広島県の行政保健師求人と採用対策

市町村保健師

広島市の市区町村では、1年に1度の割合で保健師の採用試験を実施していて、保健師採用試験の情報は各市区町村のホームページ内にある市民生活・職員採用のページで閲覧することができます。

特に広島市の各区で勤務している保健師の数は充実しているため、必ずしも毎年試験が行われている訳ではありません。正職員の採用試験が行われていない場合には、代わりに非常勤保健師の募集が行われていることもあります。

試験自体は面接や作文、身体検査といった内容で、定例の一次審査や二次審査といったように大がかりな採用試験ではなく、知識よりも人間性が重視される傾向にあります。仕事内容としては、職員などに対する保健指導や保健相談が業務です。

近年の広島県における市町村保健師の採用では倍率が10倍を超えていて、年々その倍率は高くなっています。

保健所保健師

広島県内には14市5郡9町があり、県内の各地に西部保健所、広島市中保健センターなどの保健所や保健センターがあります。

2014年には5人が採用されていて、採用試験では一次試験として筆記試験、二次試験として面接が行われています。県職員の採用には年齢制限があり、広島県だと以前は29歳だったのですが、34歳に引き上げられています。

市町村に比べると採用人数も多いのですが、年齢制限もあるため受験しようとすれば早めの対応が必要とされます。

病院保健師求人と採用対策

広島県では広島市、尾道市などといった県内各地の病院において、併設されている健康管理センターなどに勤務する保健師を募集しています。健康診断や健康相談が主な仕事であり、パソコンを使っての情報管理が通常ですからパソコンのスキルがあれば即戦力として重宝されます。

病院によっては保健師と看護師を兼任している場合も少なからずあり、普段は看護師として働き、検診などの際には保健師として健康相談に対応するといったケースも珍しくありません。どちらの実務経験もあれば、さらに待遇面は良くなります。

大学、学校(養護教諭)求人と採用対策

広島県内には13校の大学と5校の短大をはじめとして多くの学校があります。しかし、全ての学校に保健師がいるというわけではありません。

福山市などでは保育園でも保健師を配置している場合がありますが、安定した待遇などで人気は高く、離職率が低いため求人数は非常に少なくなっています。

学校で勤務をするならば健康管理はもちろん、ケガの手当てや心のケアも必要とされるため、応急処置やメンタルケアについての知識やスキルがあると採用選考にあたっても有利になります。

一般の求人情報サイトではなく、学校のホームページなどで募集されている場合もあるため様々なツールを使うと良い求人が見つかるかもしれません。

産業保健師求人と採用対策

広島県は中国地方における産業や経済の中心的なエリアで、県内には多数の企業が本社を置いて活動しています。そういった企業でも保健師を置く動きが出てきていて、募集も出されています。

ただ産業保健師は、勤務体制として家庭と仕事を両立しやすいということで人気が高く、求人としては見つかりにくいです。

募集では即戦力となることのできる人材が求められているため、経験やスキルがあることで採用されやすい傾向もあります。

その他求人と採用対策

広島県では、広島市内や福山市などにある地域包括支援センターの職員、社会福祉法人が運営している老人ホームや特別介護老人ホームなどといった介護関連の仕事で保健師の募集が増加傾向にあります。

仕事の内容としては保健師としての仕事に加え、施設職員の補助的な仕事を任される場合もあります。介護についてもあらかじめ知識を持っておきたいところです。