皆さんが現在勤めている職場について、就職前はどのような方法で情報収集をしましたか?

「知り合いが働いていたので教えてもらった」
「ネットの口コミサイトで自分で調べた」
「求人サイトのアドバイザーに教えてもらった」

などが一般的な方法だと思います。

しっかり情報収集して納得したつもりでも、実際に就職した後に、事前に聞いていた状況とだいぶ違うことや、想像以上の激務だったなんてことはありませんか?

また、そのように感じても、世の中の別の職場と比較して

「自分の職場が多忙すぎるのか、それともごく平均的な業務量であるのか」
「休暇が取れている方なのか、そうでないのか」

など、自分では判断できないことも多いと思います。

例えば、看護学校時代の友人が別の職場にいる人は、そういった別のところの情報を聞き出すこともできますが、そんなに多くの情報を得ることは難しいのが現状です。

職場激務度チェックリストを使って簡易診断!

自力で職場の比較を客観的に行うことは、容易ではありません。

そこで、みなさんが自分の職場の激務度を簡易的に診断できるチェックリストをご紹介します。

以下の質問の中で、いくつ当てはまる項目があるかチェックしてみてください。

  • 昼食の休憩時間が30分以下
  • 有給休暇が年間5日以内しか取れない
  • 毎回3時間以上の残業をしている
  • 医師の数が圧倒的に少なく、看護師だけで治療等を判断することが多い
  • 給与が割に合わない(残業手当は暗黙の了解でもらえない)
  • 勉強会が休日に行われるが、出勤扱いにはならない
  • 片道1.5時間の通勤時間がかかる
  • 医療安全教育が徹底されておらず、何かあれば自己責任という風潮がある
  • 職場内でいじめがある
  • キャリアアップについて積極的な支援がない

さて、いくつ当てはまりましたか?

それでは、診断結果を見ていきましょう。

8~10個当てはまった人

だいぶブラックな職場と言えます。

80%以上の項目に当てはまったということは、現在非常に辛い職場で勤務をされている可能性が高いため、今すぐ転職をお勧めします。

特に、休憩や休日がきちんと取れない、医療安全体制が整備されず自己責任になるにチェックがついた方は要注意です。

責任を伴う激務を何とか、かろうじてこなしている状態が続くと、精神的にも肉体的にも無理がたたり、いつ重大な医療事故を起こしてもおかしくない状況になります。

そのような中で、病院が、あなた自身を守ってくれるような体制を整備していないとなると、最悪の場合、訴えられてもあなた自身で自分の身を守らなくてはなりません。

実際に過去にあった裁判例では、病院と職員の責任のなすりつけ合いとなり、泥沼の状態が長期化したものもあります。

そうなる前に、快適な職場へ転職する必要があります。

自己犠牲の元で仕事をしていると、いつか破綻してしまいますので、今のうちに、より良い環境を探し始めましょう。

4~7個当てはまった人

今すぐ職場を辞めることはお勧めしませんが、働きながら次の職場を探し始めると良いでしょう。

当てはまった項目にもよりますが、職場内のいじめや、休日に行われる勉強会が出勤扱いにならないなどの場合は、職場を変えることで改善することが考えられます。

他にも、給与面や業務量、医療安全活動など、病院の体制に関することでしたら、転職サイトなどから、情報収集できますので、より条件の良さそうな職場を探し始めるのも良いと思います。

探し始めると、もっと環境のよい職場が見つかったり、逆にそれほど変わらない職場が多いなど、自分の職場との比較もできますので、安易に今すぐ辞めるのではなく、まずは情報収集から始めてみましょう。

0~3個あてはまった人 

比較的に恵まれている職場と言えます。

基本的には転職は考えなくて良いのではないでしょうか。

しかし、まだ就職したばかりで現状がよくわからないという方や、あてはまった項目が自分の中でどうしても耐えがたいという場合には、慎重な判断が必要です。

例えば、キャリアアップについて積極的な支援を行ってくれない職場であったとします。

業務を行う上ではあまり問題にはありませんが、ゆくゆくは継続して働く上でのモチベーション維持が難しくなってきます。

そのような場合には、まずは職場の人に相談して、キャリアアップについて、全員で話し合う場を設けると良いでしょう。

実は言い出せなかっただけで、同様の悩みを抱えている人もいるかもしれませんし、これをきっかけに支援体制ができるかもしれません。

それでも問題が解決しない場合には、キャリアアップを目指せる職場に転職することを考え始めてみるのも一つの方法です。

激務に疲れて辞めようか悩んでいる看護師さんへ

転職をすることは、体力も気力も必要とします。

そのため、できればより条件の良い職場に長く勤めたいと思う人が多いのではないでしょうか。

では、どのような職場を選べば、安心して長く勤められるでしょうか。

それには以下の2つがとても重要です。

まずは、モチベーションが維持できること

みなさん誰でも、職場に求めるどうしても譲れない条件があると思います。

例えば、上でご紹介したチェックリストにも含まれている条件として、給与や、休みの日数、通勤時間、キャリアアップの問題など、様々なものが挙げられると思います。

実はこれが何より大切です。

継続して勤務するためには、自分のモチベーションが全てと言っても過言ではありません。

どんなに恵まれた環境でも、自分の気持ちがついていかない場合には、継続できませんし、逆に多少の激務環境でも、自分のモチベーションが保たれている場合には楽しく働くことも出来ます。

そのため、「ちょっと欲張りすぎかな?」などと考えず、妥協はせずに、とことん自分が大切にする条件を突き詰めましょう!

信頼できる職場

モチベーションとなる条件が分かったら、次は、職場の体制をチェックすることが大切です。

具体的には、激務チェックリストにもあったような「残業時間が暗黙の了解でもらえない」、「医療安全教育が徹底されておらず、何かあれば自己責任という風潮がある」というようなことがない職場です。

例えば、残業時間をきちんと管理したり、激務にならないようにシフト管理をしたりと、職員の健康を第一に守ることを掲げている職場は、職員同士の信頼関係を築きやすく、働きやすい職場と感じることでしょう。

看護という職業上、やはり多少の多忙さは避けては通れません。

しかし、職場での信頼関係があるかないかで、精神的な負担はだいぶ違います。

継続して働くためにも、この点を重視しながら、転職先を探すことが大切です。

世間では、看護師はまだまだ不足しているといわれています。

以上の点を踏まえて、たくさんある職場の中から、より条件の良い職場を、探してみてはいかがでしょうか。