茨城県の行政保健師求人と採用対策

市町村保健師

茨城県の各市町村において募集されている保健師の採用人数は、その時々によって異なっています。求人枠は少なく、それぞれ勤続年数が長いということもあって、産休や育休に入るタイミングで求人募集が出される傾向もあります。

人気も競争率も高いため、常に市町村のホームページや広報誌などで求人についてチェックし、募集の出されたときにはすぐ行動することができるよう準備しておくことも大切です。

保健所保健師

茨城県で保健師として採用された場合には、勤務先として保健所や保健予防課、笠間市にある県立友部病院などに配属される場合が多いです。

公務員になるので給与や待遇も良く、そのため人気が高い職場であり併せて倍率も高くなり、更に保健師の資格を持っている以外に公務員試験にも合格しなければならないため、道のりは簡単なものではありません。

保健師としての勉強だけでなく公務員試験の勉強も併せて行い、実務で役立つ資格も積極的に取得しておきたいところです。

病院保健師求人と採用対策

茨城県は、政令都市がない県としては最も人口が多く、特に北部では定住者が多いため高齢化が進んでいます。都市開発が進んでいる南部では新たな病院が増え、定住者への支援が必要とされる北部では福祉施設が増えている状況です。

病院保健師の求人募集はやはり開発が進んでいる南部に集中し、県庁所在地である水戸市周辺の地域においても多く見受けられます。

夜勤がなく生活サイクルも乱れることがないため人気があるとともに競争率も高くなりますが、経験者や臨床現場経験がある人は優遇される傾向にあるため経験と実績を重ねておく必要があります。栄養士や介護福祉士など、病院保健師として役に立つ資格があると採用面でプラスになります。

大学、学校(養護教諭)求人と採用対策

茨城県内には私立の小学校、中学校、高校を合わせると40校以上があり、私立の幼稚園も含めるとかなりの数になります。大学は短大を含めて14校があるものの、大学保健師の募集はそれほど見られていません。待遇が良いということもあり、人気も高く募集枠も非常に少ないことが理由として挙げられます。

それでも募集が出される場合は、都心から近い南部地区に集中しています。新学期のシーズンになると退職者が出て募集されることもあるため、勤務を希望する場合はそれに合わせて情報を集める必要があります。

スクールカウンセラーや心理カウンセラーなどの資格もあると、学校保健師として仕事の幅を広げることができます。

産業保健師求人と採用対策

茨城県北部にある日立市には、大手電気機器メーカーである日立製作所とその関連企業が多く立地し、それに伴いひたちなか市においても工業化が進んでいます。高速道路が整備されアクセスも便利になり、小美玉市の岩間インター付近には多くの企業や工場が並んでいます。

しかしながら産業保健師の募集は多くなく、求人は日立市周辺や常磐線沿線に集中しています。その多くは正社員や契約社員での採用がほとんどであるため、自分の条件で働くことを優先させるよりも、まずは求人のある産業保健師として働くことを第一に考えておかなければ茨城県内で産業保健師の仕事に就くことは難しいでしょう。

その他求人と採用対策

茨城県では、高齢化社会に向けて老人ホームやデイサービスなどといった福祉施設で保健師が多く募集され、特に定住者が多い北部地域での募集は多くなっています。

また、治験コーディネーターや臨床開発モニター、原子力施設が多い東海村周辺地域でも保健師を募集していることがあります。

その他、地域包括支援センターでも保健師を多く募集している傾向があり、募集の多くは新聞の求人広告やハローワーク・求人雑誌などで探すことができます。