女性社会の看護師の私たち。どの職場でも勤続年数の長いお局様はいますが、上から目線で高圧的態度のお局様って必ず1人はいますよね。

「一緒の勤務になりたくないっ!」と祈りたくなってしまいますよね。

そうではありますが、お局様は仕事も早くできたり、うまく問題を対処してのけたりと見習うところもたくさんあります。

ですから、できるならば仲良く仕事をしていきたいものですよね。

そこで、今回は、私がお局様とうまく付き合うために実践した5つの方法をお伝えしたいと思います。

その1:御局様が意地悪をする心理を理解する

お局様は、「経験値の高さや実力に自信があるので、偉そうにしているんだな」と思う方もいるでしょう。

でも実は違うんです。

偉そうにして見えるのは、自分自身への劣等感や自信の無さの表れなんです。

自分に自信がある人は、困っている人や仲間を助けてあげよう、教えてあげようという心理が働きます。

自信のある人の周りには、自然と人が集まっているのではないでしょうか?

でもお局様は、教えるどころか攻撃してきます。

では、どう言うことで劣等感や自信のなさを抱くのかというと、以下のような事があります。

例えば、意地悪をしている相手よりもお局様の学歴が低かった、相手よりも免許や資格を持っていない、友人らは管理職についているのに自分は平社員、自分より若くて可愛いのが気に食わないなどです。

劣等感や自信のなさに気づかず無意識のうちに、または気づいていても自分自身ときちんと向き合わない為に「なんかあの子気に食わない」という感情が働いてしまうのです。

その結果いじめや意地悪、高圧的態度をとる事で「自分はあなたより劣っていない。強いんだ。」と見せかける事に必死になってしまうのです。

つまり、お局様はあなたが嫌いなのではなくて、意地悪な行為をする事で、自分自身は強いんだと作りあげ自分を保っている状態なんですね。

これを理解すると、意地悪な発言や嫌がらせを受けたとしても「また言ってる。そうやってコンプレックスを隠そうとしてるのね。哀れな人」と思えて、発言をスルーできますよね。

その2:うけ流して気に留めない努力をする

お局様の心理を理解しても、言われた事に傷ついてしまう、そんなにうまく切り替えられないと思う方もいるではしょう。

お局様から目をつけられないためにも、また弱いものいじめをやめさせる為にも、意地悪な発言や嫌味、高圧的な態度をとられても毅然とした態度を保ち、平然としている事です。

そのためにもうけ流して気に留めないよう気持ちを切り替えましょう。

というのも、意地悪な発言などを受け、気持ちを切り替えられずにいたら、あなたの気持ちや行動、態度が萎縮してしまいます。

そして気持ちや行動、態度が萎縮してしまうと、ドキドキして不安や焦り、自分自身に自信が持てなくなってしまい、結果的に仕事でミスを起こしやすくなってしまい悪循環の負のループにはまってしまうのです。

傷つく言葉や態度を受け流す事や、気持ちを切り替え気にしないようにするのは確かに簡単にできる事でははありません。

しかしこれも仕事の1つと割り切ってしまうと案外うまくいきますよ!

その3: 頼りにしていることを伝えて、上手に相手を立てよう

「今日はあなたがいてくれて良かった」など、頼りにされる事は嬉しいものですよね。

お局様にもこの方法を使っちゃいましょう。

あなたの予想の上でも良いですから、お局様の得意としている分野に関して、上手に頼りにしていることを伝えてみましょう。

例えば患者さん受けの良いお局様ならば、「今日は困った患者さんが来る日ですけど、〇〇さんがいるので大丈夫な気がします!」

仕事をこなすのが早いお局様ならば、「今日は忙しくなりそうですけれど、〇〇さんがいるので大丈夫な気がします!」

こんな具合に言ってみましょう。

きっと相手は、嬉しく思うだけでなく、お局様の自信もつき張り切って仕事をこなしてくれると思いますよ。

そして頼りにしてくれるあなたを可愛く思えてきて、意地悪な行動が減ってくる事でしょう。

その4: 内心嘘でも良いから、ありがとうと尊敬している事を伝えてみよう

散々今まで意地悪な事を言われて「そんな尊敬の念なんて言えない…」そう思う気持ちはわかります。

ですが、意地悪な事を言われた時がお局様から可愛がられるチャンスですから、くじけないで下さいね。

意地悪な事やイヤミを言われたら、「ありがとうございます。とても勉強になります。○○さんがいなかったら、気付けませんでした。○○さんと一緒に仕事すると本当にたくさん学びが多いです。」と言ってみましょう。

「ありがとうございます」は、相手に感謝を伝え相手を認めている言葉であり、運気も上がる言葉なんですよ!

そこに尊敬の意を伝える事で、自分に自信がないお局様にとって、「私って良い先輩」と認めて、お局様にとっては大きな自信につながります。

そしてこの言葉を伝えていく事で、徐々にいじめは減り可愛がってもらえるようになりますよ!

その5 : プライベートの話をする

休憩時間などで、お互いの深い情報を話してみましょう。

心理学では、お互いの深い情報を知っていく事で、親近感がわくと言われています。

お局様が以前話していたペットの話でも、甥っ子姪っ子さんの話で良いんです。

前に話していた事を覚えていてくれた、
お局様の大切な人(家族やペット)の事を覚えていてくれた事が、喜びとなり親近感が湧きやすくなるでしょう

しかし、機嫌が悪い日にこの話をするのはやめておきましょう。
「プライベートに立ち入って!」とイライラを増強させてしまってはいけません。

あくまでも機嫌の良い日を逃さないで、話してみて下さい。

まとめ

5つの対処法いかがでしたでしょうか?すぐに実践できるものもあるで、ぜひ試してみて下さいね!

でも、中にはお局様の対応にはもう精神的にも肉体的にも疲れ切ってしまった方もいるでしょう。

どの職場でも勤続年数の長いお局様はいますが、どのお局様も意地悪なわけではありません。

身体を壊してまで自分を犠牲にして、そこの職場で働き続けるのは問題です。

人間関係や職場の雰囲気、退職者の理由など細かくリサーチして、自分にあった職場への転職をおすすめします。