クリニックのお局様ってどういう人なのか、どんな感じなのか気になりませんか?

クリニックは少ないスタッフ人数で運営されています。

これからクリニックに転職を考えている方は、どういうお局様がいるのか気になるところではないでしょうか。

また中には、勤務しているクリニックで既にお局様との関係に困って悩んでいる方もいらっしゃると思います。

今回は、クリニックのお局様の実態をご紹介したいと思いますので、参考にしてみてくださいね。

クリニックのお局様は、看護師だけじゃない

病院で勤めていた方なら、お局様と言ったら、まず先に看護師が思い浮かびますよね。

クリニックの場合はそのクリニックに長く勤めている職員なら誰しもがお局様となりうるといっても良いでしょう。

職種としては、看護師、受付の医療事務が多く挙げられます。また院長夫人がお局様となってしまっているクリニックもあるのです。

クリニックは、診察する医師がスムースに行えるよう、医師の好みの診察スタイルに合わせる「あうんの呼吸」が求められる場といってもいいでしょう。

例えば、「医師の診察時に次の患者さんの名前、年齢、病名、今日の診察理由を軽くプレゼンしてから診察室に呼んでほしい」とか、「舌圧子は医師が取り出しやすいように半分だけ袋から出して渡してほしい」「新患さんの問診票はこの向きで渡して」などです。

その点お局様は勤続年数が長いですからクリニック業務に慣れていますし、医師が「ああして、こうして」と言わなくても息のあった連携がピッタリと取る事ができます。

また、クリニックの経営方針や事情にも精通しているため、 経営者サイドはお局様は仕事を任せられる人、いなくてはならない頼りになる存在と捉えているケースが多いです。

そのため、お局様との人間関係を経営者である医師に相談しても、「医師はお局様の味方となりお局様を注意しようとしない」、「相談者が考え直すように説得されてしまった」というのもよくある話です。

これからは、実際に経験して見たり、聞いたりしてきたクリニックのお局様をご紹介しますね。

クリニックのお局様が看護師のケース

私が実際にクリニックで働く中で見たり聞いたりしたケースでは、以下のような理由でお局様によるイジメが発生しています。

  • お局様よりも相手の方が学歴が高かった
  • 相手は前職場で管理職の経験者だったが、お局様は管理職をしたことがなかった
  • 相手が院長と楽しそうに二人で話しているのを目撃した
  • 相手が自分より美人だから

こんな些細な理由で、いじめのターゲットにされてしまうなんて辛すぎますよね…

クリニックのお局様が医療事務のケース

病院では、クラークさんが看護師のお局様にいじめられるというような話を聞きますが、クリニックではその逆も起こっているんです。

私の友人が勤めるクリニックでは、勤続年数20年近い医療事務の方がお局様として君臨しています。

そこは看護師常勤1名非常勤2名、医療事務2名のクリニックでしたが、医療事務のお局様は「医療事務のお局様と看護師は同じ時間働き、勤続年数もお局様の方が長いのにお給料が看護師の方が良いのはおかしい」「注射ができるからって偉そうに」と不満を漏らしていたそうです。

さらに…

  • 昼休憩に在庫管理の仕事をするよう指示してくる
  • トイレ掃除は医療事務の仕事ではないといってやらない
  • クリニック内の椅子や手すりの掃除方法は、ぼろ雑巾で行うよう強制する(接触感染予防のため消毒薬を含む清拭布を用いないといけないのは当たり前なのに…)
  • 看護師の仕事は一切手伝わないのに電話番や受付業務を手伝うよう指示する
  • 子供の用事で休み希望を前々から伝えていたのに当月になって嫌味を言う
  • はたまた休憩室で座る場所まで指定してくる(お局様はテレビが一番よく見える場所)

まさにお局様全開という感じだったそうです。

クリニックの院長夫人がお局様のケース

忘れてはならない「裏のお局様」が院長夫人です。

  • 面接時に院長夫人も同席し、その時話した家族の事情を自分のいないところで言いふらされていた
  • 院長夫人が解釈した相手の人物像で、あの新人はこんなダメな子といないところで言いふらす
  • 自分のいないところで陰口をたたかれていた
  • 院長へのお茶の淹れ方を注意された
  • 私服にまで口出しされる

院長と一緒に看護師や事務長として働いている場合はもちろんですが、普段出入りしておらずたまに顔を出す院長夫人も注意が必要です。

まとめ

以上これらが、私の見たり聞いたりしてきたクリニックのお局様の実態です。

どのお局様が高圧的な態度をとるケースで共通しているのが、よくありがちな新人が仕事ができないからという理由だけでなく、自分の劣等感や自信のなさ、ちょっとした妬みが高圧的態度に拍車をかけてしまうようです。

また、お局様といっても、みんな高圧的なわけではありません。

勤続年数が長いだけで、優しく教えてあげよう、仲間になってもらおうとあたたかい対応をして下さるお局様のほうが実際は多い気がします。

これからクリニックに勤めようと転職活動をされている方は、クリニックの人間関係や退職者の退職理由などの情報収集をしっかり行って人間関係の良い働きやすいクリニックを探してみましょう。

もうすでに高圧的なお局様による人間関係に悩んでいる方は、思い切って転職してみてはいかがでしょうか?