静岡県の病院の託児所設置傾向

静岡県の病院で託児所は、比較的規模の大きな総合病院などで見ることができます。規模の小さい医療機関であっても外の保育園と提携しているなど、子育て中の看護師でも働きやすい環境が整えられている場合は多くなってきています。

勤務形態についても残業がほとんどない病院や外来担当で日勤のみ、一定期間は夜勤なしの病棟勤務など、さまざまな配慮がなされています。

また、子育てをしながらスキルアップもしたいと考える看護師を対象として、有給で研修や講習会を実施している病院などもあります。限られた時間内で要領良くスキルを磨くことができるため、子育てによって昇進をあきらめていた看護師にとってもメリットの大きなものになっています。

静岡県内の病院では託児所のほか、住宅手当をはじめとしたさまざまな手当てを支給している場合も多く、自分のライフスタイルに合った働き方がしやすくなっています。休日には、家族で熱海や伊豆にある保養所を利用することができる病院などもあります。

静岡県の託児所付き病院一覧

松田病院(浜松市)…病院の近くに、提携託児所があります。0歳から3歳が対象となっており、利用料金は月20,000円となっています。2人目以降は月15,000円と、割引を受けることができます。

静岡赤十字病院(静岡市葵区)…院内に託児所が設置されています。午前8時から午後10時まで利用可能となっており、週2回夜間保育も行われています。0歳から3歳までが対象となっていますが、一時預かりでは未就学までが受け入れられています。栄養士による食事が提供されています。

すずかけセントラル病院(静岡市南区)…院内に託児所が設置されており、パート看護師でも利用可能となっています。日祝休み、月1回のみ土曜日の利用が可能です。夜間保育は、月2回まで利用可能となっています。

熱海所記念病院(熱海市)…院内に託児所があり、24時間保育が提供されています。利用料金は1歳未満が15,000円、1歳以上が13,000円となっていて、小学生まで利用可能です。

袋井みつかわ病院(袋井市)…病院から近く、2ヶ所の保育園を利用することができます。託児料金の80%は、病院が負担しています。

西島病院(沼津市)…院内に託児所があり、0歳から6歳まで利用可能となっています。利用料金は平日が1日350円で昼食、おやつ付きとなっています。日曜保育、夜間保育についても受け入れられています。

共立蒲原総合病院(富士市)…院内に託児所があり、定員は1日15名までとなっています。月曜日から土曜日まで利用可能であり、利用料金は3歳までの2名まで、1日500円となっています。

湖山リハビリテーション病院(富士市)…院内に保育所があります。3歳まで利用可能で、夜間保育は月2回行われています。

伊豆保健医療センター(伊豆市)…院内に託児所があり、生後10ヶ月から4歳まで利用可能です。時間帯は、日勤帯のみとなっています。

熱川温泉病院(賀茂郡東伊豆町)…院内託児所で、24時間保育が行われています。

誠和藤枝病院(藤枝市)…院内に託児所が設置されています。

御殿場石川病院(御殿場市)…院内に託児所があり、生後2ヶ月から9歳まで利用可能です。利用料金は月15日以上の利用で1人目が月10,000円、2人目以降が5,000円、1日670円、6時間未満335円、2時間未満は無料となっています。

掛川北病院(掛川市)…院内に託児所があります。日祝は休みで、利用時間は午前8時から午後6時までとなっています。利用料金は月20,000円です。

静岡県の病児保所室付き病院一覧

甲賀病院(焼津市)…院内に託児所が設置されており、6ヶ月過ぎから満6歳未満まで利用可能となっています。ベッドが4床あります。

静岡済生会総合病院(静岡市駿河区)…院内に託児所があり、3歳に達した最初の3月末まで利用可能です。利用料金は一律月10,000円におやつ代となっています。夜間保育は、火曜日と木曜日にだけ実施されています。

