健康寿命や認知症予対策を急務とされる昨今の日本では、カラオケをレクリエーションの一環として取り入れる高齢者介護の現場があります。

では、カラオケの効果と認知症について少し記載します。

認知症予防とカラオケ

認知症治療に歌を唄うと良いとの報告が上がりました。

唄う事は楽しい、脳を刺激する、時に身体を揺らし活動にも至る、頭と身体、多くの器官を刺激する活動が歌を唄うと言う事です。

失語症や認知症の検査として神経心理検査が持ちられますが、その結果を、歌を歌う前後で比較すると、認知症進行を阻止できるとの結果がえられました。

これを半年間実践し、高齢者の物事に対する意欲や認識、注意力を調査すると、その改善や好転が得られたと言う事です。

楽しい、嬉しい、陽気になれることで精神状態が安定し、認知症予防、進行阻止が出来ると言う事です。

認知症の改善

認知症を完全に治癒させることは困難と言われていますが、症状を和らげ、その人や周囲の人々の生活の質を向上させることは可能と言われています。

よって、認知症は治癒困難でも改善させることはできるということです。

もの忘れがひどい、自立困難、不安や徘徊、急な激怒や感情起伏がある場合、対話する人、関与する人により状態を安定させることができます。

安心感を与え、その方のペースに合わせ時間が共有できるゆとりがあれば、その方の気持ちを落ち着かせ、安定を呼び起こすことができます。

また、カラオケの効果から言うと、幼少期や楽しかった若いころを思い出すことで心の安定を取り戻し、若いころの記憶と共に、認知症症状を軽減させることができます。

幸せ、幸福感を感じられることが認知症症状の改善に繋がります。

よって看護者は、認知症患者さんの幸福感に関わるケアを行い、認知症予備軍や認知症予防をしたい人々にストレスを与えないケアを行う事が必要です。

症状が緩和されても、脳の状態に変化があるわけではありません。

よって、その人が恐怖を感じ、不安感を募らせると、たちまち症状が出現し、精神的不安定を呼び起こします。

ケース別:認知症症状改善のアプローチ

無気力

認知症患者さんに見受けられることは、何をしても楽しくない、やりたくない、どうでもいいという言葉ではないでしょうか。

その無刺激な状態が認知症症状を悪化させることがあります。

音楽に触れる、外の風を感じる、塗り絵をするなど、刺激を与えるようにしましょう。

妄想や不安

被害妄想などがきっかけで徘徊をする場合があります。

これは、「不安」「安心したい」との表現があり、患者さんの訴え、孤独、辛さを共有、共感する事が大切です。

背中をさすり、手をさすり、「大丈夫」と訴えかけるだけで心が安らぐ時があります。

ゆったりとした時間で共に散歩してみたり気分転換する事も必要なケアです。

昼夜逆転

睡眠障害に悩む認知症患者さんは多くいます。

昼は活動体勢を作り覚醒を促し、夜間眠れるように対策します。

日中、散歩、ストレッチ、リハビリテーション、余暇活動やレクリエーションで何か刺激をすることが大切です。

出なければ、刺激なく眠ってしまいます。

まとめ

認知症患者さんの状態安定や認知症予防ケアにカラオケがよいと言う事が分かりました。

医療機関では取り入れられないかもしれませんが、何もカラオケの機械が無くても達成可能です。

患者さんと共に一緒に歌を口ずさんだり、音楽を楽しむことはできるでしょう。

昔流行った歌を唄ってみて、会話を広げることもできるでしょう。