医療機関に勤務する看護師で高齢者と関わりが無いという看護師はそういないでしょう。

小児科や新生児室に勤務する看護師でも、受付や検査に言った時に高齢者に遭遇する事がよくあります。

そして、困っている高齢者には声をかけようと思ってしまうのが看護師の思いやりではないでしょうか。

そう多くなっている高齢者の病院受診や入院ですが、孤独や不安を抱えている方ばかりです。

在院に数の縮小から退院を余儀なくされた高齢者、独居高齢者の増加、核家族化などが原因で、孤独を感じている高齢者が増加しています。

そこで、注意が喚起されていることが高齢者の自殺です。

看護職者として、高齢者の心の問題に着手し、孤独を感じさせない看護ケア、自殺を食い止められる関わりを行いましょう。

高齢者の自殺の現状

高齢者の自殺の原因は、孤独、周囲への申し訳なさ、疾患や症状の持続を悲観したもの等があります。

誕生日、敬老の日などの記念日をその日に選んだと自殺日を自分の「記念日」にしてしまう高齢者もいます。

また、死ぬ気で視察をしたけれど、死ぬ前に発見され医療機関や自宅に帰されてしまったというケースもあります。

統計的に高齢者の自殺は、全自殺の4割と言われています。

そして、そのうち6割が病気や症状を悲観してのものだそうです。

いつ治るかもわからない、どうせ悪くなるしかないと言う思いが自殺を駆り立てます。

その他にも、生活苦、家族の問題なども背景にはあるようです。

高齢者にとって家族とは

関係性の違いによりその有効性や効果は異なります。

若かりし頃の高齢者の言動や行動が、今の家族関係に影響する場合があります。

必ずしも同居や一緒に生活する事がよい場合ばかりではないそうです。

一方、自殺者の9割以上が家族との同居高齢者と言われています。

そして、その高齢者の多くは、鬱病や鬱状態を来たしているそうです。

高齢者の自殺予防

まず、早期発見、治療開始です。うつ病は、治療できる疾患です。

薬物によるコントロールで精神活動を正常に保ち、自殺しようという気持ちを排除できる事があります。

また、治療により眠れるようになった高齢者は、心の落ち着きを取り戻し、活動性が高まります。

このような患者さんに、高齢者の憩いの場や情報提供、正しい介護保険制度の活用等を促せれば、鬱鬱した気持ちを健康的に引き戻すこともできるでしょう。

看護師との関わりが心を強くする

孤独を感じている高齢者でも、人との関わりを断ちたいわけではありません。

家族には言えない、家族には言いたくない事も看護師であれば話せることがあります。

話そうと思わなくても、ついつい話してしまっていたと言う高齢者もいますし、聞きだすことが上手な看護師もいます。

看護職者として、高齢者の心のケアを行う事で、自殺撲滅、悲しい死を食い止める関わりが出来ると、より一層の看護の魅力を感じられます。

高齢者ケアの資格

・高齢者ケアストレスカウンセラー

・メンタルヘルス心理士

・メンタルヘルス心理アドバイザー

・シ二アピアカウンセラー

まとめ

自分の命を自分で本当に断ちたい人はいないでしょう。

誰も気づかず、対処できない為に、心の苦痛を逼迫させてそのような悲しい行動に至ってしまうのです。

そのような苦しみ、寂しいと感じる高齢者の光に慣れる心温まる看護がしたいものです。

高齢者ケアに関する専門資格も多くなっています。

また、認知症高齢者への専門ケアを行う講座など、高齢化社会に対応できる看護師の力を養うセミナーもたくさんあります。

人生の先輩が、本当に人生ってよかったと最期を締めくくれるような看護を医療職者として提供できれば本望ですね。