静岡県の子育て施設情報

託児所

静岡県で託児所が多いのは、まず県庁所在地である静岡市、その中でも葵区、駿河区、清水区などが代表的です。

静岡市に次いで、浜松市、中でも中央区に託児所の多くがあります。

残りは、沼津市、三島市、島田市、富士市、焼津市、藤枝市、裾野市、清水町、長泉町などです。

静岡市と浜松市は、静岡県でも有数の人口集中地帯であり、働く看護師が多い市区町村なのです。同時に医療機関が多く、自然と人が集中しやすい環境が整っているとも言えます。

保育園・幼稚園

保育園・幼稚園の数は、ほぼ県庁所在地である静岡市に集中している傾向にあります。

中でも、静岡市葵区は県全体の中枢として機能しているため、ママさん看護師をはじめとして利用者数が多く、それに応じて保育園、幼稚園の需要が高くなっています。

次いで多いのは、駿河区、清水区、中央区など、いずれも人口の多い区となっています。

静岡市以外の市であれば、残りは沼津市、富士市、掛川市、藤枝市、富士宮市などです。

菊川市や伊豆の国市などは静岡県全体で見るとやや少なめに感じられますが、その分自治体の方での支援事業が盛んです。

静岡県の子育て子育て支援サービス

静岡県の子育て支援サービスとしては、自治体ぐるみでの一時保育事業、一時預かり事業が挙げられます。

分かりやすく自治体側から発信しているものだけでも、静岡市、浜松市、沼津市、三島市、富士市、掛川市、伊豆市、菊川市、伊豆の国市、牧之原市が一時保育事業を行っており、民間の保育園・幼稚園が見つからない時に利用できます。

私的理由による保育サービス、非定型的保育サービス、緊急保育サービスなど、母親側の緊急事情によって預かることが可能な支援サービスです。

子育て向けの賃貸マンション・アパート物件情報

子育て向けの賃貸マンション・アパート物件情報としては、分かりやすい例に静岡県の子育て世帯居住支援が挙げられます。

子育て世代を対象とした子育て世帯住宅取得資金利子補給制度などを導入し、経済的な負担を軽くする制度、賃貸住宅に住む予定の子育て世代に向けた家賃減額補制度などを利用できます。

他にも、三島市では子育て世代向けに独自の取り組みを行い、賃貸住宅を借りやすくしています。

静岡市のように自治体のホームページで直接物件情報が掲載されていることも珍しくありません。

部屋探しに役立つサイトとして有名な「いい部屋ネット」などでは、「ファミリー向け」という項目があります。

健やかに子育てを行うため、子どものために安全でキッチン設備の充実している物件が特徴的です。

また、通勤しやすく、子どもを送迎しやすいよう駅の近くに立地している物件情報を多く載せているという傾向があります。

静岡県で子育ての環境が良い街はどこ?

静岡県のママさん看護師にとってもっとも子育ての環境が良いのは、県庁所在地である静岡市、政令指定都市である浜松市といったように人口の集中している市区町村です。

静岡市では、児童手当、子育て世帯臨時特例給付金、子ども医療費助成制度などの助成金制度が充実しています。

子ども医療費助成制度は、0歳児から中学校卒業までの子どもを対象としている助成金制度であり、健康保険証と子ども医療費受給者証を提示することで医療機関を受診したその場で助成が受けられます。これができなかった場合は、払い戻し申請をします。

子育て世帯臨時特例給付金は、児童1名につき1万円までの給付金です。

浜松市では静岡市の助成金制度に加えて乳幼児医療費助成制度、小・中学生医療費助成制度という制度もあります。

乳幼児医療費助成制度は未就学児童が対象になっている制度であり、医療機関を受診した際に医療費の一部が助成される制度です。

小・中学生医療費助成制度は、同じ制度で小中学生を対象にしているものです。

看護師にとって身近な医療費の助成を受けられるため、安心して子育てすることができます。

義務教育を終えるまで助成金制度を利用することができるため、医療費について不安に思うこともありません。