訪問入浴業務を行っている看護師さんは、毎日多くの訪問先を回っていますよね。

そんな毎日の業務の中で、ふと立ち止まった時に、現在抱えている悩みに気付いたりしませんか?

もし、今の職場を辞めたいと悩んでいて、どこに転職すればよいか迷っている人は、これを参考に、新しい世界へ飛び込んでみてください。

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私も一時期、訪問入浴の仕事に就いていました。

その後、他の職場へ転職しましたので、その時の経験なども踏まえてご紹介できればと思います。

時間に追われ疲れているなら、一般企業へ

この仕事はとにかく時間に追われ、流れ作業のようにいくつもの訪問先を回ります。

朝から夕方までの勤務のため昼食をとりますが、移動しながらコンビニで購入して車中で食べるというような、気の休まる時間がない環境でした。

もしかしたら、きちんと環境が整っていて、同じような状況ではないところもあるかもしれませんが、大半がこのような流れだと思います。

入浴業務自体は介護士さんの仕事のため、負担感は少ないのですが、自由度が高い分、チームの一員として自分から仕事を見つけて動かなくてはいけないなど、精神的な負担も大きかったことを覚えています。

医療機関の業務も体力勝負ですが、案外車での移動を重ねる訪問入浴の仕事も体力勝負だと思います。

そのような点が辞めたい理由になっている方は、一般企業への転職をおススメします。

一般企業の募集と言えば、医務室や健康管理の仕事が多くあります。

イメージする企業の仕事も、そういったものではないでしょうか?

これらの仕事は基本的に机に向かっていることが多いため、激しく動き回ったり、移動を重ねることもあまりありません。

社員の健康を維持するための仕事なので、病気の方を対象とするのとは違った喜びがあります。

また、そのような業務の他にも、電話対応や、営業などの仕事もあります。

いわゆるコールセンターの仕事や、医薬品関連の仕事です。

最近では、他にも多くの分野からの募集も見かけますので、もし興味があれば一度検討すると良いと思います。

私も企業で10年近く働きましたが、医療の世界とは異なる体験を詰めたことで、その後の人生の幅が広がりました。

社会はとても広く選択肢も多いので、視野を広げて選択することをおススメします。

個人宅への訪問に抵抗があるならクリニックへ

訪問業務の最大の特徴と言えば、利用者さんがやってくるのを待つのではなく、こちらから訪れるという点ですよね。

相手の生活の中に飛び込んでいく感じです。

正直なところ、これは厳しい環境の場合もありますよね?

物が散乱し、とても清潔とは言えない場所にも、時には伺わなくてはいけません。

清潔のため片付けを手伝おうにも、そのような時間はないため、環境をそのまま受け入れるしかありません。

そのような環境を苦痛に思う人もいるかもしれません。

そして、何より私が一番つらいと感じたのが、一軒訪問するごとに、きちんと手を洗えなかったことです。

当然、訪問先で手を洗うことは許されないわけです。

そのため、訪問入浴車には、簡易的な水道が設置されているので、手を洗うことができますが、医療機関で行っていた手指衛生とは全く異なります。

言うならば、制限のある水を使って最低限の汚れを落とすという感じで、その手で昼食を取らなくてはいけないことが何より苦痛でした。

生半可に清潔の概念がしっかりあるがゆえに、精神的な安らぎを得られなかったと言ってもいいかもしれません。

もし、同じ点で悩んでいる人がいたら、クリニックへの転職をおススメします。

新しい施設や、衛生観念がしっかりしたクリニックなどを、ご自分で選ぶことができるので、良いのではないでしょうか。

もしかしたら、私のような例は稀かもしれませんが、少なくとも訪問先に自らがいくことによる様々な制限はありますよね。

その点は、患者さんがやってくるクリニックでは発生しない問題ですので、検討候補に入れてみてはいかがでしょうか。

派遣業務に不安を感じているならデイサービスへ

訪問入浴の看護師の募集は、ほとんどが派遣扱いです。

正社員として採用している場合はとても少ない印象を受けます。

派遣として登録している場合、時間給になり福利厚生も不安定です。

そういう状況に将来の不安を感じる人も多いのではないでしょうか。

いくら看護師は引く手あまただと言えども、保障がしっかりしていないことは、常に不安の種になりますよね。

結婚している場合や、正規職があり、副業として行っているなどの場合には問題ないかもしれませんが、これ一本で仕事をしている場合には、切実な問題です。

そのように感じている人は、デイサービスへの転職をおススメします。

デイサービスは、派遣も正社員も両方募集していることが多いことと、訪問介護で接していたような高齢の利用者さんを対象としています。

そのため、転職した後も、環境が大きくことなることもなく、すんなりと馴染めるのではないでしょうか。

そして、高齢化社会に合わせて、近年様々なタイプのデイサービスが設立されています。

その施設のタイプに合わせて、働き方も選べますので、一口にデイサービスと言っても、選択肢はたくさんあると考えてください。

具体的には、認知症の症状緩和に特化して、様々なプログラムを提供する施設や、自立を目指してリハビリに力を入れる施設などです。

このような専門的な施設での経験を積めば、自分のスキルアップにもつながるのではないでしょうか。

悩んでつらい思いをしているなら、新しい職場に転職するチャンスですよ。

訪問入浴勤務の経験がある方に向いている転職先はココ!!

この業種の経験をしている人は、意外と救急部などの時間との勝負になる部署が向いているかもしれません。

短時間で必要なことを次から次へとこなしていく必要がある点で共通している職場です。

時に、救急関連の職場は、その流れの速さが合わないという人もいますが、訪問入浴を行っていた実績があれば、対応できると思います。

もちろん、分野で言えば全く異なるものなので、これだけで適性は判断できません。

しかし、基本的な相性の部分ではすくなくとも合致していると思います。

また、訪問入浴を好んで行っている人のほとんどが、利用者さんの喜ぶ顔を見ることが嬉しいと感じていると思います。

その喜びに似た感情を得るという意味では、実は外科系の職場も良いと思います。

術後などで長らく入浴できなかった人を、介助するときや、食事を食べられなかった人が、やっと食べられたなどの、生きる喜びを一緒に感じることができます。

やはり、看護の醍醐味としてその点は重要ですよね。

自分が誰かの役にたっているという感覚は、活力にもなります。

どういう職場で働くかということを考える際は、自分に何が一番重要かという点を大切にして、いろいろ挙げてみてくださいね!

まとめ

これを読んでいらっしゃる方は、今すぐにでも辞めたいと思っているというような切羽詰まった気持ちの方もいれば、何となく辞めようかと悩んでいるという方まで様々だと思います。

どちらにしても、他の選択肢を知るということは、新しい可能性に触れられるので、楽しいですよね。

前向きに働けるように、楽しむ気持ちで検索してみるのも大事です。

私もこの職場の経験者なので、悩む気持ちがよくわかります。

心から応援していますので、一緒に頑張りましょうね。