看護師という仕事は大好きだったけれど、結婚や妊娠・出産に伴い仕事を辞めてしまった。

でも、子どもが1歳~3歳と少しずつ赤ちゃんから幼児へと成長するに従い、「もう一度常勤看護師として働きたい」と思っているママナースへ、今回は事前にぜひチェックしておきたい項目について、ご紹介します!

子どもを認可保育園へ入れるために、知っておきたいチェックポイント!

1歳~3歳児のママナースが常勤として働き始める場合、まず検討しなくてはいけないのが、「子どもの預け先」です。

大切な子どもを預けるのですから、預け先としてまず候補に挙がるのは「認可保育園」ではないでしょうか。

そこで、子どもを認可保育園へ入れるために知っておきたいチェックポイントについて、ご紹介しましょう。

1歳から認可保育園へ入れるのは、至難の業!

常勤として働くのだから、いくら待機児童問題が深刻だとはいえ、看護師ならば問題なく認可保育園へ入れるだろう、と思っていませんか?

特に1歳児から認可保育園へ入れようと思っている場合、まず優先されるのは親の職種ではなく、「今現在、育休中で4月より職場復帰予定の親を持つ子ども」です。

よって、妊娠・出産に伴い仕事を辞めており、仕事を探しているママナースの場合は、優先順位は大きく下がってしまい、認可保育園へ入れることはかなり難しいといわざるを得ません。

あえて、認可外や認証、院内保育所を使う

子どもの預け先が決まらないと、働きたくても働けません。

そこでお勧めなのが、認可保育園に入ることを目標としながら、あえて4月までは認可外や認証保育園、または院内保育所を使うという方法です。

これらの保育園は、認可保育園に比べると手狭であることが多いため、親として躊躇しがちですが、子どもはまだ1~3歳児と幼く、自由にお外で遊ぶことはまだ難しい年齢です。

認可保育園は規模が大きい分、何かと病気をもらいやすいですが、認可外などでは通う園児の人数が少ないため、病気をもらいにくいというメリットもあります。

よって、将来的に認可保育園へ通うことを目標に、あえてこういった保育園を利用することを検討する、というのも、手段の一つといえます。

狙い目は、3歳児からの編入入園!

どうしても認可保育園に入れたい!でもなかなか空きが出ない…。

そう考えるママナースへぜひ狙っていただきたいのが、「3歳児からの入園」です。

認可保育園へ通わせている親の中には、「3歳児になったら幼稚園へ通わせたい」と考えている方が一定数います。

よって、3歳児は1歳、2歳児に比べると倍率が下がり、比較的入園させやすい年齢であるといえるのです。

3歳児になるまでは子どもを認可外や院内保育所へ通わせ、3歳児の4月に認可保育園へ入園できるよう、準備しておくとよいでしょう。

常勤として働く前に、ぜひ知っておきたい子育てサービスって?

1歳~3歳児の子育てと常勤の仕事を両立させることは、並大抵の努力では務まりません。

そこで、常勤として働く前にぜひ知っておきたい、子育てサービスについてご紹介します!

病児保育・病後保育

1歳~3歳児は、まだ自分の免疫が弱いため、体調を崩しやすいものです。

しかし、常勤の場合は有給の数も限られていますし、何より仕事を始めたばかりだと、有給そのものもないため、急に仕事を休むことはまずできません。

そこでぜひ使いたいのが、「病児・病後保育」です。

病児・病後保育は、子どもが病気になった時や、感染症に罹り、出席停止となってしまった時にも、子どもを預かってもらうことができるサービスです。

使用する際には必ず事前登録が必要となるので、常勤として働き始める前に、住んでいる地域で病児・病後保育をやっている場所を調べ、事前に登録するようにしておきましょう。

ファミリーサポート

残業が多く、子どものお迎えに間に合わない。保育所が休みの時に出勤になってしまったけれど、家族も仕事で保育できる人がいない。

こんな時、頼りになるのが、各自治体が提供している「ファミリーサポート」です。

ファミリーサポートは、登録すると近隣で手伝う側として登録している人を紹介してもらえて、民間のサービスよりも安価で子どもの送迎や、預かりを行ってくれます。

全ての自治体で提供されているサービスではないので、自分が住んでいる自治体でファミリーサポートをやっているかどうかをまず確認し、やっているようならば、もしもの時に備え、事前に登録しておくことをお勧めします。

ベビーシッター、24時間保育可能の認可外保育所

ファミリーサポートもないし、頼れる家族もいない。

そんな方にお勧めなのが、ベビーシッターや、24時間保育可能の認可外保育所への登録です。

ベビーシッターの中には、先ほどご紹介した病児・病後保育についても取り扱っているところがある他、24時間保育可能としている保育所に登録しておくことで、夜間の預け先を確保できます。

これらのサービスは他の子育て支援サービスに比べてやや割高となっている他、提供している業者によって信頼という面でムラがあるため、上の二件の登録が難しい場合に、お勧めのサービスとなります。

1歳から3歳の子育てと常勤の仕事を両立させるために

1歳~3歳となると、一人でなんでもやりたがり、親の言うことに対して反抗してくるため、子育ての時期としても大変な時期です。

では、子育てと常勤の仕事を両立させるために、準備したいこととはなんでしょうか?

家族の協力は必須!

家事や育児について、どうしても女性が中心となりがちですが、ママも常勤として働き始めるにあたっては、家族の協力は必須です。

常勤に復帰する前から、家族と家事を分担し、自分ひとりに負担が行きすぎないように準備する必要があります。

家事はとことん手を抜こう!

常勤として働き始めると、家事にかけられる時間は激減してしまいます。

そこで大切なのは、いかに手を抜いて、時短で済ますことができるか、という点です。

例えば、いつでも洗濯ができるよう、衣類乾燥機を買っておく。食器洗い乾燥機を買って、食器洗いの時間を省略するなど、家電をそろえることでも、時短はどんどん可能となります。

少しでも家事の時間を減らすために、事前に手を抜く準備しておくことをお勧めします。

完璧を追い求めすぎない

常勤の仕事を始めると、どうしても家事や育児にかける時間が減ってしまうため、毎日の生活の中で気になる部分がでてくると思います。

「あぁ、この部分が汚いな」「片づけたいのに、時間がない!」

このようにどんどんストレスを貯めてしまうと、子どもや家族にとっても良い影響は与えません。

「私は今、仕事をしているんだもん。仕方ない!」と割り切り、家事や育児において、完璧を追い求めないように心がけると、自分の気持ちも楽になりますよ。

最後に

私自身、現在0歳と1歳、二人の子どもを育てながら仕事をしています。

子育てと仕事を両立させることは大変ですが、仕事をすることで逆に子どもと接する時間を大切にでき、毎日にメリハリがつくといった、仕事をするメリットも日々感じています。

適度に手を抜きながら、仕事と育児の両立を目指してみませんか?