岡山県の行政保健師求人と採用対策

市町村保健師

岡山県内で保健師の求人を出している市町村はそれほど多くないものの、岡山県では市町村における新任保健師の教育を都道府県保健所が担うことになっているため市町村へ出向いての支援が行われています。市町村で働きたいとなれば募集情報を見逃さないようにしなければならず、公務員試験にも合格しなければなりません。

また、県市町村職員相互派遣制度要綱に基づき、市町村からの要請により県と市町村の人事交流制度として1987年度から保健師相互派遣を実施しています。23市町で勤務する40人の保健師と、公務員としての視野拡大を目的に相互交流が行われているのです。

人事交流について市町村保健師の側からは、保健師の業務や役割についてよく理解することができたなどといった意見が出されています。

保健所保健師

岡山県の保健所保健師の勤務先は主に都道府県などの保健所、保健センターなどで各施設での保健指導などにあたっています。地域の人達にとって最も身近な立場にある仕事であり、やりがいも十分に感じられる仕事です。

岡山県では保健所保健師の採用について年齢制限を設けていますから、採用試験へ出願するにあたっては自治体が発行している広報誌やホームページなどをチェックする必要があります。

病院保健師求人と採用対策

岡山県には井原市立井原市民病院や岡山市立市民病院、岡山大学病院、川崎医科大学附属川崎病院、倉敷紀念病院、国立病院機構岡山医療センターなどといった大規模な総合病院を中心として保健師の職場があります。

病院保健師の仕事は多岐に渡り、総合病院だと診療科目も多く子どもから高齢者までの健康管理にあたるべく仕事をします。24時間体制だと保健師としての仕事だけでなく看護師としての役割も求められるケースもあり、どちらの役割を果たす気持ちでいなければなりません。

病院でも保健師のニーズは高まっている傾向があり、今後も活躍の場は増えていくことが予想されています。

岡山県では経験を持っている保健師が給与面や採用面で有利になっています。もちろん資格は持っていても保健師としての実務経験がない人、ブランクがある人も対象に含めて応募が受けつけられているため、求人情報は常に確認したいところです。

大学、学校(養護教諭)求人と採用対策

岡山県では岡山県立大学や中国短期大学、山陽学園大学、川崎医療福祉大学などの医務室や保健管理センターに保健師が勤務しています。学校保健師の求人は人気が高く、希少求人として扱われている場合も少なくありません。

その他、県内の小学校や中学校、高校で養護教諭として勤務するためには、養護教諭の資格も必要とされます。看護学生が養護教諭の資格を取得する上では保健師の資格を取得することが最も近道であり、保健師免許を取得すれば養護教諭2種の免許を申請することができます。病院などではなく学校で勤務したいということであれば、養護教諭の資格も目指す必要があります。

産業保健師求人と採用対策

岡山県には水島コンビナートを中心として石油精製所や大手の製鉄所、自動車工場など多く立地していて、広島県や香川県といった地域とともに東瀬戸経済圏を形成しています。そういった一般企業において保健師の募集が出されていて、医務室に常駐するほか健康診断などを担当しています。

岡山県の産業保健師の求人を探す上では地域の特徴についてもよく確認し、県内で最も人口が多く製造業や食品メーカーなどといったさまざまな企業や工場がある岡山市、自動車メーカーや鉄鋼メーカーなどが多くある倉敷市、企業や工場がある津山市を中心に求人を探せば見つかりやすいです。

特に、岡山市の北区や南区で企業が集中していて産業保健師の求人募集も目立っています。

その他求人と採用対策

岡山県内で見られる保健師求人は、デイサービスセンターや介護老人保健施設によるものも多くなっていますが、健診センターからも求人募集は出されていて未経験者でも応募することが可能です。