30代女性「内視鏡技師の資格を取得予定」

病棟勤務から内視鏡室勤務に異動となり4年目になりました。

病棟勤務の頃は内視鏡に触れたこともなかったので、この先どうなるのか不安でしたが、ドクターや先輩看護師の方々の指導のおかげで今日まで頑張ってこられています。

一般的に内視鏡検査は苦しいと言われていますが、私が勤務する病院ではセデーションを使用するのであまり苦しさを感じないようです。患者さんから「苦しくなかったよ。」と言われるとうれしくなります。

これからは内視鏡技師の資格も取得して、もっと知識を深めたいと思っています。


20代女性「患者さんとの短時間の関わりの中で」

今勤務している病院は1日約600人の一般外来と50名程の救急外来患者を受け入れている総合病院です。その中の内視鏡室で働いています。

私が仕事中一番気をつけていることは、検査を受ける患者さんの不安を取り除く事です。

内視鏡検査中は患者さんの意識がはっきりしていることもあるため、医師と看護師の会話や表情ひとつで患者さんの精神的負担も大きくなります。

そのため、医師の介助をしながら、極力患者さんに声をかけ、気持ちを落ち着かせたり、時には冗談を言ってその場を和ませるようにしています。

私自身、内視鏡室担当になってまだ1年ちょっとなので、高度な技術も経験もそんなにありません。声を掛けることで内視鏡を使っての検査や治療が少しでもスムーズに行えればいいなと思いながら毎日勤務しています。

病棟とは違い、1人の患者さんとの関わりが浅いため、内視鏡室勤務はつまらないという仲間もいますが、私には何となく合ってると思うのでやりがいを十分感じています。


50代女性「主任看護師として」

内視鏡センターで主任として勤務しています。この病院では年間10,000件の検査と治療を行っています。検査中の苦痛を最小限に抑えるため、希望する患者さんには鎮痛剤を使用します。

日々検査中の安全、安心を提供するために、検査前の事前情報の把握と共有を徹底して行っています。

指導する立場でもあるので、配属されてまだ経験の浅い看護師の教育、同じフロアで働くスタッフとのコミュニケーション、日々進化する内視鏡スコープの勉強など、毎日忙しい日々を送っていますが、とてもやりがいのある仕事です。

内視鏡を使っての治療で、病巣部がきれいに切除でき体外に出されると、何度見ても医師の繊細な手技は素晴らしいと感じます。

少しでも短い時間で検査、治療ができるように介助をし、患者さんへの負担が軽くなるように日々努めています。


30代女性「子育てとの両立」

現在子育てをしながら看護師を続けています。育児休暇明けに配属された部署が内視鏡室でした。

内視鏡を使っての検査は、事前に日程が決まっているので、残業もほとんどなく、夜勤はありませんので、子育て中の私にとってはとても助かっています。

最初は育休明けのブランクと内視鏡という初めての分野で不安が大きかったのですが、周りのスタッフのサポートで乗り切ってきました。

今は研修への参加も積極的にしてスキルアップを目指しています。覚えることもたくさんあり、大変だと感じることもありますが、やりがいを感じることの方が多いです。もっと子育てが落ち着いたら、消化器内視鏡技師の資格にもチャレンジしたいと思っています。


40代女性「日々進化する内視鏡技術」

新卒で病棟へ配属され、その後、看護師として何か専門的分野の資格を取りたいと考え、内視鏡室への異動を希望しました。

晴れて、内視鏡室での勤務に携わることになり、数年勤務した後、内視鏡検査技師の資格を取得しました。専門的領域の知識が深まり、視野も広がったことで看護師としての幅も広がったと思います。

今でも日々進化する内視鏡検査のスピードに乗り遅れないよう奮闘中です。ちょっと前までは開腹手術を行わなければいけなかった症例も、今は内視鏡で体への負担も少なくできる時代です。

これからもっと進化していくと思っています。ここで経験を積んで、内視鏡治療を極めたいと思います。