東京都の病院の託児所設置傾向
東京都は託児所付きの病院が多いというのが特徴で、「子育ても大事だけど看護師として病院で働きたい」という人にとっては職場を見つけやすくなっています。
また、採用人数に枠を設けている病院が少なく、随時募集を行っている病院が多いため求人数は非常に豊富です。特に東京23区内で求人が多いですが、町田市や東大和市、八王子市、日野市など東京23区以外でも多くの求人があります。
東京都には子育てに理解のある病院が多いというのも特徴の1つで、病院によって様々な取り組みが行われています。
実際に東京都内で見られるものには、保育所などを利用する際に補助金制度を設けているケースや、休暇制度を充実させているケース、子育て中ということを考慮してシフトを組むケース、0歳から小学校低学年まで託児所を利用できるケース、24時間保育・休日保育・夜間保育に対応する託児所を備えているケースなどが見られます。
東京都の託児所付き病院一覧
永寿総合病院(台東区)…徒歩5分圏内に保育園があり、生後6か月から3歳までの保育が可能です。正社員看護師のみ利用することができます。
東京さくら病院(江戸川区)…病院の敷地内に保育室があり、生後3か月から小学校就学前まで利用可能です。
杉並リハビリテーション病院(杉並区)…病院別館に保育室があり、年中無休で早番・遅番時にも対応しています。
東京衛生病院(杉並区)…病院施設内に保育所があります。生後60日から小学校就学前まで利用可能で、相談のうえで夜勤時の保育も対応可となっています。
荻窪病院(杉並区)…院内保育室を完備しています。生後9週目から3歳の年度末まで利用可能です。週2回の夜間保育が可能で、祝日・年末年始以外は毎日開園しています。
総合東京病院(中野区)…院内に看護師専用で24時間対応のキッズルームがあり、9か月から小学校3年生まで利用可能です。
慈雲堂内科病院(練馬区)…院内に保育所があり、正職員は利用可能です。
新葛飾病院(葛飾区)…24時間・年中無休の保育室があります。生後57日から就学前まで利用可能で、学童保育も行っています。
織本病院(清瀬市)…院内にキッズルームがあり、8時半から19時まで開園しています。平日は0歳から3歳まで、土曜・日曜・祝日は未就学児であれば利用可能です。
多摩丘陵病院(町田市)…院内に保育施設があり、8時から17時半までの日勤帯の保育を行っています。
東大和病院(東大和市)…施設内に託児所があり、24時間保育を行っています。日勤帯は6歳まで、夜勤帯は小学校3年生まで利用可能です。
永生病院(八王子市)…病院敷地内に保育室があります。
日野市立病院(日野市)…病院の近隣にある24時間対応の保育室を利用可能です。
東京都の病児保所室付き病院一覧
聖路加国際病院(中央区)…1日の定員は6名で、生後7か月から小学校3年生まで利用可能です。
愛育病院(港区)…1日の定員は4名で、生後6か月から就学前まで利用可能です。
順天堂病院(文京区)…1日の定員は6名で、生後4か月から小学校3年生まで利用可能です。病気の回復期のみ対応しています。
板橋区医師会病院(板橋区)…1日の定員は6名で、1歳から小学校入学前まで利用可能です。
帝京大学医学部附属病院(板橋区)…定員6名で、1歳から就学前まで利用することができます。
武蔵境病院(武蔵野市)…1日の定員は8名で、生後3か月から小学校3年生まで利用可能です。病児、病後児ともに対応しています。
太陽こども病院(昭島市)…1日の定員は4名で、1歳以上で保育園に通園していれば利用可能です。
公立昭和病院(小平市)…1日の定員は4名で、生後6か月から就学前まで利用可能です。
多摩北部医療センター(東村山市)…1日の定員は4名で、病児と病後児の保育が可能です。
国分寺病院(国分寺市)…1日の定員は4名で、病児2名・病後児2名まで対応可能です。
武蔵村山病院(武蔵村山市)…1日の定員は4名で、平日は8時から18時まで、土曜日は8時から13時まで利用可能です。
厚生荘病院(多摩市)…1日の定員は6名で、市内在住の乳幼児や市内の保育施設・学童クラブに通所している子どもが利用可能です。
稲城市立病院(稲城市)…1日の定員は2人から4人で、土曜・日曜・祝日と年末年始はお休みです。
