さんが発した情報は周知させ、その思いに合うケアが、職員みんなの共通認識として成されることが重要です。

「言わないで」と言われることもあるでしょう。

しかし、その情報が患者さんにとってどのような意味を持ち、どうして打ち明けようと思ったのかを考えると、職員で情報共有しておくことも大切です。

看護師に出来ることは、医師に出来る治療の選択や説明ではないかもしれません。

しかし、一日の大半を患者さんに寄り添う看護師だからこそ、患者さんの満足度を良くも悪くも変化させられると言う事です。

まとめ

医療は、目に見えないことが多くあります。

経営やコスト、治療の選択やその方法、患者さんにとっての利益や不利益、病院側の利益や不利益など分からないことだらけです。

患者さんは、医師や看護師の言うようにする一方、満足度について深く考えて選択しなければなりません。

よって、医療職者である看護師や医師が誠実に説明や選択の自由を与えなければなりません。

働く女性も持病や急病で病院にかかる事があるでしょう。

その時は、患者の権利を主張し、充分な情報提供を求めましょう。

そして、看護師は、患者さんに誠実に答え、悩みを聞き、本来の患者主体の医療について深く考えましょう。