愛媛県の行政保健師求人と採用対策

市町村保健師

愛媛県においては毎年6月下旬に市町村保健師の採用試験が行われていて、採用条件として定員が3人とされている場合も多く、採用枠が少ない中で競争率は高くなります。

採用試験の内容は、保健福祉分野に関する専門知識のほか統計学、福祉行政などに関する知識も問われる問題が中心になっているため、それぞれの分野で基本となるデータなどもしっかり把握しておく必要があります。

出願日時や採用試験の日時は毎年違っていますから、情報は間違いなく確認しておかなければなりません。

保健所保健師

愛媛県内における保健所保健師は緩やかながら年々増加傾向で推移しています。主な配属先は本庁にあたる保健福祉部や保健所、児童相談所、心と体の健康センターなどです。

実際の業務では、医療福祉などの幅広い分野で健康相談などを担当します。

採用試験では一般教養や専門的な知識について出題され、二次試験へ進むと作文試験やグループディスカッションが行われています。

2013年度の採用試験では二次試験の作文・グループディスカッション共に愛媛県の特徴をテーマとしたものでした。

愛媛県庁のホームページでも掲載されているため、事前の対策として参考にすることもできます。

病院保健師求人と採用対策

愛媛県内における病院保健師の求人はそれほど多くはありませんが、傾向としては規模の大きな総合病院を中心にして募集されています。そのため、地域の小さなクリニックなどといった環境ではまず求人を目にする機会はありません。

簡単に求人が見つかるわけではないため、意識的にしっかり情報収集をすることが必要です。

大学、学校(養護教諭)求人と採用対策

愛媛県には愛媛大学や愛媛県立医学大学、松山大学、聖カタリナ大学、松山東雲女子大学などの大学があります。学内に保健室を設置している大学は多く、保健師が日中を中心とした勤務体制で学生や教員に対する健康指導や環境整備を実施しています。

大学保健師の求人募集が出されている場合は大部分で定員が1人だけに限られているため、機会を逃さないよう慎重な求職活動を慎重に行うことが求められます。学校の養護教諭ということであれば免許も必要とされるため、別途の対策も行わなければなりません。

産業保健師求人と採用対策

愛媛県では様々な産業が栄えていて、地域の中心部として物流や製造業の事業所が多く見られる新居浜市、人口比率が高い今治市などでは産業保健師の求人が比較的多く見られます。

食品加工業のヤマサや日本食研といった有名企業などでも保健師を募集している場合があり、従業員の健康や職場環境の管理にあたっています。

松山市でも製造業などの企業が多く、産業保健師として働くチャンスは確実にあります。ただ、実務経験のある人材が求められる場合も多いため、ある程度保健師としてのキャリアを積んでから応募するとことで採用の可能性は高まります。

その他求人と採用対策

保健師求人では、検診センターや福祉施設、地域包括支援センターなどの現場によって積極的に募集されている傾向があります。共通して健康管理や福祉に関する相談や行政業務などが中心的な業務であり、健康センターでは関連資格として健康医療コーディネーターといった資格もありますから、新しい知識を学びながらより深い知識を学ぶ姿勢が大切です。

高齢者福祉施設などでは看護師と同じ業務を行うケースも多いため、募集元の情報をしっかり調べておく必要があります。

看護師の資格を持っていなければ保健師になることはできませんが、誰もが実際に現場でどちらの仕事も経験しているわけではありませんから、業務が重なると過大な負担になる可能性もあります。