総合病院が働きやすい理由

研修・教育制度の充実

研修や教育制度が充実している職場は非常に多く、セミナーや学会への参加だけでなく院内で勉強会を実施している場合もあって、新しい知識やスキルを身に付けやすい環境が整えられています。

子育て環境の充実

最近では、働きやすい環境づくりに取り組んでいる職場も増えてきています。そのため比較的規模の大きな職場では、保育室を備えたりシフトの希望が通りやすかったりするなど、子育てをしながらでも働けるような職場も増えてきています。

その他にも、

  • 研修・教育制度が充実
  • 福利厚生が充実
  • スキルアップ・キャリアアップしやすい
  • 給料が高い
  • 寮の完備

また、看護師としてスキルアップやキャリアアップを目指す人にとっては、様々な診療科で仕事をすることができ、病棟や外来、検査などの経験を積むことが可能な、最適な環境とも言えます。

自分が将来どうなりたいのか、どんなスタイルで働きたいのかによっては必ずしも悪い職場ではないので、勤務先として検討するのであれば、自分の将来像をイメージしながら考えてみると良いでしょう。

このように看護師として成長するために必要な知識やスキルを学ぶ機会が多いのに加え、他の医療機関に比べて給料が高い傾向にあるというのが新卒者に人気の高い理由の1つです。また診療所などに比べると福利厚生が充実しており、寮を完備している職場もあります。

総合病院は働らきにくい?

実は総合病院は激務!

決して、働きやすいばかりではありません。その理由には様々なものがありますが、主なものとしては夜勤があること、残業が多いこと、患者数が多く勤務中は激務であることがあります。

その他にも、働いているスタッフの人数が多く人間関係が面倒なこと、休日でも呼び出されることなどもあります。

総合病院は、様々な疾患を持つ多くの患者さんの診察・治療を行っている医療機関の1つとなっています。そのためここで勤務する場合には、受け持つ患者さんの数も多く症例も様々で、専門的な看護スキルや幅広い知識を身に付けることができます。

しかし、患者さんが多く症例も様々であるがために、激務を強いられるケースは多く見られます。そうなると必然的に残業も増えてしまい、他の医療機関よりも残業は多い傾向にあります。

夜勤は必須!

総合病院で勤務する場合は、ほとんどの人が夜勤を経験することになります。

ただでさえ夜勤の仕事は忙しく体力面での負担が大きいですが、人手不足の職場では月に10回以上の夜勤をこなしたり、ハードなシフトで働かなければならなかったりすることもあります。

このような生活リズムが不規則になり精神面・体力面での負担が大きいという点は、働きやすいと言えない理由として挙げる人が多くいます。実際にこのように感じて転職する人も多く、採用人数も多いですが離職率も高い傾向にあります。

自己啓発活動が義務づけられている

どんなに業務が忙しくシフトがハードな時でも、学会への参加が義務付けられていたり、病院の隣に寮が用意されていて忙しい時や人手が足りない時には休日でも呼び出されたり、といったことです。

特に、学会やセミナーへの参加が義務付けられているというケースは多く見られ、知識やスキルを身に付けたいと思って就職したのに、自分のペースで勉強することができず負担となってしまう看護師は多くいます。