「何度言ったら分かるの?」

今日もまた可愛い新人看護師が、お局様・・いや意地悪な主任からチクリチクリやられてます。

「あなたって、いつまでたっても点滴確保が上手にならないわね。」

同じ年の仲の良い看護師が、先輩看護師からまた嫌みを言われ落ち込んでいます。

自分が被害に遭っているわけではなくても、お辛いでしょう。

チームワークを大切にする現場で、いじめなんてあって良い看護ができるはずはありません。

辞めたい気持ちが生まれても、まったくおかしくないんです。そして、もやもやしたままでいるより転職した方が良い時もあります。

このページでは、いじめが存在している職場を辞めるべき理由について解説していきます。

手遅れになる前に、決心しましょう。

いじめが存在する職場はダメなところだらけ

職場でいじめがあるなんて、ショッキングですよね。

そんな許せない行為が行われている職場なんてもう嫌だ、辞めたいと思うことは自然です。

ただ、同時に「自分が何かをされているわけではないのに、それだけで辞めてしまって良いのかな?」という気持ちもあるでしょう。

それは心配しないでください。辞めたい気持ちを優先して大丈夫です。

むしろ、そのまま働き続けることにデメリットがあるんです。

いじめが放置されているなら、その職場には何かしら問題があると思っていいでしょう。

そんな職場で働いていると嫌な目にあったり、無駄に精神をすり減らしてしまいます。

例えば…

患者さんとの信頼関係が崩れる

新人看護師が、病棟の廊下や病室なんかでコソコソいじめにあっているところを、患者さんや家族、面会の方に見られてしまっているということも大有りです。

チェックは厳しいですから、もしかして投書しているかもしれませんよね。

せっかくみんなが夜勤に疲れ果てながらも神経をすり減らし、笑顔を作り頑張って働いているのに、たった一人のその加害者のために病棟の信用、信頼関係はガタ落ちです。

上の人が現場を理解してない

看護師に対しての良くない投書が入ると、師長だけでなく怖い部長までもが病棟にやって来て、ケア途中にも関わらず、今すぐ対策を立てなさいと要求しちゃったりしますよね。

そんなこと言われても知らないわ、出来ればに直接その本人に言ってよ!と思いませんか?

看護の質の低下だなんていう前に、偉い方々こそ、ご指導のほどよろしくお願いしますと言いたいですね!

何でもかんでも現場に責任があるっていう見方をするような職場に未来はないです。

師長や主任は見て見ぬふり

上司はいじめを知っているのか、知らないのか、わざわざお局様と新人看護師を夜勤まで組ませてしまいました。今夜もきっと何かあるに違いありません。

いじめられないように見張ってなきゃ!そう思っていても、いつものようにナースコールの嵐、トイレ介助、絶対忘れてはいけない血糖測定の時間、そして急変!

新人も可哀想だけど構っている時間なんてまったくありません。

いじめのことは師長や主任だって知っているのに、何も変わらない、何もしてくれないってそれこそひどくないですか?関わり合いたくないのか、自分の仕事が忙しすぎてなんでしょうか?!

そんなの管理するのが師長の仕事でしょ!と心の中で叫んでも、自分が逆らうことなんて絶対出来ません。

主任に相談しても答えは返ってこないし、結局なんら解決もしないまま疲労だけが溜まり、またすぐ夜勤です。

いじめ被害者本人から相談を受けても何もできない歯がゆさ

例えば、可愛い新人看護師からいじめの悩みを打ち明けられたら、あなたは先輩としてどう答えますか?

もちろん上司に何とかしてもらわなければならないのですが、あまりにも期待薄。そしてその上司こそが加害者ってこともあります。

また、医師が加害者ってこともありますよね。もしかして自分の仲の良い看護師が、ひそかにいじめていたってこともあります。

「分かった、私に任せてね!」なんて口が裂けても言えるわけがありません。せいぜい、「よし、今夜飲みに行こう。聞いてやるから。」と言って、ほんとに聞くだけ、せいぜい「困ったねぇ」と一緒に困ってあげるだけになってしまいます。

そんな時、患者に成りきって投書という手がありました。

と、意気込んでみてもいざという時に、誰かが見ている気がして、書いてはみたもののポケットの中でぐちゃぐちゃになりとうとう出さずじまいってこともあります。

あ~ほんとに何も出来ないわと情けなくなってしまい、辞めたいなぁと思ってしまう気持ち・・・分かります!

もしかしたら、次のターゲットはあなたかも

いつも誰かをターゲットにしていないと気がすまないようないじめの加害者。たまたまターゲットにされた看護師は本当にたまったものではないですね。

今は新人看護師だけど、彼女が異動してしまったらと思うとどうしようもなく怖くなってしまうことありませんか?次は自分じゃないなんて言えませんから。

そんな不安を抱えながら、なるべくその加害者から声をかけられないように、目線を合わせないように、隠れるように業務をしていなきゃならないなんてとても耐えられません。

イジメの無い平和な職場に転職しよう

ただでさえ夜勤や時間外勤務で疲れているのに、いじめの不安や上司への不満を抱きながら働いているのって疲れが倍増ですよね。

それにイライラが顔に出ちゃうので、家族や彼氏にまで心配をかけてしまったりしているかもしれません。そんなのは、もう嫌です!

そうなんです!悩んでいるより早々に転職したもの勝ちなのです。

ただ、もし転職してその職場にもいじめがあったらと思うと躊躇してしまいますよね。

ナースフルが実施した看護師向けアンケート調査によると、過去にいじめなどを受けたことがある人、現在受けているという人は合わせて70%を超えていました。

確かに、看護師の仕事はいじめと無縁ではないのかもしれません。

ですが、現在の職場で人間関係が良好であると思っている人の割合も過半数を超えています。

転職して良い職場に出会うことができた人も、たくさんいるんですよ。

動かないで苦しむより、悩みながらも前へ進む選択が成長にもつながるはずです。

  • いじめの問題もなく、肩に力が入らなくてすむ職場
  • 看護師長もスタッフも、医師だって、みんな和気あいあいの職場
  • 上司はきちんとスタッフの指導をしてくれて、悩みの相談にものってくれる職場
  • 患者さんから感謝され、看護師してて良かったとやりがいを感じられる職場

こんな平和な職場もあるんです。今の職場に少しでも疑問を感じるなら、求人探しを始めてみてはいかがでしょうか。