青森県の病院の託児所設置傾向
青森県は、全体的に待機児童が少ない県です。しかしながら看護師として病院で務める場合には、夜勤があるなどの変則的な働き方になりますから、通常の保育園へ子どもを預けるにも難しいところがあります。
青森県では看護師不足に悩んでいて、人材問題の解消につなげるべく託児所を病院内で設置し、子育て中の看護師を現場に呼び戻そうと県がはたらきかけています。
最近では規模の大きな病院だけでなく、中規模や小規模の病院でも託児所が院内で併設されるようになりました。託児所が設置されている病院は現在、増えつつあります。
結婚や出産で退職した後に復帰したいと考えている看護師は実に7割もいますから、託児所のニーズは非常に高いものとなっているのです。
青森県の託児所付き病院一覧
青森県立中央病院(青森市)…女性医師や看護師などの医療職員が利用することのできる託児所が、病院から歩いて5分のところに設置されています。病児も対象になっていて、病児保育室としても機能しています。
弘前記念病院(弘前市)…病院職員のために、託児所が設置されています。小学校就学の子どもまでが対象になっていて、定員は10名までです。平日は午前8時から午後6時30分まで、土曜日は午前8時から午後12時30分までの対応ですが、勤務状況に応じて午後8時までの延長保育が可能です。
弘前病院(弘前市)…「風の子保育園」が併設されていて、月曜日から土曜日までの午前8時から午後7時45分までの対応となっています。
十和田第一病院(十和田市)…院内に「ひまわり組」という託児所があり、託児時間は午前7時から午後7時までとなっています。
青森慈恵会病院(青森市)…365日24時間体制の託児所が設置されていて、それぞれの勤務に合わせて利用することができます。専門の保育士が保育にあたっていますし、生後2ヶ月の赤ちゃんから小学校に就学する前の6歳児までが対象になっています。
青森病院(青森市)…「あかしや保育園」が併設されていて、午前8時から午後6時30分までの対応になっています。
青い森病院(青森市)…青森県においてはじめて、24時間の託児所を併設しました。
於本病院(八戸市)…託児所というかたちではありませんが院内保育室を完備していて、看護師が子どもに対応しています。緊急時にも、利用することができます。
八戸城北病院(八戸市)…「わんぱく保育園」が、設置されています。
三沢病院(三沢市)…「たけのこ保育園」が併設されていて、三沢病院内で勤務している人を対象としています。365日、24時間対応が可能です。
厚生病院(黒石市)…託児所はありませんが、空き部屋で看護師が子どもに対応する託児サービスがあります。
青森県の病児保所室付き病院一覧
滝沢小児科内科医院(八戸市)…病児保育室として、「ひまわり」が併設されています。生後6ヶ月から小学校3年生までを受け入れていて、定員は9名です。月曜日から金曜日までの午後8時から午後5時30分が、利用時間です。
村上こども医院(八戸市)…病児保育室である「きしゃぽっぽ」が、併設されています。生後6ヶ月から小学校低学年までを受け入れていて、午前7時30分から午後6時30分まで受け付けています。
あらいこどもクリニック(弘前市)…病児保育室の「きりん」が、併設されています。0歳から小学生までを受け入れていて、定員は4名です。月曜日から金曜日まで、午前8時から午後6時までの対応をしていて、原則としてあらいこどもクリニックをかかりつけとしている子どもたちが保育の対象となっています。
城東こどもクリニック(弘前市)…病児保育室として、「ことりの森」が併設されています。看護師と保育士が、2人の子どもに対して1人の割合で保育と看護を担当しています。1日の定員は4名で、1日から1週間まで対応しています。半日のみの利用も可能であり、乳幼児から低学年の児童までを受け付けています。
青森県の子育て施設情報
託児所
青森県の託児所は、青森市に多くあります。
青森市内にある託児所の多くは、日曜・祝日にも保育が可能ですが、24時間保育や夜間保育に対応している託児所は少ない傾向にあります。
ママさん看護師として働く際に、シフト制であっても日曜・祝日に保育が可能な託児所が多いので、子どもを預けやすい環境にあります。
青森市に次いで、八戸市や弘前市にも多くの託児所があります。
八戸市には、平日の昼間のみの保育を行う託児所が多いのに対し、弘前市では夜間保育や24時間保育に対応している託児所が見られます。
- 0歳から小学生までを受け入れ可能
- 24時間保育で、昼・夜ともに延長保育も可能
- 24時間対応
- 一時保育や夜間保育あり
- 休日・祝日保育あり
弘前市には、このように夜間や24時間保育が可能な託児所があるため、夜勤のある病棟などで勤務するママさん看護師でも安心して働くことができます。
保育園・幼稚園
青森県の保育園は、青森市に最も多く、八戸市、弘前市にも多くあります。
県内の保育園のほとんどは、この3市に集中しており、これらの地域ではママさん看護師として働く際に、「職場に近い」「自宅に近い」といった好条件の保育園を探しやすいでしょう。
また、保育園の待機児童数が非常に少ないため、希望の保育園に入りやすく、すぐに入園することができたりと利用しやすくなっています。
幼稚園についても、保育園同様に、青森市、八戸市、弘前市に多く見られます。
県内には私立幼稚園も多いので、教育方針などを比較して選ぶことも可能です。
青森県の子育て支援サービス
青森県や県内の各市町村では、「子育ても仕事も大切にしたい」という保護者を支援するため様々な取り組みが行われています。
その中の1つとして、育児に関する情報を手軽に得られるような工夫がなされています。
具体的には、児童館や公共機関よりももっと身近なスーパーやデパートといった、日頃利用する施設などに情報掲示板を設置しています。
さらに、妊婦さんや18歳未満の子どもがいる家庭を支援する事業として、あおもり子育て応援わくわく店事業というものがあります。
協賛店舗を子ども連れで利用したり、クーポンを提示すると、商品の割引や特典を受けることができます。
また、子ども連れでも外出しやすい環境を整備する協賛店も多く、ベビーカーの貸し出しやミルク用のお湯を提供するサービスを行うなど県全体で育児をしやすい環境作りに取り組んでいます。
子育て向けの賃貸マンション・アパート物件情報
青森県では、子育て世帯に対して民間住宅活用型住宅セーフティネット整備推進事業の補助を受けた物件を紹介しています。
ここで紹介される物件は、育児中であることを理由に入居を断られることが無いため、育児による隣人トラブルなどを心配する必要がありません。
現在、登録されている物件は30件以上あり、八戸市を中心に青森市、弘前市、黒石市、平川市にあります。
また、青森市では一般社団法人移住・住みかえ支援機構の制度を活用した住みかえ支援を実施しており、市では住みかえ相談窓口を設置して情報の提供なども行っています。
青森県で子育ての環境が良い街はどこ?
青森市や八戸市、弘前市は、保育施設や子育て支援制度が多いだけでなく、医療費の助成制度なども充実しているのでおすすめの地域です。
青森市では、小学校就学前の通院・入院、小学校1年生から6年生までの入院にかかる医療費が助成されます。
八戸市の場合、通院は18歳の年度末まで、入院は6歳の年度末まで、弘前市の場合通院は小学校就学前まで、入院は中学校卒業までが助成の対象となっています。
このような医療費助成制度がある地域では、子どもが病気にかかった際に医療機関を利用しやすく、助成制度が充実しているという点は魅力の1つでもあります。
また、これらの地域は、人口が多いため医療機関や介護施設といった看護師の活躍できる職場が多く、ママさん看護師として働ける仕事先を見つけやすく、子育てと仕事の両立に理解のある職場もたくさんあるなど働きやすい環境が整っています。
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