佐々総合病院(西東京市)…1日の定員は4名で、病児・病後児ともに対応しています。
東京都の子育て施設情報
託児所
東京都内で託児所の多い地域は、主にファミリー世帯が多く住む世田谷区や練馬区、大田区、足立区、江戸川区となっており、八王子市、杉並区、板橋区、江東区、葛飾区、町田市などが後に続きます。
一時預かりの他、日祝預かりなどが可能なところも多く、時間に不規則な看護師でも利用しやすくなっています。
- 生後6ヶ月から小学生までが受け入れ可能
- 夜間、宿泊、日祝の預かりが可能
病後児の預かりも受け入れ可能
保育園・幼稚園
東京都内にある保育園・幼稚園は軒並み満員になっている場合が多いため、利用を希望するときにはなるべく早く申し込むということが大切です。
特に、0歳児枠は空きを見つけることが難しく、受け入れ自体をしていないところも多くあります。
世田谷区の場合では、世田谷地域、砧地域で0歳児の受け入れをしている保育園・幼稚園が多く、北沢地域や玉川地域では少ない傾向があります。
全体的に見ても、区立よりも私立で、0歳児の受け入れに対応しているところが多くなっています。
東京都の子育て子育て支援サービス
東京都では、市区町村によって支援内容に差はありますが、各地域の子供家庭支援センターにおいて、行政による子育て支援サービスが提供されています。
子育てに関するあらゆる相談に対応しているほか、一時預かりやベビーシッターの案内、ヘルパーの派遣などといったさまざまなサービスが提供されています。
世田谷区の場合
さんさんサポート子育て支援ヘルパーの派遣が4時間無料で実施されています。
練馬区の場合
子育てスタート応援券や家事応援券(育児支援ヘルパー事業)、育児応援券(ファミリーサポート事業)が、1歳未満の子どもがいる家庭に限って無料で提供されています。
子どもの医療費助成が手厚いということも、東京都の特徴となっています。
23区では基本的に所得制限を設けず、中学校卒業までの医療費が無料となっています。千代田区や北区では18歳まで助成されていて、ほかの区についても徐々に追随しようとする傾向があります。
子育て向けの賃貸マンション・アパート物件情報
東京都は現在、子育て世帯向け優良賃貸住宅供給助成事業に取り組んでいます。お母さんが働きながらであっても、安心して子育てを行うことのできる環境づくりが進められています。
主に賃貸マンション・アパートにおける子どもの安全確保、子育て支援施設の併設などが考慮されています。子育て世帯向け優良賃貸住宅の案内は東京都都市整備局 住宅政策推進部 民間住宅課において行われています。
現在の入居者募集情報は、墨田区、江戸川区、府中市、稲城市などで出されています。
子育てに対応する玄関や角のケガ防止措置、チャイルドフェンスや感電防止コンセントといったものが設置されています。また、建物内に子育て支援施設が併設されている場合もあります。情報は、毎月上旬に更新されています。
東京都で子育ての環境が良い街はどこ?
東京都で子育ての環境が良い街というと、何を重視するかによっても異なります。看護師ですと職場への交通アクセス、託児所などがポイントとなります。
杉並区
都心へのアクセスが良く、比較的待機児童が少ない地域。緑が多く公園の数も充実していて、ほかの地域と比べて保育園・幼稚園に入りやすくなっています。
千代田区・北区
充実した子育て支援制度を重視するのであれば、18歳までの医療助成制度がある千代田区や北区に定評があります。
江戸川区
子育て支援制度が充実しています。
武蔵野市・三鷹市
自然に恵まれた環境で子育てを行いたい場合には、武蔵野市や三鷹市が良いでしょう。
休日には、子どもと一緒にのびのびと過ごすことのできる環境が整っています。親子で楽しむことのできる公的施設も、数多くあります。
文京区
教育環境を重視するのであれば、東京都における学問の中心地でもある文京区がおすすめです。文京区は犯罪発生率が低く交通人身事故の発生率も低いなど、安全性にも定評があります。区立幼稚園が多いということも、特徴になっています。
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