看護師で海外留学を希望する人も多いでしょうが、その理由の中の一つにキャリアアップしたいからというものもあるでしょう。海外で看護の勉強や業務をすることで、その経験を今後の自分の看護活動の中で活かすことができるでしょう。

病院の海外研修制度を活用する

キャリアアップのために看護留学をするのなら、海外の研修制度を利用してみるのも一つの方法です。

実は病院の中には、看護師により多くの経験を積んでもらうために海外研修制度や留学制度を設けていて、海外に看護師を派遣するシステムを採用しているところも結構あります。

もし海外留学をしようと思って、今勤めている職場を辞めようと思っているのであれば、研修制度を用意している病院に転職してみると良いでしょう。もし今の職場を辞めて看護留学をして、帰国してまた仕事をしたいとなれば、就職活動をしなければなりません。

しかし病院を転職して、海外研修の形で経験を積めば、帰国してもまた元の職場で仕事ができ、就活の心配などをする必要がなくなります。

ただしこの研修制度ですが、誰でも手を挙げれば参加できるわけでもないのでその点は留意しておくべきでしょう。研修制度で海外に派遣される看護師には一定のレベルを要求していて、看護スキルはもちろんのこと、語学スキルも一定以上のレベルに達していなければならないとしていることが多いです。

語学に自信のない人は、語学スクールなどに通ってスキルを磨いておくことをおすすめします。いずれ海外に出て行った時に必要になるスキルなので、決して時間の無駄にはならないはずです。

海外で研修を受けたければ、ワーキングホリデーのプログラムに参加する方法もあります。看護師向けのワーキングホリデーの募集もあって、海外医療を実際に体験できるなどのプログラムが用意されています。

海外の看護師資格を取得する

日本で看護師として活動するためには、看護師免許を取得する必要があります。これと同じで、海外で看護活動を希望するのなら、現地の看護師資格を取得しなければなりません。

海外の看護師保険を日本人が取得できるのかと疑問に感じる人もいるかもしれません。しかし日本の看護師免許を取得している人で、現地の看護学校で必要な知識・スキルを身に着ければ、看護師資格を取得することは可能です。

もしかしたら将来海外で本格的に看護師の仕事をしてみようと思っているのなら、看護留学の期間を利用して、資格取得に励んでみるのも良いかもしれません。

ただし看護師の資格取得の条件や受験資格などについては、それぞれの国によって若干の違いがあります。そこでまずはどこに留学したいかを決めて、その国の看護師免許を取得するためにはどうしたらいいかを調べておくことです。

現在ではインターネットを利用すれば、かなり詳しい各国の看護師の資格取得情報が記載されています。こちらで大まかな流れを把握しておけば、現地に行ってあたふたする必要もなくなります。

留学エージェントのサポートを受けよう

留学手続きですが、自分で行うこともできることはできます。しかし勉強する看護学校への入学手続きやビザの取得、現地滞在の拠点になる住宅などいろいろな準備をしなければなりません。現在看護師として仕事をしている人は、業務をやりつつ、留学手続きをしなければならないのでかなり大変でしょう。

そこで留学に関する事務手続きは留学エージェントに任せてしまうのも一つの手です。

留学エージェントの情報を見てみると、看護師専門のエージェントというのもいくつかあります。看護師留学に関するノウハウも充実しているので、何の不安もなく現地滞在ができ、キャリアアップのための勉強に集中できるでしょう。

看護師専門の留学エージェントを探すときには、歴史の長いところを探すのがおすすめです。長いことエージェント活動をしているところは、利用者からの満足度も高く信頼されていると推測できるからです。