日本人は、このままの少子高齢化の持続で西暦2500年には人口1000人をきるとの統計結果が得られていうそうです。

国立社会保障・人口問題研究所は、2010年の国勢調査などから将来の人口統計を推移し、2010年に約1億3000万人いた日本人口は、2048年ごろには1億人を下り、2060年には9000万人以下になると発表しています。

女性の晩婚化、出産率の減少、それに伴う少子化が原因で、結婚しない男女の増加もその要因の一つです。

また、不妊治療にも変化があり、数年前までは結婚して数年の若い男女の受診率が高かった不妊外来では、2000年を越えるころから30歳代中心、40歳代でも不思議ではなくなり、以前多かった20代の受診が減少している傾向があるようです。

胎児期より生成されており卵子は、年を追うごとに老化し、32歳ごろより卵子の著名な老化と妊娠率の低下が言われています。

染色体異常や妊娠トラブルも多くなる為、高齢出産のリスクが頭をよぎります。

では、不妊治療と看護について記載します。

不妊症の増加

女性の身体が何か変化し、不妊症が増加していると言う事ではないそうです。

不妊の増加原因は妊娠したい女性の年齢層が高まっていると言うだけで、妊娠し易い若い年代に妊娠希望者が減少し、妊娠しにくくなると言われる30代半ばから40代の妊娠希望者が増えていると言う事です。

また、女性の社会進出は歓迎したいところですが、その社会でのストレスが妊娠に必要な性行為を減退させるために妊娠しにくいという結果になることがあります。

ストレス=不妊ではなく、ストレスが性行為をしない原因となることが問題と言う事で、女性の社会進出が必ずしも不妊に影響を与えているわけではないようです。

では、妊娠を希望する男女に看護師として出来る支援はどのような事があるでしょうか。

専門知識を持った資格について説明します。

不妊症看護認定看護師の実態

不妊を疑い受診される夫婦に対し、正しく知識付けを行い、治療に対する意思決定を促し、それをサポートします。

原因不明や高齢による不妊患者数が増加し、その治療結果が必ずしも良好ではありません。

そのような夫婦に対し、精神的支援を行い、今後どのようにしていきたいか、身体的、精神的、金銭的状況をまとめ、次の治療を納得して選択出来るよう支援する役割も担います。

女性側に問題のあるケース、男性側に問題があるケース、両者の抱える問題等、継続して信頼関係を築き、身体的にも精神的にもサポートしなければなりません。

また、医師や培養士、カウンセラーなどとも協力し、その患者さんに対して必要な治療と支援は何か最良な方法を考えていく知識も求められます。

人権と倫理的配慮を持ち、全人的に不妊症と闘う患者さんをバックアップできる知識と技術、カウンセリングやメンタル支援技術を求められます。

不妊看護認定看護師は、日本における看護師資格を保有し5年の臨床経験と、不妊治療に関わる外来や病棟での看護活動が3年以上ある看護師が、日本看護協会の認定する研修やカリキュラムを修め、専門課程を修了し、不妊症看護認定看護師の試験に合格する事で与えられる資格です。

資格取得により登録申請し、5年ごとの更新により資格を保持していきます。

その更新には、実践力や学習面の功績を残す必要があり、継続した専門教育や臨床経験が求められます。

女性の一生に関わる専門資格として活動をし続けられる資格です。

まとめ

不妊症に悩む女性が増えているのではなく、社会の取り巻く環境や女性のニーズから高齢出産が増え不妊と言われる人々が増加しているように見えるだけな様子です。

しかし、高齢でも女性の幸せを味わいたいと受診される女性や夫婦に対し、看護師として専門知識と技術を持って誠意ある対応がしたいものです。

もしかしたら、数年早ければ不妊と感じることなく出産でき高の知れない女性が、今、妊娠したい、出産したいと受診された場合、辛く苦痛を伴う治療を支えるサポーターに慣れれば看護師としてのやりがいも高められます。

此処で活躍するのが不妊症認定看護師の資格です。

不妊に悩む夫婦に対し、勇気づけ、力づけられる知識や技術について深く追求してみませんか。