埼玉県の行政保健師求人と採用対策

市町村保健師

埼玉県内において保健師の募集は比較的多く、埼玉県が主催する保健師説明会などに参加すると希望する条件に合った保健師の求人を見つけやすくなります。

毎年夏には埼玉県内市町村職員採用合同説明会が実施され、保健師を含む行政にかかわる専門的な説明から市町村別に行政保健師の説明も行われています。

求人倍率は非常に高いため、実際に職員からのアドバイスを受けると参考になります。

保健所保健師

市町村合併に伴い埼玉県内にある保健所の数は減少していますが、保健師の数は年々増加しています。人口の増加、高齢化問題、2025年の超高齢化社会対策として保健師が必要とされているためです。

埼玉県では毎年行政保健師の募集をしていますが、採用枠には限りがある上に公務員試験もあるため競争率は非常に高い状況です。

対策としては、埼玉県のホームページや広報誌などで告知されるため見逃さないようにして、保健師業務に役立つ資格を取得するなどの準備もしておきたいところです。

病院保健師求人と採用対策

埼玉県における病院保健師の求人は、さいたま市がある中央地域をはじめとして埼玉県内全域で出されています。勤務形態は様々であり常勤・日勤だけ、パートなどといったように条件を選びやすい傾向もあります。

臨床現場経験がなくても採用可としている病院もありますが、ほとんどの病院では臨床経験者優遇などといったように条件を付けています。

また、病院保健師として働くために役立つ資格を持っていると採用にあたって有利になるため、資格の取得、臨床現場経験を積んでおくなどの必要があります。そうすると給与や待遇面でも優遇されることがあるかもしれません。

大学、学校(養護教諭)求人と採用対策

埼玉県は都心へのアクセスが便利であるということもあり、さいたま市、川口市などの中央地域や新座市、所沢市、坂戸市といった市町村がある西部地域、春日部市、三郷市などがある東部地域はベッドタウン化が進み区画整理なども行われています。

そのため、近年は人口が増加傾向にあり私立小学校や中学校、高校の数も年々増え、大学もおよそ60校のキャンパスが県内にあります。

しかし、それでも大学・学校での保健師求人は決して多くありません。その理由は、やはり給与や待遇が好条件であるために人気も高く、退職率も低いために求人数があまり多くないのです。

最近は心理カウンセリングなどに力を入れている学校も多いため、心理カウンセラーなどの資格があると採用には有利になるかもしれません。

産業保健師求人と採用対策

埼玉県は東京都に隣接していることもあり、都内から埼玉県内に移転してくる企業や工場を新設する企業も増えています。ただ、ひとつの企業で保健師の採用枠は1人から2人というように少なく、なかなか人の入れ替わりもありません。

また、企業側も知り合いの紹介などによって採用するというケースが少なからずあります。

そのため、産業保健師の求人を見つけた時にはすぐに行動することのできる状態にしておくことが大切です。知り合いがいれば紹介してもらうこともひとつの方法です。

履歴書や職務経歴書の書き方、面接も重要なポイントとなり注意する必要があります。さらにコミュニケーション能力やパソコン操作能力も重視されるため、エクセルやワードは使うことができるようにしておいた方が良いです。

その他求人と採用対策

埼玉県内の保健師求人で比較的多い募集元は健康管理センター、地域包括支援センターなどです。また、老人ホームや介護施設などといった福祉施設からの求人が非常に多いです。

中央、西部、北部、秩父、東部といったすべての地域において様々な保健師求人が出されていることも埼玉県の特徴です。

保健師として働くフィールドの幅が広いため、自分の希望する保健師としての働き方を見つけることが大切です。そのためにも日頃からいろいろな実績と経験を積み、有利になる資格を取得することが必要です。