沖縄県の行政保健師求人と採用対策

市町村保健師

沖縄県の医療では、へき地・離島への対応が取り組むべき課題となっていて、地域の保健を担う市町村保健師においても離島の人材不足が問題となっています。

へき地・離島部の市町村保健師は、県の福祉保健部医療課も人材確保の支援をしているためそれらの情報をこまめに確認すると有効に活用できます。

各自治体からも臨時保健師の募集があり、それらの地域は那覇市や糸満市、沖縄市、浦添市、宜野湾市、うるま市などの本島主要都市、離島部の粟国村や伊江村などです。

市役所のホームページのほかに、沖縄県臨時保健師採用の専用掲示板に随時掲載されているのでこまめに確認し、臨時などの仕事を通して経験を積むようにするのも有効です。

保健所保健師

県内の保健所は、県が運営する本島3カ所、離島部2カ所の計5カ所と那覇市が運営する那覇市保健所があります。

県の保健師採用では、宮古、八重山といった離島部への異動の可能性もあり、海で隔てられた広い範囲を受け持つ必要性や医療施設・従事者が不足している地域医療を担う一員としての業務への積極性や責任が求められることも念頭に置いておく必要があります。

沖縄県では、平成25年度に若干名の保健師採用がありました。試験は教養試験と作文試験で、合格者のみ適性試験と面接試験を実施。

しかし、採用は毎年あるわけではなく狭き門です。情報を逃さないようにするとともに、試験に向けての準備を怠らないようする必要があります。

病院保健師求人と採用対策

那覇市を中心に、総合病院に付属する健診センターなどで保健師の採用があります。その施設は、うるま市の中部病院や名護市の北部病院、南風町の南部医療センター、離島・へき地医療の中心となっている宮古島市の宮古病院、石垣市の八重山病院などの県立病院です。

その他にも、那覇市の那覇市立病院、浦添市の浦添総合病院、北谷町の中部医師会検診センター、名護市にある北部医師会病院があります。

しかし、これらの病院での保健師採用は看護師採用に比べて希少であるため情報をしっかり集めておく必要があります。また、採用時にアピールできるように健康相談など業務に活かせる経験を積んでおくようにするのも良いでしょう。

大学、学校(養護教諭)求人と採用対策

県内には琉球大学の保健管理センター、名桜大学や沖縄大学、沖縄県立芸術大学の保健室など保健室をもつ大学があります。現在のところ、特に保健師を指定して採用するところは少なく、看護師資格での募集がほとんどです。

しかし、学生や職員の健康問題が顕在化している昨今、今後は学生や職員の健康相談に力を入れるために保健師の採用が進むかもしれません。

採用情報とともに、学校側や地方自治体などの教育行政についての情報も集めておく必要があります。

産業保健師求人と採用対策

大手企業が少ない沖縄県では、産業保健師の採用が多いわけではありません。

しかし、県をあげてIT企業やコールセンター、金融関連企業の誘致を行っており、税制上の優遇があることからいくつかの企業も進出してきています。また、産休代替えの臨時産業保健師の募集や産業看護師としての募集でも保健師資格があると優遇される求人も出てきているので、情報をしっかりと集めて今後の動向に注意しておく必要があります。

カウンセリング能力など業務に必要な資格を取得しておくことも有効です。

その他求人と採用対策

県内では、那覇市や宜野湾市、読谷村など沖縄本島全体で地域介護を担う保健師の需要が高まり、地域包括センターで介護予防や健康相談の業務に携わったり、地域住民の健康指導を行ったりするなど保健師としての専門性を発揮できる募集が多くなっています。

また、訪問看護などのスケジュール管理や中国に赴任して主要都市を巡回しながら地域ケアについての後進の指導にあたるなど、管理職としての仕事もあります。チャンスを活かしてキャリアアップするために、自分の経験やスキルを棚卸して、応募の際にアピールできるようにまとめておくと良いかもしれません。

高齢者介護についての専門知識やスキルを獲得したり、社会保障制度についての知識を深めておけばアピールポイントになるはずです。