■20代女性

私は、小規模の病院に3年間勤務したのちに、美容外科へ転職しました。

転職してまず驚いたのは、夜勤がないにも関わらず給料が高めに設定されているということでした。以前の職場では、夜勤手当も含め、月給は25万円程度でしたが、現在の職場では日勤のみで月給30万円ほど支給されています。

夜勤がなく残業もほとんどないため、非常に充実したプライベートを過ごせています。経済的にも以前より余裕ができたため、土・日の休みを利用して、1泊旅行を満喫したりもしています。

OLとして働く友人との交流も増え、コンパに参加したりなど、楽しい毎日が過ごせています。プライベートを大切にできるという意味では、美容外科へ転職したのは正解だったと考えています。

しかし、美容外科で働き始めた当初は、1つだけストレスに感じていたことがありました。それは、営業に関する業務についてです。

私は看護学校を卒業してからすぐに病院へ就職したため、接客や営業といった仕事に関する経験が全くありませんでした。そのため初めは、なかなか販売がうまく行かずに苦労しました。美容外科では、積極的に施術や美容関連の商品を販売するということが求められるのです。

現在では多少慣れては来ましたが、まだまだ販売実績が先輩に及ばない日々が続いています。けれど最近では、看護師としての業務意外でも、やりがいが感じられるようになっています。


■30代女性

結婚して出産したのをきっかけに、美容外科へと転職をしました。家庭を優先しつつも、看護師としてのスキルを活かせる仕事をしたいと考えたのがその理由です。

美容外科は基本的に夜勤がなく、土・日が休みになるため、ママさんナースとしては働きやすい環境だと言えます。訪れる人が病人ではなく健康な人ばかりという点も、精神的な負担が少ないという意味で、メリットが高いと感じています。

何よりも担当したお客様が、徐々に外見だけではなく内面まで美しく明るくなって行く様子を見るというのは、お世話をする側としても非常に癒されます。

以前は、外科病棟に勤務していたため、亡くなられる患者さんを見送るということが多々ありました。しかし今は、みなさんを明るく送り出すことができるため、精神的にとても楽です。清々しい気分で子育てに向き合えるという点でも、今の職場へ転職したのはよかったと感じています。


■40代女性

不規則な勤務形態による体力の衰えから、40歳で美容外科への転職を決意しました。

美容外科を選択したのは、もともと美容関連の分野に非常に興味を抱いていたからです。美容外科は外見や年齢が採用に影響すると聞いていたため、最初は転職に不安を抱いていましたが、日頃から取り組んでいる美容方法などを面接で熱心に語ることによって採用していただけることとなりました。

仕事は手術室での経験があったことから、外科手術に携わらせていただくということが多いです。手術準備や、医師の介助というのがおもな仕事となります。

美容外科は健康な方が訪れる場ではありますが、いくら整形手術とは言え患者さんの中には不安を抱えている方が多くいるため、ある程度経験豊富で年齢を重ねている自分は、逆に患者さんに安心感を与えられているような気がします。


■50代女性

現在の美容外科には、40代の頃から勤務しています。働き始めた当初は表に出て接客や営業をすることも多かったのですが、現在では後輩の指導をしたり、外科手術の介助や、クレーム処理などをメインに担当しています。

看護師としてのやりがいについては、最近ではほとんど感じられなくなったような気がします。美容外科における看護師の仕事というものはある程度固定されているため、マンネリ感というものが否めません。

そのため、スキルアップを目指したいと考える人にとってはあまり向いている職場とは言えないかもしれません。ただ、美容外科には自分の美を保つことができるという、やりがいあると言えます。

私も仕事が休みの日には、従業員価格でヒアルロン酸の注射を打ってもらったりと、自分の美を追求することを楽しませてもらっています。