あこがれの看護師になることができたものの、「自分は看護師に向いていないのではないか」と考えている新人看護師さんはいませんか?

自分は看護師に向いていないのではないかと考えながら仕事をしていると看護師としてのやりがいを見出すことができませんし、患者さんへの対応が中途半端になってしまう可能性があります。

できるなら、現在感じている気持ちを変化させたいですよね。

自分は看護師に向いていないと感じている新人看護師さんは、どうすればいいのか紹介します。参考にしてくださいね。

新人看護師が「私は看護師に向いていないかも」と感じたときの乗り越え方

まず、自分は看護師に向いていないと感じたときは、どうすればいいのか見ていきましょう。

できないことばかりに目を向けない

あなたは、自分ができない処置や看護技術、未熟な知識ばかりに目がいっていませんか?

看護学校で多くのことを学んできたと言っても、新人看護師はまだまだできないことや分からないことが多くて当然です。

「こんな簡単なこともできない」と考えるのではなく、「先週よりもできることが増えた」と、前向きに考えるようにしましょう。

また、今はできないことや分からないことが多くて悩んでいるかもしれません。

しかし、毎日努力をしていけば、徐々にできることもわかることも増えていきます。できることや分かることが増えると、「看護師になってよかった」と実感できるでしょう。

新人看護師時代は先輩看護師に多くのことを教えてもらえるチャンスです。今のうちに先輩看護師から多くのことを学び、看護師として大きく成長できるようにしましょうね。

ほかの新人看護師と自分を比較しない

皆さんは、ほかの新人看護師と自分を比較していませんか?同時に看護師になった仲間ですので、自分と比較してしまうことが多いでしょう。

比較した結果、ほかの新人看護師ができていて、自分はできないことがあるととっても不安になってしまいますよね。

ほかの新人看護師と自分を比較しても、自信を無くしていくだけです。「自分は自分」と考え、ほかの新人看護師のことはあまり気にしないようにしましょう。

達成することが容易な目標を設定する

毎日、何か目標をもって看護を行っている方が多いのではないでしょうか。しかし、設定している目標が高すぎませんか?

目標を達成することで、仕事に対するやりがいや満足感を得ることができます。反対に、目標が達成できなければ「自分は看護師に向いていないのではないか」と考えるきっかけとなってしまいます。

「ナースコールを10回対応する」など、達成することが簡単な目標を立ててみてください。達成することで、少しずつ看護師としての満足感を得ることができるようになりますよ。

達成することが容易な目標に物足りなさを感じるようになれば、少しずつ難しい目標を立てるようにしていきましょう。

目標を達成していくと、「自分は看護師に向いていないかも」と考えることもなくなりますよ。

先輩看護師に「看護師に向いていない」と言われてしまったら

自分では大丈夫と感じているのに、先輩看護師から「あなたは看護師に向いていない」と言われたことはありませんか?

先輩看護師から看護師に向いていないといわれた場合、どうすればいいのか見ていきましょう。

プリセプターに相談をする

「看護師に向いていない」と言われたということは、あなたに何か原因があるのかもしれません。

しかし、自分で悩んでいても原因に気が付くことはできませんし、どんどん自分の知識や技術に不安を感じてしまうでしょう。

新人看護師であるあなたのことを一番理解してくれているのは、プリセプターの先輩です。まずは、担当のプリセプターに相談をしてみましょう。

あなたに原因があるのであれば、プリセプターの先輩と一緒に改善することができます。特に理由もなく先輩看護師がそのようなことをいうのであれば、プリセプターがあなたを守ってくれるでしょう。

決して一人で悩まず、プリセプターに相談をしてくださいね。

ミスを減らす努力をする

新人看護師が「看護師に向いていない」と思ってしまう理由の一つに、ミスが多いということがあります。

あなたは、インシデントの数が多かったり、何度も同じミスを繰り返していませんか?

当てはまる場合、まずはミスを減らす努力をしましょう。そうすることで自然と自信がつき、思い悩むことも少なくなるはずです。

「看護師に向いていない」のではなく「職場が合っていない」という可能性もある

性格によって職場や診療科の向き・不向きがあります。

一般的に、なんでもテキパキとこなす人は外科系の診療科に向いていて、おっとりした性格の方は内科系の診療科に向いているといわれています。

また、バタバタしていても要領よくこなすことのできる方は急性期での仕事に向いていますが、マイペースにこなす人が向いている職場は慢性期です。

もし、あなたが自分の性格に合っていない病院や診療科で勤務をしている場合、「自分は看護師に向いていないのではないか」と考えるきっかけとなってしまいます。

その結果、看護師としての自信を無くしてしまい、退職をすることになるともったいないですよね。

自分の性格が現在の職場と合わないと感じているのであれば、転職をしてみてはいかがでしょうか。

現在勤務している職場よりもあなたの性格に合う職場を選ぶことで、看護師としての自信を取り戻すことができるでしょう。

最後に

新人看護師として活躍している方の中には、「自分は看護師に向いていないかも」と感じている方がたくさんいます。

「新人だから努力が足りないのではないか」と思ってしまいがちですよね。しかし、自分の考えを少し変えるだけで、看護師の仕事に前向きに取り組むことができるようになるでしょう。

自分一人で解決することが難しいと感じたら、プリセプターや上司に相談することも検討してくださいね。