看護師で留学を規模している人の中で、イギリスで勉強してみたいと思っている人も多いです。

ナイチンゲールは看護師であれば知らない人はいないでしょう。ナイチンゲールはイギリスで活躍した看護師ですが、近代看護や教育の基礎を作った重要な人物と言われています。

イギリスなくして近代の看護学の発展はなかったと言っても過言ではありません。看護師としてスキルやキャリアを高めたいのであれば、理想的な職場と言えるでしょう。

イギリスにはNMCという団体があります。正式名称はThe Nursing and Midwifery Councilで、看護師の養成を担っている団体です。大学に入学して、NMCの認可するコースを履修します。コースを修了すると、NMCへの登録資格が得られます。このように日本の看護師の国家試験を受けて、資格取得するというシステムをとっていないのがイギリスの特徴です。

またイギリスでは、他の国で看護師資格をすでに取得している人のための看護留学プログラムが充実しています。看護における専門的な知識の習得の他にも、病院に出向いて実習を行うというダブルのカリキュラムが用意されています。

看護資格保持者向けのプログラムとは?

先ほど少し紹介しましたが、イギリスではヨーロッパ以外の国で看護師資格を持っている人を対象にして、専門のプログラムを用意しています。

Overseas Nurses’ Programmeと呼ばれるものですが、このNMCの認可するコースを履修しないと海外の資格だけでは、看護師としてイギリスで活動することはできません。

Overseas Nurses’ Programmeですが、看護技術だけでなく、医療現場の抱える問題や医療制度、コミュニケーションスキル、倫理的問題といった感じで医療全般について学習できるようなカリキュラムになっています。セミナーやレクチャーといった一般的な授業の他にも、ワークショップやチュートリアル、自主学習などいろいろなスタイルで勉強することになります。学生それぞれのニーズに対応した、オーダーメイド方式の授業であるところが魅力です。

講習が20日間と実習が3~9か月間で行われます。年に数回用意されているので自分のスケジュールに合わせて留学スタートができるわけです。

勉強するならイギリス大学がおすすめ

いろいろな教育機関で、看護師養成のプログラムが実施されていますが、その中でもイギリス大学は教育の質が高いということで留学先として人気です。

イギリス大学で学位を取得できると、もし現地で就職するのであれば、有力な武器になるはずです。しかも多ジャンルの勉強ができるようなカリキュラムになっているので、看護師の全体的な底上げをするのにももってこいです。

イギリス大学のカリキュラムは3年で修了するような内容になっています。1年目に関しては看護学と一般教養について学習します。ここでしっかりと土台を作り上げていくような感じです。

看護に関連するジャンル以外にも、生物科学や社会学、心理学などを勉強できます。2~3年生になると、専門的な領域を掘り下げて勉強することになるでしょう。成人看護や幼児看護、精神看護といった感じでいくつかの分野がありますから、自分が学習したい内容を選択して、専門性を高める形になります。

ちなみに1年生の段階から理論的なことだけでなく、実践的なエッセンスの授業も提供されています。教員はベテランの看護師が担当してくれるので、指導も現場に即したものになります。

また看護学以外の分野の授業もあって、そのいずれの授業に関してもそれぞれのジャンルの専門家が教鞭をとる形になります。それぞれのプロフェッショナルの授業を受けることで、イギリスで看護活動をするための自信を手に入れられるでしょう。