高齢化が進んでいる日本では、今後看護師として活動するためには高齢者に対するケアというのはもはや欠かせない問題になるでしょう。

もし介護医療の勉強を深く掘り下げてみたいと思っているのなら、ニュージーランドへの看護留学を検討しましょう。というのもニュージーランドは世界でも有数の介護先進国だからです。

ニュージーランドを見てみると、介護施設も多く、介護士だけでなく医者や看護師などの医療スタッフも勤務していて、医療と介護のスタッフの連携もスムーズに行われています。

ニュージーランドに留学すれば、老人介護の他にも障害看護などについての知識やスキルなどを習得できます。もちろん医療に関する専門性の高い知識やスキルなども学べる環境が整っています。

介護に関してニュージーランドは、日本とは少し違った考え方をしているようです。実際にニュージーランドに看護留学をした人の体験談を見てみると、介護施設に初めて行った時にちょっとしたカルチャーショックを受けたといいます。

日本の介護施設を見てみると、病院などの施設に近いデザインをしています。少なくても一目見れば、普通の人の住んでいる住宅とは違うなと気づくでしょう。

しかしニュージーランドの介護施設を見てみると、ごくごく普通の家のような外観をしています。このような所を見ても、高齢者や障碍者を特別視するのではなく、ごく私たちと同じ一人の個人としてケアをしようという姿勢が感じ取れます。

マオリの文化を勉強しよう

ニュージーランドはイギリス人が入植する前には、マオリ族という先住民族が暮らしていました。

今でもニュージーランドには、このマオリの文化や考え方というのが深く根付いています。ニュージーランドに看護留学をすると、このマオリの考え方にも触れられるので、看護師としての視野が広がるでしょう。

マオリの価値観というのは、相手の行動の裏に隠された本心を知ることだと言います。以心伝心という言葉があるように、この価値観は日本人にもある意味通じるものがあります。

このような相手の本心を推測して行動するのは、看護師として仕事をするにあたって必要なスキルではありませんか?本心を理解して、相手の真に求めることを看護師がケアできれば、患者との信頼関係もより強固なものになります。

そのような看護師にとって欠かせない土台になる部分を、ニュージーランドで看護留学をすれば学べるでしょう。

ニュージーランドの看護師資格を取得し働くという選択肢

ニュージーランドでただ単に看護の勉強をするだけでなく、看護師資格を取得して働くことも検討してみる価値はあるでしょう。ニュージーランドでは登録制度というシステムがあります。

日本で看護師資格を持っていれば、相当の能力があると判断されるのです。このため通常の試験を受ける必要はありません。ただし看護師登録をするためには条件があって、ELTSという英語評価で7ポイント以上取得することが求められます。

勤務をすれば英語力は必要になるので、自信のない人はまずニュージーランドに到着したら語学学校に入学して、英語の勉強をしましょう。

日本では看護師の業務は激務と言われます。結局働きづめの生活を続けて、肉体的にも精神的にも疲れ果ててしまって離職する人も多いです。しかしニュージーランドの看護師を見てみると、無理なく仕事のできる医療機関が多いです。

たとえば週休3日制をとっている病院もざらにあります。週休3日もあれば、仕事は仕事できちんとこなして、しっかり自分の時間も確保できます。趣味など、自分のやりたいことに当てる時間も十分確保できます。

もし無理せず長く看護師の仕事を続けていきたいのであれば、日本ではなくニュージーランドで看護師の募集案件を探してみるのも良いかもしれません。ニュージーランドへの看護留学をする人が多く、サポートをしてくれる留学エージェントなども多く見られます。