看護師の中には、将来留学しようと思っている人もいるでしょう。もし留学を視野に入れて転職を検討しているようであれば、海外留学を支援してくれるような医療機関を探すことが大事です。

実は看護師の留学をサポートしてくれるような病院もいくつか出てきています。

語学のプログラムを用意している病院

まず海外留学するとなれば、語学力が必要です。仕事だけでなく、日常生活の中でも英語を話すことが当たり前の毎日になります。

そこで留学支援を行っている病院の中には、仕事の合間を利用して語学研修を行っているところもあります。中にはかなり本格的に語学の学習のできるところもあって、ネイティブの先生が講義してくれるようなカリキュラムを用意しているところもあります。

海外留学を見てみると、最初の数週間は語学学校で勉強というコースも多いです。しかし海外に出る前に、ある程度英語力をつけておくと後々留学するときに楽です。

海外の医療機関と連携している病院

日本の病院の中には大手を中心として、海外の医療機関と提携しているところもあります。

このような海外の提携先があれば、留学とか研修がしやすくなります。また留学云々だけでなく、実際に外国の医療スタッフとコミュニケーションをとることで情報交換とか意見交換などもできます。

最近では、インターネットを使って動画などのコミュニケーションツールも発達しています。簡単なテレビ会議を通じて、海外の医療の専門家と交流もできるわけです。

このようなネットでのコミュニケーションも、今後留学するにあたって大きなプラスになるでしょう。

いろいろと医療関係の議論をする時には、医療英語はもちろんのこと、医療現場で実際に使われている言い回しのような生きた英語を耳にする機会になるからです。このようなワードが頭の中に入っていると、将来留学するときにコミュニケーションでジレンマを抱えることもなくなるはずです。

助成金の出る病院

海外に留学をするにあたって問題になるのが、現地に滞在している間の生活費や留学する場合の現地の教育費をどう捻出するかという点です。もし年単位の本格的な海外留学をするとなれば、おそらく数百万円単位のお金が必要になるはずです。

実は病院の中には、この留学費用の助成を行っているところもあります。

中にはかなりの費用を出してくれるような病院もあります。たとえば年間300万円とか500万円といったお金を助成してくれるような病院もあります。

もしこれだけの助成金を受け取ることができれば、金銭的な心配をすることなく、現地で医療や看護活動についての勉強ができるでしょう。

ただしこのような助成金の出るプログラムに参加できるのは、ごく限られた人数です。1人とか2人といったところが多いです。助成金の出る看護留学に参加できるのは、確かなスキルと豊富なキャリアを持っている人のみになるでしょう。

看護留学に参加するためには、まずは日本国内の病院でしっかり経験を積むことが優先されます。

日米医学医療交流財団のサポートの利用

アメリカに看護留学をする場合、日米医学医療交流財団というところのサポートが受けられるかもしれません。日米医学医療交流財団ですが、留学を希望する医療スタッフのサポートを全般的に実施している団体です。

たとえば、留学をする前にいろいろと準備をする必要があります。少なくても現地でコミュニケーションに困らないだけの語学力が必要でしょう。またパスポートやビザの取得といった事務的な手続きも必要になります。

これらの全般的な留学準備のアドバイスやサポートを実施してくれます。それ以外にも実際に留学をした後で、何か困ったことが起きた、悩み事があるといった場合でも相談に乗ってくれるでしょう。

財団のサポートも受けられるような病院を探すことも大事です。