女性にとって結婚式や披露宴は一生に一度、自分が主人公になれる瞬間なので誰もが強い憧れがあると思います。どんなドレスを着ようかとか髪型はどんな感じにしようとか、ブーケはどんな花がいいとか数え上げたらきりがありません。

最近の結婚式や披露宴は、一昔前のようにお金をかけて豪華にすることは少なくなり、結婚式も簡素化され海外で静かにあげるカップルも増えています。披露宴もホテルや大きな結婚式場で行なうより、レストランなどを借り切って自分たちの好きなスタイルで行う方法に人気があるようです。

しかし、結婚は当人たちにとってはもちろん大事ですが、まだまだ家同士という考え方もあり新郎新婦の両親にとっても大事なイベントです。「結婚式や披露宴は簡素化したい」という当人たちの思いと「立派に式を挙げて欲しい」という両親の思いがぶつかることもあります。せっかくの結婚式ですから良く話し合って双方が納得できる式を挙げて欲しいです。

中には、結婚式は両親の思いを組んで専門式場で厳かに挙げ、披露宴は自分たちの好みのスタイルで行なうカップルもいるようです。大げさな披露宴は行わず、親しい友人を集めて会費制で気軽にたくさんの人に来てもらえるようにすることも多いようです。

また、私達看護師は休みのない病院で働いていますので、皆で一斉に休みを取ることは出来ません。親しい同僚の式には誰もが出席したいと思うのは当然ですが、私たちの職場ではそれが出来ません。婦長や同期など本当に親しい同僚数人しか出席をお願いできないので、正式な披露宴とは別に食事会などの席を設けてお祝いすることもあります。

看護師は「白衣の天使」と称されて優しさの象徴のようなイメージもありますが、反面しっかりしていて性格がきついイメージというもあります。晴れの舞台である結婚式や披露宴では素敵なドレスに身を包んで、白衣を着ているときとは違う姿で新しい門出を迎えて新たな一歩を歩んでいって欲しいです。