病院や介護施設で働く看護師には、どんな性格が向いているのでしょうか?

優しくておっとりとのんびりした性格でしょうか。でも、看護師の仕事は時には厳しく患者さんを注意したり、指導したりしなければならないことがあります。そんな時、気が小さくて患者さんに対してハッキリものを言うことが出来ない看護師なんて困りますよね。

また、患者さんが辛い時や苦しい時、患者さんの身になって対応するのは大切なことですが、ただ同情するだけで一緒になって泣いてしまうような看護師も困ります。

看護師に向いている人とは

優しさの裏に厳しさと強さがある

看護師として厳しくしなければいけない時は、たとえ患者さんが可哀そうだとしても心を鬼にして厳しくしなければなりません。

患者さんが病気のことで不安で涙しているときには、悲しみや辛さを共有しながらも毅然とした態度で患者さんを励まし勇気づけてあげなければなりません。

優しいだけではなく、仕事に徹することが出来る厳しさや強さも必要なのです。強さに裏付けされた優しさを持ち合わせていると良いですね。

どんな時も動じない

どんな場面でも動じないくらいのおおらかさと素直さを持った人も向いていると思います。

少しのことで慌てふためいて看護師としての正しい判断が出来なかったり、看護技術が正確に迅速に出来ないようでは看護師として失格です。

また、どんな状況になっても適応していける柔軟な考え方が出来る人も良いですね。看護の仕事は内科や小児科もあれば外科や手術室勤務になることもあります。そんな時に、所属場所に素早く適応して所属場所に合った対応の仕方が出来ると理想的ですね。

看護の仕事は優しい言葉で患者さんに対応する場面より、感情を出さないで与えられた仕事をこなしたり処置をしなければならない場面の方が多くあります。

看護師としての仕事を全うするため、強さを秘めた優しさを持ち、仕事に徹することが出来る厳しさを持ち、どんな場面でも柔軟に対応できるおおらかさを持った看護師が望ましいと思います。