美容外科や美容整形で身につけられるスキル

接客力・営業能力

美容関連における医院やクリニックでの業務には、一般の病院とは違って「接客」や「営業」という要素が大きく関わってきます。一般の病院では患者の看護というのがメインですが、美容関連の医院やクリニックでは、化粧品や美容器具、美容サプリメントなどの販売を勧めるといった業務も任されます。看護師であっても基本的にはサービス業という側面が強くなるため、そういったスキルが自然と身についてきます。

コミュニケーション能力

美容外科や美容整形で働いた場合には、コミュニケーション力やカウンセリング力といったスキルを磨くことができます。一般の病院とは異なり、病気の患者ではなく、主に外見に関するコンプレックスを抱いた人が対象者です。そのため、仕事内容としてもまずは、来院された人の悩みを親身になってヒアリングし、カウンセリングによって信頼関係を構築し、サービスのセールスを行うということが求められます。

一般の病院では、看護師は患者の病状を把握し、後のことは医師の指示に任せるというのが基本となりますが、美容外科や美容整形では、自身の判断によってその人のためになる施術を提案し、販売するということが必要です。

一般の病院看護師から美容関連の医院やクリニックへ転職した場合には、初めはこういった業務内容に戸惑うという看護師も少なくはないようですが、多くの医院やクリニックでは事前に教育が行われているため、安心して挑戦することができます。

美容外科や美容整形の関連資格

エステティシャンやアロマセラピスト、リフロクソロジー

こういった資格は、就職の際に必ず求められるというわけではありませんが、持っていると転職に有利となる傾向があるため働きながら取得資格を目指すという看護師が多くいます。資格の中には通信講座で取得できるものなどもあり、美容関連の医院やクリニックで働きながら資格を取得したのちに、美容サロンを独立開業するという人などもいます。また、自分自身の美を追求することを目的としても取得を目指す人が多くなっています。

語学関連の資格

働きながら取得を目指すことができる資格としては、最近では語学関連の資格が人気です。近年では、美容関連の医院やクリニックが、美容観光として外国人旅行客を取り込もうとするといった傾向があります。そのため、ビジネスに力を入れている医院やクリニックでは、看護師にも働きながら外国語のスキルを身につけさせたり採用の段階で外国語の話せる看護師を求めるといった傾向があります。

語学関連の資格としては、TOEIC650以上というのが業務で求められる目安となっています。ただし美容外科や美容整形では、美容や施術に関する専門的な語学力も必要となるため、日常会話だけではなく専門的な語学力も働きながら身につけることができます。

看護師としての+α
看護師として、プラスアルファの資格を取得するということは将来的にもさまざまな場所で重宝されるということが予想できます。また、大きなステップアップへと繋げることができ給与等についても、一般の看護師よりも高い待遇を期待することができます。

美容外科や美容整形の中には、こういった資格取得を積極的に支援してくれているところなども多くあります。