行政保健師の求人と採用対策
市町村保健師
都内で保健師の求人を出す市町村はそれほど多くなく、募集を行わない年があったり募集を行っても募集人数が1人から2人程度であったりというケースが多くあります。
そのため、市町村で働きたい場合は、募集情報を見逃さないようにすることと、合格のために日頃から試験対策を行ったり経験を積んだりしておくことが重要です。
また、業務で活かせるような資格を取得しておくのも良いでしょう。
保健所保健師
東京都の行政保健師は、多摩地域と伊豆諸島・小笠原諸島などにある保健所、都庁、精神保健センターで働くことになります。
平成23年度以前は採用予定人数が数名程度でしたが、平成24年度以降は増加傾向にあり、平成26年度は10名。
これまでの合格倍率は2.9倍から7.2倍で、最近では合格倍率が低くなってきています。試験は年に1回で、1次試験(筆記)と2次試験(口述)があり、採用人数は比較的多いですがチャンスは年に1度なので、試験に合格するための対策はしっかり行う必要があります。
病院保健師求人と採用対策
東京都では23区内に保健師求人を出している病院が多く、23区以外では八王子市や町田市などで募集を行う病院が見られます。医療機関などでの業務経験を持たない人でも応募可能な職場が多くありますが、経験や能力に応じて基本給の金額を決定する職場も多くあります。
また、中には経験者を優遇する病院も見られ、経験を持つ人の方が採用面・給与面で有利となることが多いです。
1年を通して様々な病院で募集が行われていますが、職場や仕事内容によっては競争率が高くなるケースもあります。そのため、より採用に近づくために、仕事で活かせる資格を取得したり短期の仕事で経験を積んだりしておくと強みになることがあります。
大学、学校(養護教諭)求人と採用対策
東京都内には、地域に関係なく多くの大学や学校がありますが、学校の医務室や健康管理センターなどでの募集はそれほど多くありません。また、学校での仕事は人気も高く保健師免許を持つ看護師からも注目されているため、求人が出される際には応募者が殺到し倍率が高くなる傾向にあります。
特に、大学の医務室や健康管理センターなどの仕事は人気が高く離職率も低いため、学校での勤務を希望するのであれば日頃から情報収集を行って情報を逃さないようにすること、いつ募集が行われても応募できるように常に備えておくことが重要です。
産業保健師求人と採用対策
東京都は日本の首都で多くの企業が集まっている地域であるため、全国的に見ても企業の医務室や健康管理センターなどからの求人は多く見られます。
しかし、企業の医務室などでの仕事は家庭と仕事を両立しやすいため人気が高く、募集人数の割に応募者は多く殺到します。また、企業の場合、保健師を含め医務室で働くスタッフは数人程度であることがほとんどで、即戦力となる人材を求める傾向も見られます。医療機関などでの実務経験や産業保健関する業務経験を求められることも多いので、様々な職場で経験を積んでおくとアピールポイントになります。
その他求人と採用対策
東京都内で見られる求人の中には、健診センターから出されているものもあります。新宿区や台東区、中央区、千代田区など23区に多く見られますが、八王子市などでも募集を行う健診センターが見られます。
また、健診センターに限らず、地域包括センターや特別養護老人ホーム、高齢者相談センター、社会福祉協議会といった福祉に関連する機関・施設でも募集が行われており、23区のほか武蔵村山市や小平市などでも募集があります。
このような施設では、未経験者でも応募可能なものが多い傾向にありますが、経験者を優遇する職場では経験内容を限定している場合もあるので、健診だけでなく健康指導の経験を積んだりカウンセリング関連の資格を取得するのも採用対策の1つです。
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