美容外科関係の職場を選んでいる方は、その理由として、勤務地が近い、清潔な環境、尋常でない多忙な業務がない、などもあると思いますが、一番は給与が高いということではないでしょうか？

クリニック系の相場の中でも、美容系の職場は比較的、高収入のところが多くあります。

もし、そのような点を魅力に感じて満足はしていたとしても、ある時、ふとした理由から辞めたいなと感じることはありますよね。

今回は、そのお悩み別の転職先について、一緒に考えてみませんか？

考えてもいなかった新しい未来が見えるかもしれません！

美容外科系からの転職先候補

きっとこのような問題が頭を悩ませていませんか？

選択肢はたくさんありますよ！

クレームの多い患者さんの対応に悩んでいるなら内科系のクリニックへ

先ほど、魅力の一つとして高収入という点を挙げましたが、その一つの理由として、美容業界は儲かるという事実があります。

美容医療は保険が効かずに、実費で行う高額なものが主流のため、支払われる金額も多く、必然的に職員の給与も多くなるわけです。

しかし、逆の視点で言えば、患者さんは大金を払っているわけで、当然クリニックにそれなりの効果などを期待し、求めてきます。

この過度な期待が、時にクレームへとつながってしまうこともあります。

特に、女性を対象とした施設の場合、美への執念は激しく、クレームをつけてくる人は、とことん何でも言ってくる傾向にありませんか？

いわゆる難クレームという部類のものです。

「こんなはずではなかった」

「そんな説明は聞いていない」

「高いお金を払っているのだから、もっと特別扱いしてくれ」

など、挙げればキリがありません。

そのような煩わしい毎日に嫌気がさし、辞めたいと悩んでいるなら、内科系の職場に転職することをおススメします。

内科系の職場は、患者さんと正面から向き合い、傾聴し寄り添う看護が必要です。

そのような職場では、理不尽なクレームを言ってくる患者さんは少ないです。

理不尽なクレームは、知らぬ間にストレスとなって自分の中に溜まっていくので、悩んでいる方がいたら、思い切って転職することをおススメします。

健康を害してまで、今の職場にしがみつく必要はありますか？

自分の体が一番ですよ。

病気への看護をしたいと思っているなら、外科病棟へ

美容外科は、疾患を抱えた患者さんに対応するというよりも、外観を美しくすることで心の平安を取り戻すことが目的です。

来院する患者さんにとっては、疾患と同じくらい思い悩んでいる場合もあるので、一概に看護が必要ない職場とは言えませんが、いわゆる一般的な看護業務とは一線を画します。

中には、時々、最新の治療を支えるような支援や、看護業務を行うことを懐かしく思ったり、興味をもったりするのではないでしょうか。

私の友人も、大学病院を退職し、美容外科へ転職しました。

しかし、金銭的、体力的な満足感はあるものの、過去の生き生きした最先端の看護を懐かしく思うことが多くなり、結局、外科系の病院に再度転職しました。

その友人は、一度懐かしい気持ちが芽生えると、戻りたいという欲求を押さえられなかったと言っています。

様々な人がいるとは思いますが、悩んでいるのであれば、私の友人のように、外科病棟へ転職するのはどうでしょうか？

試しに飛び込んでみることで、より自分のやりたかったことが見えてくるかもしれません。

その後に、やはり美容系の方が向いていると感じたなら、またいつか戻ってくればいいのですから。

外科病棟は、毎日いろいろな治療が行われます。

もちろん勉強しなければいけないことも多いでしょう。

しかし、何となく満たされなかったあなたの心は、きっと満足感でいっぱいになるのではないでしょうか。

あまり気負い過ぎずに、気軽に考えてみてください。

きっと楽しいですよ。

看護師としての醍醐味を味わえないと悩んでいるなら地域の総合病院へ

これは美容系の職場では仕方のないことですが、あまり看護師としての力や魅力を感じる機会がないと感じていませんか？

具体的には、看護師の寄り添う力で癒しを与えたり、自分が誰かの役に立っていると感じる機会が少ないということです。

働き方の選択は自由なので、こういった一定の距離のある仕事が好きであれば、とても向いています。

しかし、もっと距離の近い看護を行いたいと感じている人もいるかもしれません。

そのような人は、総合病院への転職をおススメします。

総合病院では、自分で診療科を選ぶことができますので、外科系でも、内科系でも自分のスタイルを優先するのが良いでしょう。

外科系で、日々変わる病状の患者さんを相手に、自分のスキルを最大限に活用するのも良いですし、慢性期が多い内科でじっくり患者さんと向き合ってみるのも良いです。

いずれにしても、患者さんは、身近に寄り添う看護師に、本音を打ち明けてたりすることで、信頼関係を築き、距離感の近い看護を行うことができます。

もし自分のスタイルが分からないという人も総合病院内であれば、異動もできるので、徐々に自分にあった形を選べると思います。

病院で働くことへのブランクがあるために、不安に感じるかもしれませんが、そんなに心配する必要はありません。

教育制度が整っている職場を選択すれば、一から基本を学びなおせる上に、最新の知識を身に付けることができます。

看護師として働くことが楽しくなくなり、辞めたいなという思いが心を占領するようなら、スパッと転職してしまうこともアリですよ。

選択肢はたくさんあります。

美容外科勤務経験を活かした転職先

この分野で働いていた人の強みは何といっても、丁寧ね接客と、プロとしての立ち振る舞いではないでしょうか？

医療関係者というのは、とても狭い世界で働いでいるため、一般企業の人のような常識的な社会人という認識を持っていないことがほとんどです。

それゆえ、入院患者さんとの認識の違いなどから、時々トラブルになることもあります。

その点、美容外科などで働いていた人は、これらの対応がプロとも言えます。

その強みを一番活かせる職場、プライベートクリニックや、大規模病院のVIPルーム勤務です。

要するに裕福な患者さんの対応です。

私のいた大学病院では、このVIPルームを担当できる看護師は、専門的な接遇研修を受けたごく一部の人でした。

一泊何十万という値段の個室を選ぶようなセレブは、当然社会の常識を持った人を好むため、必要な体制なのです。

このような患者さんを相手にする上で必要なスキルを、美容外科勤務の人は十分に持っていると思います。

また、手術室勤務も良いかもしれません。

クリニック等で少人数で手術を切り盛りしてきた実績があれば、どこの手術室でも勤務可能だと思います。

大規模な病院から、外来手術専門のクリニックまで、可能性は無限大です。

少し視点を変えるだけで、選択肢は広がります。

まとめ

いかがでしたか？

お悩みが解決できそうな転職先はありましたでしょうか。

今すぐに転職活動をしないとしても、可能性を探っておけば、心に余裕が生まれるのと思います。

前向きに働く上でも、自分のスタイルを見つけてみてください。

一緒にがんばりましょうね！